クロアチアのインターネット事情は?フリーWiFiは使える?

クロアチアは、日本に負けないくらいインターネット環境が整備された国です。
観光客は、フリーWiFiをはじめ複数の方法でインターネットに接続できます。
ただし手段によって利便性や難易度が大きく変わるので、自分にあった手段をえらぶことが必要です。
この記事では、クロアチアのインターネット事情をはじめ、クロアチアで観光客が使えるインターネット接続手段の種類を紹介します。
どの手段が簡単でおすすめかも解説しているので、クロアチア渡航前に参考にして下さい!
クロアチアでのインターネット接続手段比較表
通信品質 | セキュリティ | 使いやすさ | コスト | |
---|---|---|---|---|
ポケット型WiFi | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
フリーWiFi | △ | × | △ | ◎ |
プリペイドSIM | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
海外ローミング | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
- ポケット型WiFi(★おすすめ)
安全性が高く電源を入れるだけで使える。複数デバイスで利用可能。 - フリーWiFi
無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。 - プリペイドSIM
現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。 - 海外ローミング
設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。
クロアチアのインターネット事情は?
クロアチアに限らず海外からの観光客が快適にインターネットを使えるかは、滞在先のインターネット事情によります。
インターネット環境が整備されている国の方が、観光客も快適にインターネットを使えることは言うまでもありません。
そこでここでは、クロアチアのインターネット事情をみていきましょう。
以下、世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」※のデータを参考に、クロアチアのインターネット普及率を紹介します。
クロアチアのインターネット普及率(2021年)
国名/地域名 | 普及率 |
---|---|
クロアチア | 91.5% |
ヨーロッパ平均 | 87.7% |
日本 | 94.5% |
クロアチアのインターネット普及率は91.5%で、ヨーロッパ平均より高く日本とほぼ同じぐらいです。
日本では人が住むエリアであれば、たいてい何らかの手段でインターネットに接続できます。
インターネット環境が何もなくて困るといったことはほとんどありません。
日本と普及率が同じぐらいのクロアチアでも、インターネット環境を日本にいるのと同じように確保できると考えてよいでしょう。
観光客もどんな手段でインターネットに接続できるか事前にチェックしておけば、クロアチア滞在中はインターネットが使えると考えられます。
次にクロアチアのインターネット通信速度をみていきましょう。
いくらインターネット環境が確保できても、通信速度が遅いと快適に使えません。
以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータを紹介します。
クロアチアのインターネット通信速度と順位(2022年4月時点)
固定回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
- | 全世界 | 63.46Mbps |
8 | アメリカ | 151.21Mbps |
14 | 日本 | 123.98Mbps |
82 | クロアチア | 41.35Mbps |
モバイル回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
– | 世界 | 30.75Mbps |
10 | クロアチア | 81.62Mbps |
26 | アメリカ | 61.06Mbps |
45 | 日本 | 42.79Mbps |
※参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。
※インターネット通信速度の「中央値」による統計です。
まずフリーWiFiでもよく使われる固定回線の集計をみていくと、クロアチアのインターネット通信速度は41.35Mbpsで日本の1/3程度です。
日本では、インターネットの通信速度が遅過ぎてストレスになることはほとんどありません。
一方、クロアチアの固定回線は日本で使うのと比べると通信速度が遅いと感じることが多いかもしれませんね。
次にモバイル回線のデータを見ていくと、クロアチアのインターネット通信速度は81.62Mbpsで世界10位。
日本と比べても2倍程度と非常に速いです。スマートフォンなどを使ったモバイル通信については、日本よりも快適に使えそうですね。
日本人がクロアチアに旅行や出張で滞在する際のインターネット手段とは?
インターネット普及率や通信速度のデータをみる限り、固定回線の通信速度を除きクロアチアのインターネット事情は比較的良好でした。
それでは、そんなクロアチアで日本人観光客がインターネット接続したい場合は、どのような手段があるでしょうか。
主な手段としては以下が挙げられます。
- ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
- クロアチアで利用可能なプリペイドSIMを購入する
- 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う
- クロアチアに対応した海外用ポケット型WiFi用のルーターをレンタルする
これらは、いずれも海外渡航者がよく使うインターネット接続手段ですが、それぞれ利便性や難易度が大きく異なります。
以下、それぞれの手段についてみていきましょう。
1.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
フリーWiFiとは文字通り、無料で提供されているWiFi環境のことです。
カフェやホテルなどの来店客向けに提供されるタイプの他、観光地などで公共サービスの1つとして提供されるタイプがあります。
日本の街でもいろいろな場所でフリーWiFiが提供されているため、使ったことがある方も多いでしょう。
クロアチアではどのくらいフリーWiFiスポットがあるでしょうか。
有名観光ガイドブック「地球の歩き方」では、クロアチアのフリーWiFi事情について以下のように記載しています。
クロアチア都心部のホテルやカフェなどでは WiFiを導入しているところが多く、利用者向けに開放している。
参照元:「地球の歩き方aruco 20 クロアチア」(P154)
パスワードが必要な場合がほとんどなのでスタッフに確認しよう。
市内中心部ではWiFiスポットも増えてきた。
「地球の歩き方」をみる限り、クロアチアではフリーWiFiを使えるスポットが豊富にありそうですね。
以下、クロアチアの中でも日本人が観光や出張でよく訪れそうな場所にフリーWiFiスポットがあるか、種類ごとにみていきましょう。
空港のフリーWiFiスポットは?
クロアチアの入出国時に使う空港では、手続きなどで長い時間滞在することになります。
そのため観光情報を調べたり、時間つぶしにホームページをみたりするのにフリーWiFiを使いたくなる方も多いでしょう。
そこで、ここではクロアチアの中でも、日本人が入出国の際によく使う空港にフリーWiFiスポットがあるか確認しました。
その結果は以下の通りです。
ザグレブ国際空港
ザグレブ国際空港は、クロアチアの首都ザグレブにある空港です。
空港の公式サイトにはフリーWiFiの提供に関して、以下のように記載されています。(当サイトで日本語に訳しています。)
空港では、旅客ターミナル全域でフリーWiFiを提供しています。
参照元:ザグレブ国際空港公式サイト
公共エリア・飲食施設・ビジネスラウンジの全てでフリーWiFiを利用可能です。
フリーWiFiを使うためには、以下の手順で設定を行って下さい。
1. デバイスのWi-Fi機能をオンにしてください
2. SSID「Zagreb_Airport_Free」に接続して下さい
3. 表示された項目を入力し、利用規約に同意して下さい
4. 「Start Browsing(ブラウジング開始)」をクリックするとインターネット接続が完了します。
公式サイトの記載をみる限り、ザグレブ国際空港では簡単な操作でフリーWiFiを利用できそうですね。
ドゥブロヴニク空港
ドゥブロヴニク空港はドゥブロヴニクの中心部から約15.5kmの場所にある空港です。
ドゥブロヴニク空港の公式サイトでは、フリーWiFiの有無に関する記載を見つけられませんでした。
そこで、ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※を使って確認しています。
WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。
青い丸の中に数字が書かれているのは、周辺にその分だけフリーWiFiスポットがあるということです。
実際の調査結果は以下をご覧ください。

WiFiMAPをみると、空港内に複数のフリーWiFiスポットがあるのがわかります。
ドゥブロヴニク空港では、フリーWiFiを利用できそうですね。
観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?
はじめに結論から書くとクロアチアの代表的な観光地周辺では、フリーWiFiスポットを見つけられる場合が多いです。
専用アプリなどで検索すると、比較的簡単に近隣のWiFiスポットを見つけられます。
ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※を参考に、クロアチアの各観光地におけるフリーWiFiの提供状況をみていきましょう。
WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。
青い丸の中に数字が書かれているのは、周辺にその分だけフリーWiFiスポットがあるということです。
聖母被昇天大聖堂/ザグレブ大聖堂(ザグレブ)


聖母被昇天大聖堂(ザグレブ大聖堂)は、クロアチアのカトリック教会において中心的な役割を担っている教会です。
教会の2つの塔は高さが105mもあり、クロアチア国内で最も高い建物としても知られています。
首都ザグレブでも特に有名な観光スポットということもあって、WiFiMAPをみると周辺に数多くのフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
聖母被昇天大聖堂の近くには、イェラチッチ広場や聖マルコ教会といった人気の観光スポットもあります。
プリトヴィッチェ湖畔国立公園(プリトヴィッチェ)


プリトヴィッチェ湖畔国立公園は、192キロ平方メートルもの広大な森のなかで雄大な自然美を楽しめるスポットです。
なかでもエメラルドグリーンの湖と滝によって織りなされる絶景には息を呑みます。
WiFiMAPをみると、園内に1つフリーWiFiスポットが設置されているのがわかりますね。
ロヴィニ(イストゥラ半島)


イストゥラ半島の小さな港町「ロヴィニ」は、約600年もの間イタリアのベネチアに支配されていた歴史のある街です。
そのためか石畳とカラフルな建物が立ち並ぶ街並みは、ベネチアの街並みにも似ています。
イストゥラ半島観光の拠点に適した街ということもあり、WiFiMAPをみると周辺には数多くのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
エウフラシウス聖堂(イストゥラ半島)

イストゥラ半島にある「エウフラシウス聖堂」は、4世紀に建築されたカトリック教会の聖堂です。
聖堂内では、世界的にも優れたビザンティン芸術と言われるモザイク画を鑑賞できます。
世界遺産登録された観光スポットの周辺ということもあり、近くに多くのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
ディオクレティアヌス宮殿(スプリット)


ディオクレティアヌス宮殿は、3~4世紀にかけ古代ローマのディオクレティアヌス帝によって建てられた宮殿です。
現在でも城壁をはじめ巨大な宮殿の建築物が残っており、古代ローマにタイムスリップした気分を味わえます。
クロアチア第二の都市「スプリット」の有名観光地周辺ということもあり、WiFiMAPをみると周辺に多くのフリーWiFiスポットが確認できますね。
ディオクレティアヌス宮殿周辺には、「聖ドムニウス大聖堂」をはじめスプリットの人気観光スポットが集まっています。
聖ロブロ大聖堂(ロブロ―ル)


町全体が世界遺産に登録されている「トロギール」には、中世の建築物が数多く残っています。
その中でも人気スポット「聖ロブロ大聖堂」の鐘楼からは、町全体を眺望可能。ただ、非常に急な階段を上る必要があるのに加え、階段の上部からは階下が丸見えなので高いところが苦手な方は要注意です。
世界遺産の街だけあって、WiFiMAPをみると周辺に数多くのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
ドブロブニク旧市街(ドブロブニク)


アドリア海に面した小さな港町「ドブロブニク」は、ジブリ映画「魔女の宅急便」のモデルになったとも言われる街です。
アドリア海の紺碧と、白壁にオレンジ屋根の建物のコントラストが美しく「アドリア海の真珠」とも言われます。
上記WiFiMAPはドブロブニク旧市街のメインストリート周辺を写したものです。
人気の観光地ということもあり、周辺には数多くのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
スルジ山(ドブロブニク)


ドブロブニクの街を見下ろす「スルジ山」は標高412mあり、山頂へは徒歩の他ケーブルカーやタクシーでアクセスできます。
山頂から見渡せるドブロブニクの街並みとアドリア海の光景は、息を呑むほどの絶景です。
上記WiFiMAPのキャプチャは、スルジ山へ登るケーブルカー乗り場周辺を写しています。
この周辺にも複数のフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
クロアチアのホテルではフリーWiFiが使える?
海外旅行中に、一番長い時間過ごすのは宿泊先のホテルです。
クロアチアのホテルでは、どのくらいの割合でフリーWiFiが提供されているのでしょうか。
当サイトでは、世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータをもとにクロアチアのホテルにおけるフリーWiFiの設置率を確認しました。
結果は以下の通りです。
クロアチア主要観光地のホテルにおけるフリーWiFi設置状況
都市 | 掲載ホテル数 | フリーWiFiが設置されたホテル数 | 設置割合 |
---|---|---|---|
クロアチア全土 | 97,018 | 89,864 | 約93% |
ザグレブ | 1,368 | 1,297 | 約95% |
トロギール | 2,892 | 2,723 | 約94% |
ドブロブニク | 2,659 | 2,549 | 約96% |
ご覧の通り、クロアチアでは9割を超えるホテルでフリーWiFiが提供されています。
この結果からみて、クロアチアのホテルではだいたいフリーWiFiが使えると考えてよさそうですね。
ただし全てのホテルで提供されているわけではないので、確実にフリーWiFiを使いたいときは事前に確認するようにしましょう。
フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない
クロアチアでは空港やホテルはもちろん、人気がある観光地の周辺でもフリーWiFiを使える場所が多いことをみてきました。
そのため「フリーWiFiがあれば、他にインターネット接続手段を用意しなくてよいかな」と考えている方もいるでしょう。
しかしフリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題があっておすすめできません。
以下、その理由を詳しく解説しますね。
1.フリーWiFiの通信は盗み見られる可能性がある
フリーWiFiは暗号化されていないか、されていてもパスワードが公開されています。
そのためフリーWiFiの通信を盗み見ることは技術的に難しくありません。
フリーWiFiの通信を使うことで、個人情報が盗み見られてしまう可能性があるのです。
フリーWiFi上でクレジット決済やアプリ決済を行った場合、クレジットカード番号が盗み見られ悪用される可能性もあります。
このようなセキュリティ上の不安を抱えたまま、快適にインターネットは使えないですね。
2.フリーWiFiのなりすましによる被害も多い
悪意のある第三者が、フリーWiFiのなりすましを設置し目的を果たそうとすることもあります。
万が一なりすましに接続してしまった場合、個人情報を盗み見られたりウイルスに感染させられたりすることがあるのです。
その上、フリーWiFiのなりすましを見分けるのは、WiFiの設定に慣れている方でも簡単ではありません。
知らず知らずのうちになりすましに接続していて、あとで被害に気付くこともあるのです。
3.フリーWiFiは専用スポットのすぐ近くでしか使えない
フリーWiFiは電波の届く範囲でしか使うことができません。
少し先にフリーWiFiスポットがあっても、電波が届くまでわざわざ近づかないと使えないのです。
たとえばフリーWiFiが近くにない路上などで、スマートフォンをインターネット接続し地図を調べるといった使い方ができません。
カフェやレストランのような店舗のフリーWiFiであれば、客として入店しないと原則使えない点にも注意する必要があります。
フリーWiFiは普段スマートフォンで何かを調べるときのように、いつでも好きなときにインターネットに接続するということはできないのです。
4.フリーWiFiは通信品質に不安がある
フリーWiFiは必ずしも通信品質がよいとは言えません。
スポットによっては、接続が不安定だったり通信速度が極端に遅かったりすることもあります。
またカフェやレストランのフリーWiFiは、座る席によっては電波が弱くて使えない場合がある点も注意が必要です。
以上のようにフリーWiFiには大きな問題があるので、クロアチアでインターネット接続するメイン手段としてはおすすめできません。
フリーWiFiは他に方法がない場合に限り、個人情報を送受信せず必要最低限だけ使うようにしましょう。
2. クロアチアで利用可能なプリペイドSIMを購入する
プリペイドSIMとは前払い方式で、最初に購入した分だけモバイル通信を使えるサービスのことです。
プリペイドSIMでは、専用チップをお手元のスマートフォンなどに挿入してインターネットへ接続します。
当サイトが調査したところクロアチア現地では、以下のようなプリペイドSIMのプランが販売されていることを確認しました。
T-mobile※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
7日間データ通信無制限 | 85kn | 約1,605円 |
A1※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
7日間データ通信無制限 | 75kn | 約1,416円 |
telemach※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
10日間データ通信無制限 | 80kn | 約1,511円 |
※掲載しているのは一部のプランです。その他のプランについてはリンク先で確認して下さい。
※1kn=18.89円(2022/6/8時点のレート)で計算しています。
日本のモバイル通信に比べ、料金が安いと感じるかもしれません。
ただクロアチア現地でプリペイドSIMを購入する場合、ショップ店員と英語で会話をする必要がある点は注意しましょう。
不安な方は料金が高くなりますが、日本国内でプリペイドSIMを購入して持ち込む方が無難ではあります。
インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい
プリペイドSIMが使えれば、フリーWiFiスポットが近くになくてもインターネットに接続でき便利です。
フリーWiFiのようなセキュリティ上の不安もありません。
ただプリペイドSIMを使うためには、以下にあげる条件を自分でクリアできる必要があります。
- 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い - 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している
- 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる
上記の意味を理解できて、自分で全て対応できる方でないとプリペイドSIMは使えません。
せっかくプリペイドSIMを購入しても、使えず無駄になってしまう可能性が高いです。
自信のない方は、これから紹介する簡単なインターネット接続手段をおすすめします。
3.キャリアの海外ローミング
日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。
恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?
キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。
各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。
サービス名 | 内容 |
---|---|
ドコモ | ■パケットパック海外オプション 200円/1時間〜 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限 ■海外パケ・ホーダイ 24.4MB /日|1,980円 無制限/日:2,980円 ◇通話:従量課金 →利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要 |
au | ■世界データ定額 (利用日数:1日から30日) 490円/24時間〜 690円/24時間〜 980円/24時間〜 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限 ◇通話:従量課金 →利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要 |
ソフトバンク | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 |
ahamo | ■月間20GBまで通信可能 ※手続き不要 ※20GB以上は追加費用発生 ※15日以上の滞在では通信速度制限あり ◇通話:従量課金 |
povo | ■非対応 |
LINEMO | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 ※アメリカ放題非対応 |
UQ mobile | ■対応 |
楽天モバイル | ■対応 |
注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。
パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。
ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。

キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。
4.海外用ポケット型WiFiを利用する
海外旅行の際に現地でインターネットを行いたい場合は海外専用のポケットWiFiを事前にレンタルしていくという手段は最も一般的かもしれません。
国際空港のカウンターであれば、事前に契約手続きを済ませていれば出国前に受け取ることもできます。
※新型コロナウィルスの影響で受け取りカウンターが臨時休業となっている場合もありますので詳しくはご利用のサービスにご確認いただければ幸いです。
ポケットWiFiであればお使いのスマートフォンとポケットWiFi端末をWiFi接続するだけで簡単に現地でもインターネットをすることが出来ます。
SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく安全にかつ快適にインターネットを楽しむことが出来るでしょう。
ただし、多くの海外専用ポケットWiFiの場合、飛行機に乗っている間もレンタル期間にカウントされてしまうため、渡航時間が長い国へ行く際には少々もったいないかもしれません。

これまで説明してきた方法で最も簡単なやり方じゃ!
まとめ
クロアチアでは観光客が訪れる空港・観光地・ホテルなどで、フリーWiFiを使える場所が多いです。
しかしフリーWiFiはセキュリティの不安が大きい上に、専用スポットのすぐ近くでしか使えないなど利便性にも問題があります。
クロアチア観光中に、メインで使うインターネット接続手段としてはおすすめできません。
プリペイドSIMを購入して使う方法もありますが、使えるようにするための条件や設定が難しいのが難点です。
プリペイドSIMを使いこなせるような、インターネット設定に慣れた方でないとおすすめできません。
その点、海外ローミングや海外用ポケット型WiFiであれば、フリーWiFiより便利でかつプリペイドSIMより簡単です。
インターネット設定に慣れていない方でも、無理なく利用できます。
ただ海外ローミングは、お使いの通信キャリアによっては対応していません。
プランや設定によっては、想定外の料金が発生する可能性がある点も注意が必要です。
一方、海外用ポケット型WiFiであれば、完全定額制で使えて想定外の料金が発生することはありません。
たとえばポケット型WiFi「クラウドWiFi」であれば、クロアチアで1GB/日の通信を1,200円/日の完全定額で使えます。
クラウドWiFiでは、クラウドSIM採用によってルーターの電源を入れるだけで最適な電波を取得しインターネットに接続可能です。
インターネット設定に慣れていない方でも無理なく使えます。
簡単で快適なインターネット接続手段を確保して、クロアチアの観光をたっぷり楽しんでください!

やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!

クロアチア旅行へ行くならクラウドWiFiがおすすめだよっ!
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