中国旅行で気になるWiFi事情とは?快適に現地でインターネットを利用する方法と注意点を解説!

中国は日本からも程近く日本人にとっても非常に人気が高い国の一つです。

2018年の日本政府観光局(JNTO)の調査では日本国内からの海外旅行客数はアメリカ、韓国に次いで第3位となっています。

実は中国は独自の情報通信統制を行なっている関係上、現地でインターネット接続を行うには事前知識が必須というのはご存知ない方も多いのではないでしょうか。

本記事では中国本土でのインターネット事情を踏まえて、旅行やビジネスで使える最適なインターネット手段について解説していきます。

pman normalピーマンくん

先生!中国って厳しい情報規制があるって聞いたけど…ちゃんとインターネットってできるの?

tomato oji

実は中華人民共和国は「金盾」という強固なセキュリティシステムが働いておってのう…NGワードは検索結果に出なかったり、Googleなどのアメリカベースのサービスなどは使えなくなっておるんじゃ…

pman sadピーマンくん

えー!!!それは困る…中国でもちゃんとインターネットに接続する方法ってないの?

tomato oji

あるにはある…じゃがちょっとデリケートな話になっているので順を追って説明してくぞい。

河村亮介
監修者

回線サービスの比較専門家

河村亮介(カワムラリョウスケ)

「あなたにぴったりのサービスを」をコンセプトに活動するモバイル回線選びの専門家。徹底した通信速度測定に定評がある。回線系比較サイト「GreenWaves」運営/WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表

目次(タップしてジャンプ)

中国のインターネット事情について

中国では実は自由にインターネットができないということはご存知でしょうか?

政府が主導する「金盾(グレートファイヤーウォール)」と呼ばれるインターネット規制が敷かれており、中国国内から閲覧できるコンテンツが大幅に制限されています。

まずはこの「金盾」について事前に学んでいきましょう。

中国政府の意向により厳しいインターネット規制「グレートファイヤーウォール(金盾)」が存在する理由

china wifi1

まずファイヤーウォールというのは、外部からの不正アクセスに対して内部ネットワークを保護するための仕組みのことを指します。

ではグレートファイヤーウォールとはどのようなものなのでしょうか?

「グレートファイアーウォール」とは中国におけるネット検閲システムのこと。

https://cybersecurity-jp.com/security-measures/6729

このようにグレートファイヤーウォール(金盾:きんじゅん)は中国全土(香港・マカオは除く)で敷かれているネット検閲システムのことで、中国国内では政府の検閲を通過したウェブサイトのみしか閲覧できない状態となっています。

監視対象サイトは多岐に渡っており、私たちが「え?こんなサイトも見れないの?」というものまで幅広いコンテンツの閲覧が制限されているのはご存知ない方も多いでしょう。

検閲対象のサイトや検索ワード
  • 中国政府に批判的な内容
  • 当局にとって検索されたくない内容
  • FacebookやTwitter、Instagram、LINE、WhatsAppなどの国際的なSNS(WeiboはOK)
  • アダルトサイト
  • YouTubeやニコニコ動画、Hulu、Netflixなどの動画サイト
  • Googleサービス全般
  • Yahoo!サービス全般

など

pman sadピーマンくん

僕の大好きなTwitterが見れない…
ウェイボーは中国語だらけで読めない…
検索エンジンもGoogleが使えないからインターネットで検索するときはBaidoになるんだね…

中国政府がグレートファイヤーウォールを敷いている理由としては、民主主義を促進しないため、暴力やポルノなどを統制するためと言われています。

例えば中国国内で地図を見ようとしても通常であればGoogleMapすら開くことができません。

また、TwitterやLINEもできないため情報収集すらできないという現状があります。

当然、Androidスマホの方はアプリは全てGoogle Play ストアを介しているためダウンロードできず、iPhoneをお使いの方でも中国のAppleストアでは日本IDではダウンロードすることができません。

このように徹底的な情報規制により、たとえ中国国内に住まない観光客でさえも自由に情報のやり取りができないという現状があるのです。

tomato oji

お国事情ということもあるため、なかなかこの辺りについてはデリケートな話じゃのう…

グレートファイヤーウォールの仕組み

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画像参照:ベストvpn.jp

グレートファイヤーウォールの仕組みとしては下記のようなブロッキングシステムが働いています。

グレートファイヤーウォールの仕組み

DNSによるアクセス制御

インターネット上のコンテンツはURLという個別の識別住所が振り分けられています。このURLが中国政府のブロック対象となっている場合、アクセスすることができません。

特定キーワードによるブロック

政治的なキーワードや中国共産党に関するワードは全て規制対象となっているため表示できません。(具体的なキーワードの言及は避けます)

接続対象サイトに対するスキャン

仮に接続できたとしても、その閲覧内容は中国政府が自由に検閲できる状態となっているため常にチェックされていると言っても過言ではないでしょう。閲覧した結果、政府にとって問題となるようなワードや情報が掲載されていた場合、接続が遮断される場合があります。

グレートファイヤーウォールを回避するための2つの方法

このように、通常であれば、中国国内では、国外への通信が大幅に制限されるため、日本にいる時のように快適にインターネット接続を行うのは難しい状況です。

この状況を回避するための手段が2つ存在します。

情報統制を回避するための手段
  • VPNを利用する
  • 国際ローミングを利用する

順に見ていきましょう。

中国旅行・中国赴任(出張)で必須の「VPN接続」とは?

china wifi2

情報統制を回避するための手段の一つが「VPN」という仕組みを用いる方法です。

VPNはVertual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)の略で、専用の仮想トンネル(暗号化トンネル)を通してインターネットを行うことで第三者による通信内容の閲覧を防ぎ、安全に通信を行うための技術のことを指します。

本来であればテレワークなどを行う際、社内の機密情報に外部からアクセスしたときに情報を第三者に見られないようにするために用いられますが、中国国内での利用の大半はこの情報規制を免れるために利用されているのです。

前述したように中国では「金盾」によるインターネット規制があり、通信内容が国によって検閲されていることで国外へのアクセスは閲覧がブロックされてしまいます。

しかし、VPNを用いて通信を行うことで通信内容が秘匿化されるため、中国国内からでも国外にアクセスできるというわけです。

ただし、暗号化トンネルを通る以前に中国国内のネットワークを介してしまうため、VPNを利用する前に規制される可能性も含んでおり、すべてのVPNサービスが「壁越え」できるわけではありません。

無料VPNサービスのほとんどが規制対象となっているため、個人でVPNを契約する場合は有料のものが望ましいでしょう。

Kawamura top R 1監修者:河村

VPN対応と謳っているモバイルルーターサービスでは、個人が個別にVPNを契約する必要はありません。

VPNサービスでは中国国内の規制対象のネットワークではなく、規制対象となっていない香港やマカオのネットワークを介して通信できるサービスであれば問題なく日本国内と同様にインターネットが行える可能性が高いようです。

tomato oji

政府側もVPNの存在を認識していないはずがないので何かしらのペナルティを課せられる可能性もあるので、あくまでも利用については自己責任じゃのう…

国際ローミングを利用する

もう一つの回避手段が、「国際ローミング」を利用する方法です。

国際ローミングとは、現地のキャリアではない通信事業者が、現地の通信事業者の電波を借用して通信を行う方法を指します。

この「国際ローミング」は、規制の対象外となっているため、日本国内にいるときと同じように通信することが可能となるのです

例えば、ドコモのスマホを中国で利用する場合、国際ローミング接続を許可していれば、現地の「中国聯通香港(China Unicom)」などの電波を使ってインターネット接続が可能となります。

ahamoのように設定なして利用できるものもあれば、事前に「海外パケットパック」を申し込んで利用するものがあるなど様々です。

また、中国専用のプリペイドSIMカードに関しても、国際ローミング対応のものが多く存在しています。

海外専用のポケット型Wi-Fiであれば、無料でVPNに対応しているものや、国際ローミング回線を使用して通信をするものが多くあるため、費用を抑えてかつ、安心して中国でのインターネット接続が可能です。

さらに安心したい場合は、国際ローミングに加えてVPNアプリを利用する

国際ローンミングを用いて、さらに安心してインターネット接続を行う場合は、事前に「有料のVPNアプリ」をインストールしておきましょう。

中国国内ではGoogleサービスが利用できないためインストールすること自体が難しく、iPhoneの場合も日本のApple IDでは中国のApple Storeにアクセスできないため注意が必要です。

Kawamura top R 1監修者:河村

2017年6月に施行された「サイバーセキュリティ法」により、無料のVPNアプリでは中国国内では通信できなくなりました。
MillenVPNやAVAST VPN、NordVPNなど有料のものを利用する必要があります。

情報参照元:https://lifepepper.co.jp/china/firewall/

中国旅行で使えるインターネット手段とは?

以上のように中国国内ではグレートファイヤーウォールによる情報規制があり、観光客であっても自由なインターネットができないということがわかりました。

実際に中国へ旅行へ行った方がどのようにインターネットをしているのか口コミや評判を踏まえて、中国国内でのインターネット手段を解説していきます。

中国のインターネット手段
  1. 海外専用モバイルルーターをレンタルする
  2. フリーWiFiに接続する
  3. プリペイドSIMカードを購入する
  4. キャリアの海外パケット定額サービスを利用する

1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】

海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。

海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。

SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。

さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。

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  • インターネットを安全で快適に使える
    フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。

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  • 事前受け取りや帰国後の返却ができる
    出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。

  • 最大10台まで同時に接続できる
    家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。

  • 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
    従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
    当サイトおすすめ海外用レンタルポケットWi-Fiは、国をまたぐ度に変更していた設定や手続きが一切不要なため、世界135ヶ国で手軽に周遊利用できます。

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2.無料で使える「フリーWiFi」に接続する

中国は日本と同等、もしくはそれ以上に無料Wi-Fiスポットの整備が進んでいます。

空港やホテル、街中のカフェやレストランなど、上海や北京などの大都市ほど整備が進んでいるようです。

空港での利用は電話番号の入力とSMS認証で利用が可能ですが、中国国内で利用できるSMS機能付きの電話番号が必要になります。

地下鉄にある無料WiFiを利用する場合は空港よりもさらに詳細な情報入力が必要な「利用者登録」が必要です。

このように観光客が公共機関の無料WiFiを利用するのは難しいと考えても差し支えないでしょう。

また、中国国内の無料Wi-Fiは一部地域を除いてインターネット規制の対象となり、前述したようにLINEやTwitterなどのSNS、Googleサービス全般は利用できません。

これらの無料Wi-Fiで日本同様にインターネット接続を行いたい場合は「VPNアプリ」が必須となります。

3.プリペイドSIMカードを購入する

中国国内での通信大手キャリアは下記の3社となっています。

中国全土の接続に強いのは「中国移動(China Mobile)」となっており、北部の通信に強いのが「中国聯通(China Unicom)」、南部で強いのが「中国電信(China Telecom)」です。

プリペイドSIMカードは、お使いのスマートフォンのSIMカードと入れ替えて使用することで現地でのインターネット通信が可能となります。

SIMカードの入れ替えに関してはご自身でやったことがない人がほとんどで、通信設定が必要だったり、お使いのスマートフォンが中国本土の周波数帯域(Band)に対応しているか調べるなどの事前準備が多く、通信系に詳しい人以外にはあまりおすすめできません。

SNSでは香港や台湾で使用できるSIMカードを購入したという口コミは多数見られましたが、中国本土で利用できるSIMカードはまったく見かけませんでした。

現在の中国では銀行口座を持っていない方がSIMカードを契約することが難しいという状況があるようで、中国に銀行口座を持つはずがない日本人観光客が現地でSIMカードを購入することはまず難しく、まして日本国内でプリペイドSIMを入手することはほぼ不可能と言っても過言ではないのでしょう。

また、仮に購入できたとしてもGoogle等の主要アプリは使用できないため注意が必要です。

中国国内での購入は困難ですが、Amazon等で中国レン通(China Unicom)の香港ローミングSIMだけは購入可能となっており、こちらは香港だけでなく中国本土でも利用可能です。

China UnicomのSIMカードに関してはローミング回線を用いるため、中国本土であってもインターネット規制対象から外れることができます。

pman sadピーマンくん

うーん…SIMカードの入れ替えってちょっと難しそうだね…

■監修者コメント

こういった状況もあり、「ジョイテル」という事業者が中国渡航前に中国本土で使用できる携帯電話番号の取得サービスを始めたことが話題になっています。

ジョイテル株式会社プレスリリース|PTRIMES

中国への渡航前にパスポートのコピーを提出することで事前に電話番号を取得することが可能となりますが、ターゲットユーザーは中国本土に出張で滞在するビジネスユースとされているようで、観光客が契約するには若干のハードルが高いサービスという印象です。

4.キャリアの海外パケット定額サービスを利用する

キャリアスマートフォンは海外ローミングに対応しており、中国でも問題なく使用できます。

最も特筆すべき点は、キャリアの海外ローミングでは中国のインターネット規制の対象にはならないということです。

ahamoなどのオンライン専用プランでも中国への海外旅行の際にはVPN不要でインターネットを利用できます。

ただし、海外パケット定額サービスに関しては他サービスと比べると若干料金が高額となるケースが多いため、利用される場合は他の選択肢と比較して検討した方が良いでしょう。

利用料金については下記をご覧ください。

サービス名内容
ドコモ■パケットパック海外オプション
200円/1時間〜
980円/24時間
2,480円/3日間
3,980円/5日間
5,280円/7日間
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限
■海外パケ・ホーダイ
24.4MB /日|1,980円
無制限/日:2,980円
◇通話:従量課金
→利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要
au■世界データ定額
(利用日数:1日から30日)
490円/24時間〜
690円/24時間〜
980円/24時間〜
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限
◇通話:従量課金
→利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要
ソフトバンク ■アメリカ放題
通話通信無制限で利用料金無料
手続き不要
◇通話:無制限
→申込手続き不要でデータローミングオンで利用開始
→「海外パケットし放題アプリ」が便利
ahamo■月間20GBまで通信可能
※手続き不要
※20GB以上は追加費用発生
※15日以上の滞在では通信速度制限あり
◇通話:従量課金
povo■対応予定
※詳細は未決定(2021年10月時点)
◇未定
LINEMO■海外パケットし放題
25MB以下/日:0-1,980円(税込)
25MB以上/日:2,980円(税込)
◇通話:従量課金
※My Menuから事前申し込みが必要
※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可
※アメリカ放題非対応

長期の中国を含む周遊旅行でおすすめの海外WiFiは?

これまでに中国の通信規制「グレートファイヤーウォール」について説明し、それを踏まえた上で中国でのインターネット事情について説明していきました。

中国でのインターネット手段
  • VPN機能付きモバイルWi-Fiルーターを日本からレンタルする|最も簡便に中国でインターネットが可能。VPN付きなのでインターネット規制の対象にならない
  • フリーWiFiを利用する|中国国内の電話番号や身分証明証がないと利用できない。
  • 現地でSIMカードを購入する|現地での購入は限りなく不可能に近いため、事前にAmazonなどで中国レン通のSIMを購入する方法がおすすめ
  • キャリアスマホで海外ローミングを使う|事前に手続きが必要な場合が多く高額となるケースも存在。

このように、中国国内でインターネット通信を利用する場合はVPN機能付きモバイルルーターがもっとも簡単ということがお分かりいただけたと思います。

しかし、VPN機能付きのモバイルルーターに関しては「中国国内のみ」でしか利用できず、周遊旅行の際には向いていません。

そんな時におすすめなのが「クラウドSIMの仕組みを利用した海外対応モバイルWiFiルーター」です。

「クラウドSIM」という次世代通信システムを用いてインターネット通信を行うことが出来るモバイルルーター端末のレンタルサービスです。

通常のポケット型WiFiであれば、現地対応のSIMカードがモバイルルーター内に挿入されており、その電波を使ってインターネットを行う仕組みとなっていますが「クラウドSIM」は、その国で使えるSIMカードが入っていません。

その国のクラウドサーバー上に挿入されているSIMカード情報を端末にダウンロード(仮想化)してインターネット通信を行うため、1台の端末で1つの国だけでなく複数の国を周遊しても自動的に回線が切り替わります。

これによって「1台の端末で複数の国への対応が可能」となっていることが最大の特徴です。

クラウドSIMに関しては、中国国内で利用する電波網を自身で選択することができないため、「中国レン通(China Unicom)」以外のキャリアの電波を掴んだ場合はインターネット規制の対象になる可能性があります。

中国で海外WiFiレンタルショップを利用する場合、以下の注意事項をあらかじめご了承ください。

・中国政府の規制により、一時的にご利用いただけないサイトやサービスが出てくる可能性があります。
・省都などの大都市圏や都市中心部を除いた地域では回線に関係なく3Gや2Gでの通信になる場合があります。
・中国政府批判、個人を特定した批判、中国政府に対してデモや暴動を起こすよう煽動することなどは違法行為に当たり、逮捕される可能性もありますので十分にご注意ください。

◆「金盾(グレートファイヤーウォール)」とは?
「金盾(グレートファイヤーウォール)」とは中国政府が中国国内のインターネット上の発言や情報を監視するシステムの総称です。
日本と違い、自由な発言が認められない、または制限されたり監視したりする法律がある中国の場合、日本で当たり前のように使っているTwitterやFacebook、LINEなどのソーシャルメディアへのアクセスができないことがあります。つまりコメントの投稿や写真のアップだけでなく一切SNSの閲覧ができない場合がございます。

https://www.wifi-tokyo-rentalshop.com/cloudwifi/faq.html

よって、クラウドSIMの仕組みを用いたモバイルルーターを使って中国国内で通信する際は、お使いのスマートフォンに有料VPNアプリをインストールしていったほうがより快適に利用できるでしょう。

■監修者コメント

AVAST VPNはVPNサービスの中でも7日間の試用期間があるため試用期間内であれば無料で使用できる他、多くの有料VPNサービスは月額1,500円程度となっています。

「海外WiFiレンタルショップ」は1日あたりの利用料金が非常に安価となっているため、3日以上の渡航であればたとえ有料のVPNサービスと組み合わせても他社海外ポケット型WiFiよりも安価に済みます。

まとめ

以上、中国観光時のインターネット使用時に気をつけたいインターネット規制「グレートファイヤーウォール(金盾)」についてと日本国内と同様に通信ができる「VPN」の仕組み、中国国内でのおすすめインターネットサービスについて解説してきました。

3日以上の中国滞在でおすすめの海外WiFiは「海外WiFiレンタルショップ」です。

海外WiFiレンタル大手サービス(VPN機能搭載)の利用料金と比較してみましょう。

中国本土での1日利用

海外WiFiレンタルショップイモトのWiFi
費用/日600円(非課税)1,780円(税込)
中国プレミアム回線対応
パケット上限/日1GB(4G高速通信)1GB(4G高速通信)
超過後速度256kbps明記なし

このようにイモトのWiFiに比べて海外WiFiレンタルショップの方では約3分の2の費用で1日1GBまで使用することが可能です。

また、制限後速度についても「256kbps」と明記されているため、極端に低速化して通信できないという心配もありません。

「256kbps」ではインターネットブラウジングやTwitter、インスタグラムへの画像のアップロードなどは難しいですが、LINE電話などのIP電話であれば日本国内とも問題なく行えます。

ただし、中国国内で利用する場合は「有料VPNアプリ」が必要です。

有料VPNアプリは月額1,500円程度で利用可能となっているため、VPN対応モバイルルーターを3日以上レンタルする場合は海外WiFiレンタルショップ+有料VPNアプリを用いた方がお得でしょう。

日本以外に目を向けるとこのような国もあり、文化の違いについて考えさせられます…。

くれぐれも中国へ渡航する際は情報発信の内容については十分注意してくださいね!

lemon girlレモンちゃん

公式サイトも覗いてみてね!

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WiFiPman登場人物紹介

■ピーマンくん■

Pman学園の生徒の一人。通信系の知識を学ぶために日夜勉強に励む努力家。好きなものはピーマンの肉詰め。
■トマト先生■

Pman学園の先生。ポケットWiFiのみならず通信系界隈の知識が豊富。トレードマークはちょっとグレーになってきている口髭。話が長いことが玉に瑕。
■レモンちゃん■

Pman学園の生徒でみんなのアイドル的存在。容姿端麗でかつ勉強が得意で通信関係の補足知識をよく教えてくれる。最近の流行りはヘアアレンジ。

この記事を書いた人

河村亮介のアバター 河村亮介 ポケット型WiFi比較専門家

モバイルルーター比較専門家です。キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通しています。公平中立な立場から「選んでよかった」と思えるサービス紹介を行ってまいります。GreenEchoesStudio代表/回線系比較サイトGreenWaves運営。著者プロフィールは下記リンクからご覧いただけます。

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