シンガポールでスマホは使える？海外旅行におすすめのWiFi手段とは

シンガポール旅行を予定している方の中で、スマホをいつも通り使う方法を調べている方も多いでしょう。

日本の大手キャリアやサブブランドと契約しているスマホは、海外ローミングによって海外でもいつも通り使えるようになります。

とはいえ、海外ローミングは料金や設定方法などが普段使っている国内通信とは異なるので注意が必要です。

本記事では、シンガポール旅行でスマホをいつも通り使える「海外ローミング」について、大手主要キャリアごとの利用方法や注意点などを解説します。

また、海外ローミングよりもおすすめのインターネット手段も紹介するので、シンガポール旅行でもスマホを快適に使いたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

シンガポール旅行でスマホをいつも通り使える！キャリア別「海外ローミング」の概要や利用方法

海外ローミングとは、国内で契約しているキャリアを介して海外でも通信を行うことです。

NTTドコモやau、ソフトバンクや楽天モバイルなどの大手キャリアやそのサブブランドでは、海外ローミングを申し込むと海外でもスマホを使えるようになります。

シンガポールでスマホを使うにはいくつかの手段があり、海外ローミングはそのうちの一つです。

ここでは、大手キャリアの海外ローミング利用方法や料金などを詳しく解説します。

NTTドコモの場合

NTTドコモの場合、使い方に合わせて2種類の海外ローミングプランを選べます。

NTTドコモ海外ローミングの概要

	世界そのままギガ	世界ギガし放題
料金（シンガポール）	1時間：200円(不課税) 24時間：980円(不課税) 7日間：5,280円(不課税) 14日間：10,480円(不課税) 30日間：22,480円(不課税)	約24.4MBまで：1,980円(不課税)/日 それ以上：2,980円(不課税)/日
データ量	国内契約プランに準ずる	無制限
申込み	必要	不要
申込み方法	Web/電話/店頭	ー

NTTドコモの海外ローミングは、「世界そのままギガ」と「世界ギガし放題」の2種類があり、それぞれ料金体系や申込み必要可否が異なります。

「世界そのままギガ」は国内で契約しているプランのデータ量を消費するのに対して、「世界ギガし放題」は国内で契約しているプランにかかわらず無制限で使えます。

国内で大容量プランを契約している場合は「世界そのままギガ」がおすすめですが、利用目的や滞在期間に合わせてプランを選ぶようにしましょう。

「世界そのままギガ」の利用方法

「世界そのままギガ」の利用方法は以下の通りです。

1. Web・電話・ドコモショップのいずれかで申し込む
2. 「ドコモ海外利用」アプリをダウンロード
3. アプリもしくは専用WEBサイトから利用予約
4. 現地で「データローミング」をオンにする

「世界そのままギガ」は、旅行前に申込みを行い、現地で設定することで利用できるようになります。

データ量は国内で契約しているプランに準じており、利用期間ごとに料金が異なります。

あらかじめ指定していた利用時間を経過するとデータ通信が自動的にオフになるため、料金を気にすることなく安心して利用できるでしょう。

申込み場所は3つあり、やりやすい方法を選べます。

	Web	電話	ドコモショップ
申込み方法	My docomo	契約者：151それ以外：0120-800-000	近くのショップ
受付時間	24時間*	9:00～20:00	ショップによる
休み	365日*	年中無休	ショップによる

ただし、対象の料金プランに加入している必要があり、設定方法などとあわせて詳しくはNTTドコモ公式サイトで確認してください。

「世界ギガし放題」の利用方法

「世界ギガし放題」の利用方法は以下の通りです。

1. 対象料金プランの契約を確認
2. スマホの設定で「データローミング」をオンにする
3. 帰国後に「データローミング」をオフにする

「世界ギガし放題」は、対象プランに加入していれば、申込み不要で設定変更のみで利用できます。

ただし、データ通信を終了する際は、必ずローミング設定をオフにする必要があるため注意しましょう。

auの場合

auでは、2024年3月15日から新サービス「au海外放題」が受付開始となります。

au海外放題の概要

	au海外放題
料金（シンガポール）	事前予約割：800円(不課税)/24時間 通常料金：1,200円(不課税)/24時間
データ量	無制限
申込み	必要
申込み方法	アプリ

「au海外放題」は、24時間800円(不課税)からデータ無制限で海外ローミングが使えるプランです。

日本国内で事前予約をすると、通常料金よりお得に海外ローミングが利用できます。

リーズナブルな料金で海外ローミングが使える点が魅力でしょう。

「au海外放題」の利用方法

「世界データ定額」の利用方法は、以下の通りです。

1. 日本国内で専用アプリをダウンロードし、初期設定を行う
2. アプリを起動して予約する
3. 海外到着前に「モバイルデータ通信」と「データローミング」をオンにする
4. 海外到着後に機内モードをオフにする

「au海外放題」は、予約をせず海外到着後に利用することもできます。

ただし、その場合は予約割が適用されず、通常料金の1,200円(不課税)/24時間がかかるため注意しましょう。

ソフトバンクの場合

ソフトバンクでは、シンガポールの場合「海外あんしん定額」を利用できます。

ソフトバンク海外ローミングの概要

	海外あんしん定額
料金（シンガポール）	3GB：980円(不課税)/24時間 9GB：2,940円(不課税)/24時間
データ量	3GB/9GB
申込み	必要
申込み方法	Web/店頭/SMS

ソフトバンクの「海外あんしん定額」は、契約プランにかかわらず、3GBもしくは9GB/24時間を一定料金で利用できます。

国内プランのデータ容量を気にする必要がないメリットがある一方で、料金が少し割高になってしまうデメリットもあるため注意が必要です。

「海外あんしん定額」の利用方法

「海外あんしん定額」の利用方法は、以下の通りです。

1. My SoftBankで「世界対応ケータイ（無料）」を確認
2. 専用サイトもしくはソフトバンクショップなど店頭から申込み
3. 「データローミング」設定
4. 現地到着時に届くSMSを確認
5. SMSから専用サイトへアクセスして利用開始

「海外あんしん定額」は、現地到着時に届くSMSからも申込みできます。

楽天モバイルの場合

楽天モバイルでは、海外の対象国で2GB/月まで無料でデータ通信を利用できます。

楽天モバイル海外ローミングの概要

プラン名	ー
料金（シンガポール）	2GB/月まで：無料 チャージ1GBあたり：500円(不課税)
データ量	2GB使用後は1GBごとにチャージ可能
申込み	不要
申込み方法	ー

楽天モバイルの海外ローミングは、毎月2GBまで無料で利用でき、超過後は1GBごとに500円(不課税)でチャージできます（有効期限は購入日含む31日間）。

海外ローミングは通常プランに含まれているサービスのため、特別な手続きなしで使えるのが特徴です。

とはいえ、無料で利用できるのは2GB/月までのため、データを大量に使う方にとっては不便に感じるでしょう。

また、データ量のチャージを何度も繰り返すと料金が高額になってしまうため、注意が必要です。

キャリアの海外ローミングでスマホを使う際の注意点

各キャリアの海外ローミングサービスを利用することで、シンガポールでもスマホをそのまま使えて便利です。

とはいえ、キャリアの海外ローミングを使う際にはいくつかの注意点があります。

旅行前に注意点も把握し、利用を検討してみてください。

注意点1.料金が高額になる場合がある

キャリアの海外ローミングを利用することで、料金が高額になってしまう場合が多いです。

NTTドコモの「世界そのままギガ」など、国内プランのデータ量に準拠したプランは比較的割安です。

一方、ソフトバンクの「海外あんしん定額」のような国内プランとは別にデータ通信を使えるものはかなり高くなってしまいます。

また、楽天モバイルは2GB/月まで無料であるものの、超過分は1GBあたり500円(不課税)がチャージ料金としてかかるため、通信の目的によっては通信費が大幅にかさんでしまうため注意してください。

注意点2.国内契約プランによっては使いにくい

国内でスマホを使うのと比べると、使いにくさを感じてしまう方も多いでしょう。

国内で契約しているプランによって海外ローミングの使い方はさまざまです。

国内で大容量プランを契約している場合は、海外でも気にすることなくインターネットを使えるかもしれません。

しかし、そうでない場合は海外で使うことですぐにデータ容量が上限に達してしまうでしょう。

また、国内のデータ大容量プランは料金が高めに設定されているため、海外利用を想定した一時的なプラン変更が必ずしもお得になるとは限りません。

利用中のキャリアによって異なりますが、契約しているプランによってはかえって使いにくいケースがあることも理解しておきましょう。

シンガポール旅行で海外ローミング以外にスマホを使う方法

シンガポール旅行でスマホを使うには、海外ローミング以外に次のような方法があります。

それぞれにメリットとデメリットがあるため、現地でインターネットを使う目的に合わせて最適な方法を選びましょう。

方法1.現地のフリーWi-Fiを利用する

シンガポールでは、駅やホテル・商業施設などでフリーWi-Fiが利用できます。

フリーWi-Fiは無料で使えるメリットがある一方で、Wi-Fiを利用したいときに近くにスポットがない可能性もあるので、他の手段と比べると利便性が低いでしょう。

また、フリーWi-Fiは基本的にパスワードなしで誰でも簡単に接続できるので、第三者に悪用されやすいのも難点です。

パスワードありのフリーWi-Fiも、不特定多数がそのパスワードを確認できる状態にあるケースがほとんどです。

そのため、通信内容を見られたり個人情報を抜かれたりする危険性があります。

利便性が低くセキュリティ面も弱いことから、海外で安易に利用するのはおすすめできません。

方法2.海外用SIMを購入する

シンガポールに限らず、海外用SIMは通信費を節約しやすいのがメリットです。

また、SIMを入れ替えるだけで、簡単にインターネットを利用できるのも魅力的です。

とはいえ、商品によっては通信品質が悪かったり全くインターネットに繋がらなかったりする可能性があります。

特に、このようなトラブルが起こった際には、インターネットが使えない状態で対処しなければならず、時間や労力を多く消費してしまうでしょう。

SIMを利用するメリットは多いものの、万が一の際の対応が困難である点は念頭に置きましょう。

方法3.ポケット型Wi-Fiをレンタルする

海外用レンタルWi-Fiは、現地でルーターの電源を入れるだけで簡単に使えます。

また、通信が暗号化されているため、フリーWi-Fiのようなセキュリティリスクもないでしょう。

一方で、常にルーターを持ち歩かなければならないため、荷物が増える点はデメリットといえます。

海外旅行用にレンタルWi-Fiを利用する場合は、ルーターを持ち歩くことを前提に、移動用の少し大きめのバッグを用意しておくと安心です。

シンガポール旅行でスマホを快適に使うにはレンタルWi-Fiがおすすめ！

シンガポール旅行でスマホを快適に使うには、キャリアの海外ローミングよりレンタルWi-Fiのほうがおすすめです。

プランや契約状況などによっては、海外ローミングもお得に使える可能性があるでしょう。

しかし、国内のスマホプランに依存するサービスが多いほか、プランによっては旅行時の通信費が高額になりやすい傾向があります。

ここでは、海外ローミングよりレンタルWi-Fiがおすすめな理由を詳しく解説します。

レンタルWi-Fiがおすすめな理由1.手続や使い方が簡単

レンタルWi-Fiは、手続きや端末の使い方が非常に簡単です。

Webから事前に申し込めるサービスが大半で、公式サイトで必要事項を入力するだけで初めて海外旅行に行く方でも迷わずに申し込めるでしょう。

また、現地に着いたら端末の電源を付けるだけという手軽さも魅力的です。

海外ローミングのようにスマホの設定を変更する手間もないため、通信機器の操作が苦手な方も安心して使えるでしょう。

レンタルWi-Fiがおすすめな理由2.暗号化された通信で安全に使える

レンタルWi-Fiは、暗号化された通信で海外でも安全にインターネットを利用できます。

海外でインターネットを使う手段としては、海外ローミングのほかに、現地のフリーWi-Fiを利用する方法もあります。

フリーWi-Fiは無料で手軽に使えますが、不特定多数のユーザーが一斉に使用するため、悪意ある第三者に個人情報を盗まれる危険性が捨てきれません。

そのため、複雑な手続きなしで簡単に使えることはもちろんのこと、安全性も十分なレンタルWi-Fiがおすすめです。

レンタルWi-Fiがおすすめな理由3.料金が安く通信費を節約しやすい

レンタルWi-Fiは、利用料金がわかりやすいうえに、サービスの選び方や使い方次第で通信費を大きく抑えられます。

海外ローミングは、プランによってはデータ量を追加しなければならないため、全てのプランがお得に使えるわけではありません。

特に国内のプランからデータ量が消費されるタイプのサービスは、データ容量の上限を超過してしまうことで、快適に利用できなかったり料金が高額になったりする可能性があります。

レンタルWi-Fiサービスは、料金プランもさまざまですが、選び方次第ではだれでも通信費を節約しやすいのが魅力です。

シンガポール旅行でおすすめのレンタルWi-Fiは「海外レンタルWiFiショップ」

シンガポール旅行にもっともおすすめなのが「海外WiFiレンタルショップ」です。

端末代金は別途かかりますが、通信料は1日あたりなんと600円(不課税)から利用できるのは驚異的でしょう。

しかも、電源を入れた時しか通信料が発生しない仕組みで、現地で使わない日は通信料が発生しないのも大きな特徴です。*日本時間での計算

そのため、シンガポール旅行でポケット型Wi-Fi以外の通信手段を検討している場合に、万が一通信ができなかった際の「保険」として持っていくのもおすすめ。

補償も非常に安価で、盗難・紛失・破損などをすべてカバーして330円(税込)／日と、他社と比較しても非常にお得な内容となっています。

海外WiFiレンタルショップを利用して、シンガポール旅行を目いっぱい楽しみましょう！

まとめ

ここまで、シンガポール旅行でスマホを使うための手段や注意点などを詳しく解説してきました。

大手キャリアのスマホであれば、必要に応じて手続きを済ませることで海外ローミングを利用でき、いつもと同じ感覚でシンガポールでもスマホを利用できます。

しかし、海外ローミングは国内プランのデータ量を消費してしまったり、そもそもの料金が割高であったりするため、状況によっては使いにくい可能性があるでしょう。

一方でレンタルWi-Fiであれば、状況にかかわらず簡単・安全に、そしてお得にインターネットを楽しめます。

中でも、海外WiFiレンタルショップであれば、業界最安値水準で使えるうえに電源を入れなかった日は通信費が発生しない仕組みのため、使い方次第ではかなりお得です。

自分の状況や利用目的を踏まえ、最適な方法で快適にインターネットを使いましょう。

シンガポールで使うスマホに関するよくある質問

シンガポールで使うスマホに関するよくある質問をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

シンガポールでスマホをいつも通り使う方法は？

シンガポールでスマホをいつも通り使う方法は？

シンガポールでスマホをいつも通り使う方法は主に次の4つです。

• 海外ローミング
• フリーWi-Fi
• 海外用SIM
• レンタルWi-Fi

それぞれにメリットとデメリットがありますが、料金を抑えて安全にインターネットを使いたい方はレンタルWi-Fiがおすすめです。

また、レンタルWi-FiはWebで簡単に申込みでき、現地で端末の電源を入れるだけで使えます。

返却もポスト投函など簡単な方法が多いので、余計な手間がかかりません。

シンガポール用のSIMカードはどこで買うべき？

シンガポール用のSIMカードはどこで買うべき？

シンガポール用のSIMカードは、Amazonや楽天市場などのECサイト、現地の空港やショッピングモールなど、さまざまな場所で購入できます。

そのため、日本でSIMカードを準備できなかったとしても、現地で調達可能です。

とはいえ、現地に着いてすぐにスマホが使える状態であれば、インターネット検索をしたり地図や翻訳アプリを使えたりするので便利です。

シンガポール旅行に行く予定の方は、事前ににSIMカードを準備しておきましょう。

シンガポールでおすすめのeSIMは？

シンガポールでおすすめのeSIMは？

シンガポールでおすすめのeSIMは、予算や滞在日数・利用目的によって異なるため、一概には言い切れません。

シンガポールで使える主なeSIMは次の4つです。

スクロールできます

	Airalo	Nomad SIM	Glocal eSIM	Holafly
価格	4.50USドル〜	900円(税込)〜	3.960円(税込)〜*	2,400円円(税込)〜
データ容量	1GB〜	1GB〜	10GB	無制限
購入方法	ネットで手続き・購入可能	ネットで手続き・購入可能	ネットで手続き・購入可能	ネットで手続き・購入可能
電話番号の有無	一部プランで有り	無	無	有
サポートの有無	有（年中無休、24時間体制）	有（日本語サポートあり）	有（フォームより問い合わせ、2営業日以内に返信）	有（365日24時間チャットによるサポート）

価格やデータ容量、サポートの有無などを比較して、自分に合ったeSIMを選びましょう。

シンガポール旅行に行く際は日本でSIMカードを買った方がいい？

シンガポール旅行に行く際は日本でSIMカードを買った方がいい？

シンガポール旅行に行く際は日本でSIMカードを買っておくのがおすすめです。

あらかじめSIMカードを準備しておくことで、現地に到着後SIMカードを差し込むだけでインターネットを使えるようになります。

現地の空港やキャリアショップなどでも購入できますが、現地で入手できなければインターネットが使えずに不便でしょう。

そのため、SIMカードを利用する場合は日本で事前に購入しておいたほうが安心です。