グアムのインターネット事情とは?フリーWiFiよりも海外専用ポケット型WiFiをおすすめする理由

常夏の楽園グアムは日本人観光客も多く訪れる人気の海外旅行スポットです。
日本と同じような「島国」というのはご存知の方も多いと思いますが、実際にどこにあるのかまでは知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
やはり海外旅行へ行く際は事前準備が必要となるもの。
現地でのインターネット手段をどうするかというのもその一つです。
グアムは観光地ということもあり、「フリーWiFiだけでなんとかなるだろう」と考えている方も多いと思いますが、それは少し考え直した方が良いかもしれません。
本記事では現地グアムのインターネット事情とグアム旅行では海外専用ポケット型WiFiをおすすめする理由について解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
グアムってどんな国?
グアムはアメリカ合衆国に属する島国で、太平洋ミクロネシア・マリアナ諸島の一つです。
グアムはハワイのように「州」としてはカウントされておらず「準州」という扱いになっています。
よってグアムは国ではなく正確には「アメリカ合衆国の準州」です。
グアムの場所

ハワイと並べて検討される南の観光地だけどグアムは日本の南、オーストラリアの上の方にあるのよ。グアムとハワイとは6000km以上離れているわ。

ミクロネシアは西太平洋の赤道よりも北に散財する島々のことを指すんじゃ。
大きく分けると、カロリン諸島、マーシャル諸島、マリアナ諸島という3つの島嶼(とうしょ)群に分けられておる。
現地通貨はUSドル。
公用語は英語とチャモロ語じゃぞ。タガログ語も話されておる。
詳しくはWikipediaを見るんじゃ。
日本からは意外にも近く、飛行機でわずか3時間30分で到着してしまいます。
時差もグアムの方が1時間早いだけでほとんど変わらないため、時差ぼけなく到着したその日から元気に観光を楽しむことができるのです。
グアムの文化や観光地
グアムは歴史的に様々な国の占領下にあったこともも影響して、スペイン、アメリカ、日本、東南アジアなどの影響を受けた「チャモロ料理」が有名です。
甘さ、辛さ、酸っぱさのどれかが強いのが特徴となっています。
観光としては豊かな海をメインにした観光客向けのリゾートホテルが多く、ショッピングモールや免税店、大型マーケットやレストランが多く存在しているのが特徴です。
アクティビティとしては海に関するものが多いでしょう。
パラセーリングやシーウォーカー、バナナボートなど普段の日常では味わえないような体験が非常に魅力的です。
日本人がグアムでもインターネットを使う方法
エメラルドグリーンの海や独特のチャモロ文化、刺激的なチャモロ料理…どれもみな「映える」ものばかりですのでインスタグラムなどのSNSにすぐにアップしたくなるのが今風でしょう。
しかし、残念ながら今お使いのスマートフォンは日本専用ですので、そのままではグアムでインターネット接続をすることはできません。
グアムでも日本と変わらずにインターネットを楽しむ方法は下記の4つです。
- フリーWiFiを利用する
- グアム専用のプリペイドSIMカードを購入する
- キャリアの海外パケットプランを利用する
- 海外専用のポケット型WiFiを日本からレンタルする
順に紹介していきましょう!
1.フリーWiFiを利用する
まず、真っ先に思い浮かぶインターネット手段といえば「フリーWiFi」が挙げられます。
日本国内ではコンビニやファミレスなどで無料で利用できることから、ご存知のかたもきっと多いはず。
グアムは観光地ということもあり、ショッピングモールやファーストフード店などでは日本と変わらずにフリーWiFiスポットが多数存在します。
その一方でグアムのリゾートホテルでは無料で使えるWiFiスポットは少ないようです。

例えば日系ホテルのホテル・ニッコー・グアムでは公式サイト上にしっかりと「無料WiFi完備」と書いてあるわ。

同じ日系ホテルのレオパレスグアムには書いてないや…
また、有料や会員登録をすれば利用できる場合や、外部に開放されているプール(ウォーターパーク)では宿泊客以外は無料WiFiを利用できない場合もあるため注意が必要です。
グアムでフリーWiFiに頼りすぎるのは危険
グアムなら観光地だし、フリーWiFiだけでも大丈夫だよね…!
こんな風に考えている方はきっと多いのではないでしょうか。
確かにグアムは観光客が多く訪れるため、ショップやホテルが多く集まるタモン地区ではフリーWiFiが多く飛んでいるでしょう。
しかし、グアムではアントニオB.ウォン・パット国際空港の近くのタモン地区周辺の他はいわゆる「田舎道」が続くためフリーWiFiスポットはほぼありません。
サウス・マリン・コア・ドライブ周辺
やはり特定の場所でしかインターネットができないというのは海外旅行をする上でこの上ないデメリットでしょう。
また、フリーWiFiの接続には個人情報漏洩リスクも孕んでいます。
フリーWiFiスポットで提供している無線LANルーターの「プライバシーセパレータ機能」がオンになっていない場合、第三者から自分の通信内容を簡単に盗み見られてしまいます。
仮にクレジットカードなどの金融情報を取り扱っていた場合、悪用のリスクが非常に高くなるでしょう。
また、観光客を狙った「なりすましスポット」も存在する可能性があるため、安易にフリーWiFiに接続することは非常に危険な行為となるためあまりおすすめすることはできません。

安心安全な海外旅行にするんじゃったらあまり使わない方が良いのう。
2.グアム専用のプリペイドSIMカードを購入する
海外旅行に頻繁に行く人は、「現地で通信ができるプリペイドSIMカード」を使ってインターネットを行う場合が多いです。
グアムには下記の通信キャリア4社があります。
現地の通信キャリア
- DOCOMO Pacific (Guam Cellular)
- GTA
- IT&E Overseas (PTI Pacifica, Inc)
- iConnect
もちろん現地でもSIMカードは販売されており、タモン地区であればショッピングモールなどで購入することも可能でしょう。
グアムの国際空港である「アントニオB.ウォン・パット国際空港」でも購入することが可能なようですが、その種類は少ないようです。
ただし、現地で購入するのは少なくとも英語が話せる必要があるため、日本語しか話せない人にとっては購入ハードルが若干上がってしまいます。
現地でプリペイドSIMを使いたい場合は事前にAmazonなどで購入した方が良いでしょう。

Amazonで買えるのは現地大手キャリアのIT&EのSIMカードが多いよ!
グアムでプリペイドSIMカード利用するのは難しい可能性も
SIMカードの入れ替えをご自身でやったことがある方はどれくらいいるでしょうか?
まず、ご自分のスマートフォンは「SIMカードが入っている」ということを知らない方もきっと多いでしょう。
SIMカードの入れ替え自体はそこまで難しくありません。
「SIMピン」という器具を用いて、ご自身のスマートフォンの穴に差し込んでSIMカードを取り出して入れ替えるだけです。

ただし、入れ替える前と後にそれぞれ設定が必要となっています。
- キャリアスマートフォンの場合は「SIMロック解除」が必須
- 現地SIMカード挿入後は「APN設定」が必要
- スマートフォンが現地周波数に対応している必要がある
まず、日本人の約9割がドコモ・au・ソフトバンク利用者で、多くがショップから「キャリアスマホ」を購入していることでしょう。
こうしてキャリアで購入したスマートフォンは自社の電波以外では利用できないようにする仕組み=SIMロックがかけらている場合があります。
まず、現地で使えるSIMカードを利用する場合、このSIMロックを解除してSIMフリー化しなくてはいけません。
SIMフリー化した後は、ご自身で現地で利用できるSIMカードに入れ替え、現地で通信ができるようにAPN設定(アクセスポイントネーム設定)を行わなければいけません。
加えて、お使いのスマートフォンが現地で利用する携帯電話事業者の周波数に対応しているかどうかも調べる必要があるため、現地でSIMカードを利用するのはかなり玄人向けと言えるでしょう。

うーん…難しいんだね。
3.キャリアの海外パケットプランを利用する
日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。
恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?
キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。

もちろん、グアムでも利用可能じゃ!
ただし、ソフトバンクに関してはグアムは「アメリカ放題」の対象外となっておる。
各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。
サービス名 | 内容 |
---|---|
ドコモ | ■パケットパック海外オプション 200円/1時間〜 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限 ■海外パケ・ホーダイ 24.4MB /日|1,980円 無制限/日:2,980円 ◇通話:従量課金 →利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要 |
au | ■世界データ定額 (利用日数:1日から30日) 490円/24時間〜 690円/24時間〜 980円/24時間〜 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限 ◇通話:従量課金 →利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要 |
ソフトバンク | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 |
ahamo | ■月間20GBまで通信可能 ※手続き不要 ※20GB以上は追加費用発生 ※15日以上の滞在では通信速度制限あり ◇通話:従量課金 |
povo | ■対応予定 ※詳細は未決定(2021年10月時点) ◇未定 |
LINEMO | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 ※アメリカ放題非対応 |
注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。
パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。
ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。

キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。
4.海外専用のポケット型WiFiを日本からレンタルする
海外旅行の際に現地でインターネットを行いたい場合は海外専用のポケット型WiFiを事前にレンタルしていくという手段は最も一般的かもしれません。
国際空港のカウンターであれば、事前に契約手続きを済ませていれば出国前に受け取ることもできます。
※新型コロナウィルスの影響で受け取りカウンターが臨時休業となっている場合もありますので詳しくはご利用のサービスにご確認いただければ幸いです。
ポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末をWiFi接続するだけで簡単に現地でもインターネットをすることが出来ます。
SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく安全にかつ快適にインターネットを楽しむことが出来るでしょう。
ただし、多くの海外専用ポケット型WiFiの場合、飛行機に乗っている間もレンタル期間にカウントされてしまうため、渡航時間が長い国へ行く際には少々もったいないかもしれません。

これまで説明してきた方法で最も簡単なやり方じゃ!
まとめ|グアムでの利用は海外用ポケット型WiFiがおすすめ
以上、グアムのインターネット事情とおすすめする現地のでインターネット手段について解説してきました。
やはり、フリーWiFiは利用場所が制限されすぎるため現地で快適に通信するとなると若干不向き、かといってプリペイドSIMカードは設定面で利用ハードルが高く、キャリアの海外ローミングプランも高額請求となる可能性が高いことがわかったでしょう。
その点、海外WiFiであれば現地で電源を入れて、お使いのスマートフォンとWiFi接続するだけで、グアムでも簡単にインターネットを楽しむことができます。
加えて、利用料金もそれほど高くないことことから、グアムで最もおすすめできるインターネット手段は「海外ポケット型WiFi」と言えるでしょう。
おすすめは株式会社ニッチカンパニーが提供する「クラウドWiFi」です。
海外WiFiレンタル大手サービスとクラウドWiFiのグアムでの利用料金を比較してみましょう。
グアムでの1日利用
クラウドWiFi | イモトのWiFi | |
---|---|---|
費用/日 | 1,450円(税込) | 1,880円(税込) |
パケット上限/日 | 1GB(4G高速通信) | 1GB(4G高速通信) |
超過後速度 | 384kbps | 明記なし |
このようにイモトのWiFiに比べてクラウドWiFiの方ではより安価な費用で1日1GBまで使用することが可能です。
また、制限後速度についても「384kbps」と明記されているため、極端に低速化して通信できないという心配もありません。
「384kbps」ではインターネットブラウジングやTwitter、インスタグラムへの画像のアップロードなどは難しいですが、LINE電話などのIP電話であれば日本国内とも問題なく行える可能性があります。
ぜひ、グアムへ旅行するときは「クラウドWiFi」をご検討ください!

公式サイトもぜひ覗いてみてね!
\海外で使うならこれで決まり/
クラウドWiFi
