カザフスタンのインターネット事情は?フリーWiFiは使える
カザフスタンは日本に比べ、インターネット環境が整備されていません。カザフスタンへ海外旅行をしたときに、ストレスなくインターネットを使いたい場合は事前の準備が不可欠です。
この記事ではカザフスタンのインターネット事情と、フリーWiFiをはじめカザフスタンで使えるインターネット接続手段の種類を紹介します。
どれが簡単でおすすめかも解説するので、カザフスタン渡航前にぜひ参考にして下さい!
インターネット接続手段比較表
総合評価 | 通信品質 | セキュリティ | 使いやすさ | コスト | |
---|---|---|---|---|---|
海外用レンタル ポケット型WiFi | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
フリーWiFi | △ | △ | × | △ | ◎ |
プリペイドSIM | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
海外ローミング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
- 海外用レンタルポケット型WiFi(★おすすめ)
安全性が高く電源を入れるだけで快適に使える。複数デバイスで利用可能。 - フリーWiFi
無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。 - プリペイドSIM
現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。 - 海外ローミング
設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。
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カザフスタンのインターネット事情
海外からの観光客が、渡航先の国でどのくらいインターネットを使えるかはその国のインターネット事情によります。
インターネット環境が充実していてインターネット事情がよい国の方が、その国を訪れる観光客もインターネットを使いやすいわけです。
そこで、ここではカザフスタンのインターネット事情をみていきましょう。
まずは世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」※のデータを参考に、カザフスタンのインターネット普及率を紹介します。
カザフスタンのインターネット普及率(2021年)
国名/地域名 | 普及率 |
---|---|
カザフスタン | 77.2% |
アジア平均 | 64.1% |
日本 | 94.5% |
カザフスタンのインターネット普及率は77.2%でアジア平均よりは高い一方、日本と比べると17.3%低いです。
日本では街や観光地で、インターネットが使えないなんてことはほとんどありません。
だいたい何らかの方法でインターネットに接続できます。
その点、日本より大分インターネット普及率が低いカザフスタンでは、インターネット環境を見つけるのに苦労しそうですね。
カザフスタン滞在中にストレスなくインターネットを使いたいときは、日本にいる間に十分な準備をしておく必要があるでしょう。
次にカザフスタンのインターネット通信速度をみていきましょう。
インターネット通信速度によって、どれだけ快適にインターネットを使えるかもかわるからです。
以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータを参考に、カザフスタンのインターネット通信速度をみていきます。
カザフスタンのインターネット通信速度と順位(2022年6月時点)
固定回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
- | 全世界 | 66.25Mbps |
8 | アメリカ | 153.80Mbps |
9 | 日本 | 134.47Mbps |
95 | カザフスタン | 36.26Mbps |
モバイル回線
順位 | 国名 | 通信速度(下り) |
---|---|---|
– | 世界 | 31.01Mbps |
27 | アメリカ | 59.47Mbps |
47 | 日本 | 41.75Mbps |
82 | カザフスタン | 22.53Mbps |
※参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。
※インターネット通信速度の「中央値」による統計です。
カザフスタンのインターネット通信速度は固定回線が36.26Mbpsで日本の1/4程度、モバイル回線が22.53Mbpsで日本の1/3程度です。
日本では固定回線もモバイル回線も、インターネット通信速度が足りなくてストレスを感じるようなことはほとんどありません。
ホームページもさくさく参照できますし、動画もたいていきれいに鑑賞できます。
一方でカザフスタンでは、日本人はインターネット通信速度が足りずストレスを感じることも多そうですね。
カザフスタンで出来る限り快適にインターネットを使いたい場合、通信品質ができるだけ安定した手段をえらびたいものです。
日本人がカザフスタンに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?
日本と比べ、カザフスタンのインターネット事情はお世辞にもよいとは言えないことをみてきました。
それでは日本人がカザフスタンへ旅行や出張で訪れた際は、どのような方法でインターネットに接続できるでしょうか。
考えられる手段は、以下の4つです。
- カザフスタンに対応した海外用ポケット型WiFiを日本でレンタルして持っていく
- ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
- カザフスタンで利用可能なプリペイドSIMを購入する
- 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う
これらの手段は日本人に限らず、他の国からの旅行者もよく利用します。
ただ手段によって使い勝手や通信品質が異なるので、それぞれの特徴を良く把握しておきましょう。
以下、1つずつ詳しく解説しますね。
1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】
海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。
海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。
SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。
さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。
- インターネットを安全で快適に使える
フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。 - 業界最安値水準の低価格で使える
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さらに電源を入れた日だけ料金が発生するシステムのため経済的に利用できます。 - 事前受け取りや帰国後の返却ができる
出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。 - 最大10台まで同時に接続できる
家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。 - 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
当サイトおすすめ海外用レンタルポケットWi-Fiは、国をまたぐ度に変更していた設定や手続きが一切不要なため、世界135ヶ国で手軽に周遊利用できます。
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2.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
フリーWiFiとは名前の通り、無料で使えるWiFiのことです。
日本のカフェやファミレス、鉄道駅などでもフリーWiFiが提供されているので、使ったことがある方も多いでしょう。
カザフスタンにフリーWiFiの環境があれば、日本人観光客がWiFiへ接続しインターネットが使えます。
それでは、カザフスタンではフリーWiFiは提供されているのでしょうか。
有名な観光ガイドブック「地球の歩き方」では、カザフスタンのフリーWiFi事情について以下のように説明しています。
中央アジアでスマホ、ネットを使うには
参照元:「地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々 2019〜20」(P247)
まずは、ホテルなどのネットサービス (有料または無料)、 Wi-Fiスポット(インターネットアクセスポイント。無料)を活用する方法がある。
中央アジアでは、主要ホテルや町なかにWi-Fiスポットがあるので、宿泊ホテルでの利用可否やどこにWi-Fi スポットがあるかなどの情報を事前にネットなどで調べておくとよいだろう。
ただしWi-Fiスポットでは、通信速度が不安定だったり、繋がらない場合があったり、利用できる場所が限定されたりするというデメリットもある。
地球の歩き方の情報をみる限り、カザフスタンではフリーWiFi(無料のWiFiスポット)が使えるようですね。
ただ地球の歩き方で注意しているように、フリーWiFiは通信品質に不安がある点は否めません。
地球の歩き方では、フリーWiFiより快適にインターネットを使う手段として、海外用ポケット型WiFiのレンタルや海外ローミングをあげています。
それぞれの詳細については後述しますね。
次の項からは、カザフスタンのなかでも日本人が特によく訪れる場所にどのくらいフリーWiFiスポットがあるかみていきましょう。
空港のフリーWiFiスポットは?
海外旅行をするときには、空港で搭乗の手続きや搭乗待ちなどのために長い時間過ごすことになります。
そのため空港内で暇つぶしに動画をみたり観光情報を調べたりするのに、インターネットに接続したいと思う方も多いでしょう。
カザフスタンの空港では、フリーWiFiが使えるでしょうか。
以下、カザフスタンのなかでも、特に日本人がよく使う空港でフリーWiFiが使えるかみていきましょう。
アルマトイ国際空港は、カザフスタン最大の都市「アルマトイ」中心部から18km程の場所にある国際空港です。
空港の公式サイトには、フリーWiFiの提供について以下のように記載されていました。(当サイトが日本語に訳しています。)
旅客ターミナル内では、カザフスタンの方も外国人の方もフリーWiFiをお使いいただけます。
参照元:アルマトイ国際空港公式サイト
フリーWiFiを使うためには携帯電話の番号(海外の番号でも可)が必要です。
空港内でフリーWiFiを使いインターネット接続するためには、まずSSID「AIRPORT_Almaty」にWiFi接続して下さい。
そのあと、指示に従って携帯電話の番号を入力し、SMSのメッセージを受信します。
最後にSMSメッセージに記載されたコードを指示通りに入力すればWiFiにてインターネット接続可能です。
公式サイトの情報をみる限り、アルマトイ国際空港ではフリーWiFiを使うのに携帯電話番号による認証が必要になるようです。
ということは、空港に到着した時点で携帯電話やスマートフォンがSMSを受信できる状態でないとフリーWiFiが使えないということですね。
他の方法でスマートフォンが通信できる状態である必要があるということで、日本人観光客が使うのにはハードルが高そうですね。
観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?
最初に結論を書くと、カザフスタンの主要な観光地周辺では、フリーWiFiスポットが複数あることが多いです。
専用アプリなどを使えば、比較的簡単に行先周辺のフリーWiFiスポットを調べられるでしょう。
ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※を利用し、カザフスタンの主要な観光地周辺のフリーWiFi提供状況を調べます。
WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN
WiFi Map LLC無料posted withアプリーチ
WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。
青い丸の中に数字が書かれているのは、周辺にその分だけフリーWiFiスポットがあるということです。
高さ105mのバイテレク・タワーは、首都ヌルスルタンのランドマークです。
近未来的な外観が目を引くタワーで、高さ97mの場所にある展望台からは360度の大パノラマでヌルスルタンの街並みが見渡せます。
首都ヌルスルタンを代表する観光スポットということもあり、WiFiMAPをみると周辺には非常に多くのフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
バイテレク・タワー周辺には大統領官邸アク・オルダやヌル・アスタナモスク、アスタナ・オペラハウスといった人気観光スポットもあります。
カザフスタンのホテルではフリーWiFiが使える?
海外旅行中は、滞在先のホテルでたっぷり時間があるのでインターネットを使いたくなる方は多いでしょう。
それではカザフスタンのホテルではフリーWiFiが使えるでしょうか。
ここでは、世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、カザフスタンのホテルにおけるフリーWiFiの設置状況を調べました。
結果は以下の通りです。
カザフスタンの主要観光地のホテルにおけるフリーWiFi設置状況
都市 | 掲載ホテル数 | フリーWiFiが設置されたホテル数 | 設置割合 |
---|---|---|---|
カザフスタン全土 | 2,850 | 1,568 | 約55% |
ヌルスルタン | 665 | 371 | 約56% |
アルマトイ | 837 | 513 | 約61% |
カザフスタン全土のホテルでみると、フリーWiFi設備の設置率は約55%でぎりぎり半分を超えている程度です。
この数字をみる限り、カザフスタンではフリーWiFiを使えないホテルもかなりあるようですね。
ただし3つ星以上のホテルに絞ると、カザフスタン全土で1,060軒中866軒(約82%)のホテルでフリーWiFiが使えることも確認しました。
この結果から多くの日本人が使うようなグレードのホテルには、たいていフリーWiFiの設備があると考えてよさそうですね。
ただ逆に言えば3つ星以上でも2割のホテルでフリーWiFiの設備がないことになるので、確実に使いたい場合は事前の確認が欠かせません。
フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない
カザフスタンは観光地やホテルなどでフリーWiFiを使える場所が多いことをみてきました。
しかしフリーWiFiはセキュリティ的にも利便性の面でも大きな問題があり、メインで使うインターネット接続手段としてはおすすめできません。
以下、その理由を解説しますね。
1.フリーWiFiの通信は簡単に盗み見られてしまう
フリーWiFiの通信は暗号化されていないか、仮にされていても便宜上パスワードが公開されています。
悪意のある第三者にとってフリーWiFiの通信を盗み見ることは技術的に難しいことではありません。
そのためフリーWiFi上でインターネットにつなげると、個人情報を盗み見られる可能性があるのです。
フリーWiFiでクレジット決済やアプリ決済を行った場合は、クレジットカード番号が盗み見られ悪用される可能性すらあります。
2.なりすましによる被害も少なくない
フリーWiFiを装った偽物「なりすまし」の存在にも気を付けなくてはなりません。
なりすましのWiFiに接続してしまうと、悪意のある第三者に個人情報を盗みみられたりウイルスに感染させられたりする可能性があります。
その上、なりすましは普段からWiFiを使い慣れた方でも見分けるのが簡単ではありません。
知らず知らずなりすましに接続していて、ずっと後になってから被害に気付くこともあるのです。
3.フリーWiFiは限定された場所でしか使えない
フリーWiFiは、専用スポットのすぐ近くでしか使えません。
フリーWiFiを使う目的で、数百m先のカフェまで行く – なんてことも多いです。
日本国内では、スマートフォンが常にインターネットに接続されていて、観光地でもGoogle Mapをすぐに調べられます。
しかしカザフスタンでフリーWiFiしかインターネット接続手段がないと、そんな便利な使い方はできません。
フリーWiFiスポットが近くにない路上などで道に迷っても、Google Mapさえみれないのです。
普段からスマートフォンを使い慣れた人にとっては特に、そんな状況は不便でストレスがたまるでしょう。
4.フリーWiFiは通信品質が信頼できない
フリーWiFiはスポットによって通信品質がまちまちです。
高速な通信速度で安定して使えるスポットもあれば、接続が不安定だったり速度が極端に遅かったりすることも少なくありません。
特に人気の観光地であれば、1つのフリーWiFiスポットに多くの観光客が接続を試みて、混雑で通信品質が低下することもあります。
フリーWiFiを目当てに入ったカフェやレストランで、通信品質が悪ければ目も当てられませんね。
こういった理由から、カザフスタンでフリーWiFiはメインのインターネット接続手段としておすすめできません。
フリーWiFiは他のインターネット接続手段がない場合に限り、個人情報を送受信しないで良い範囲で必要最低限だけ使うようにしましょう。
もしくは、データ通信量を節約する目的で、動画をみるときだけホテルのフリーWiFiを使うといった活用法もあります。
フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、
フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。
カザフスタンではフリーWiFiを使うのにSMS認証が必要な場合も?
前述したように、カザフスタンの中でも日本人がよく使うアルマトイ国際空港などではフリーWiFiを使うのにSMS認証※が必要でした。
※フリーWiFiでインターネットに接続する際に、携帯電話番号を使って認証を行う方法。具体的には以下のような手順で認証を行います。
フリーWiFiに接続するSMS認証のため、フォームに携帯電話の番号を入力するよう指示される入力した番号宛に認証に必要な番号がSMSで通知される通知された番号を入力すると認証が完了し、インターネットが使えるようになる
カザフスタンでは、空港以外でもフリーWiFiを使うのにSMS認証が求められる可能性があります。
たとえば、「JUSAN Mobile」というカザフスタンのプロバイダーでは、公式サイトで以下のように書いています。(当サイトで日本語に訳しています。)
当社ではSMS認証とマーケティングツールを備えたフリーWiFiで、お客様のビジネスを促進します。
参照元:JUSAN Mobile公式サイト
仮にフリーWiFiを使うのにSMS認証が必要だと、フリーWiFiを使う時点でスマートフォンが通信できる状態である必要があります。
言い換えればフリーWiFi以外にネットワークに接続できる状態でないとフリーWiFiが使えない – ということです。(フリーWiFiしかネットワークに接続できる手段がないと、フリーWiFiも使えない)
この意味でも、カザフスタンではフリーWiFiをメインのインターネット接続手段にするのはおすすめできません。
3.カザフスタンで利用可能なプリペイドSIMを購入する
プリペイドSIMとは、前払いで使えるモバイル通信サービスのことです。
プリペイドSIMであれば、電波さえつかめればフリーWiFiの専用スポットの近くでなくてもインターネットに接続できます。
フリーWiFiに比べれば、ずっと通信品質が安定しているので快適に使えるでしょう。
日本ではスマートフォンのモバイル通信を、だいたい月額制・後払い制で契約します。
一方、プリペイドSIMでは、あらかじめ使う分だけのモバイル通信を購入して使えるのです。
そのため海外旅行者にとっては、契約しやすくよく使われています。
プリペイドSIMでたとえば1GB/1週間というプランなら、1週間の有効期限内に合計1GBまでモバイル通信が可能です。
当サイトが調査したところ、カザフスタンでは以下のようなプリペイドSIMプランが販売されていることを確認しました。
kcell※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
5GB/1ヵ月 | 1,490テンゲ | 約432円 |
10GB/1ヵ月 | 1,990テンゲ | 約577円 |
20GB/1ヵ月 | 2,990テンゲ | 約867円 |
30GB/1ヵ月 | 3,990テンゲ | 約1,157円 |
40GB/1ヵ月 | 4,990テンゲ | 約1,447円 |
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※1テンゲ=0.29円(2022/7/20時点のレート)で計算しています。
上記プランの内容をみて、「日本のモバイル通信より安いな」と感じた方が多いでしょう。
そういった意味でも、プリペイドSIMはカザフスタンへ旅行する日本人観光客にとって魅力的なインターネット接続手段とはいえます。
ただ現地でプリペイドSIMを購入する場合、日本語をしゃべれない店員とコミュニケーションをとらなくてはなりません。
(カザフスタンでは、英語もほとんど通じないようです。)また海外では、言葉の通じない旅行者に実際よりずっと高い価格でプリペイドSIMを売りつけるケースもあります。
それが不安であれば料金はかわってしまいますが、日本のAmazonなどでカザフスタン用のプリペイドSIMを購入して持ち込む方が無難です。
インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい
プリペイドSIMでもう1つ気を付ける必要があるのは、使えるようにするためのハードルが高い点です。
プリペイドSIMを使う場合、以下にあげる設定や条件を解決しなくてはなりません。
- 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い - 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
- 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる
これらの意味を理解でき、問題が起きても自分で対処できるようなインターネット設定に慣れた方でないとプリペイドSIMを使うのは難しいです。
自信のない方は、海外用レンタルポケット型WiFiを利用する手段の方が簡単でおすすめです。
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4.キャリアの海外ローミング
日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。
恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?
キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。
各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。
サービス名 | 内容 |
---|---|
ドコモ | ■パケットパック海外オプション 200円/1時間〜 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限 ■海外パケ・ホーダイ 24.4MB /日|1,980円 無制限/日:2,980円 ◇通話:従量課金 →利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要 |
au | ■世界データ定額 (利用日数:1日から30日) 490円/24時間〜 690円/24時間〜 980円/24時間〜 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限 ◇通話:従量課金 →利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要 |
ソフトバンク | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 |
ahamo | ■非対応 |
povo | ■非対応 |
LINEMO | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 ※アメリカ放題非対応 |
UQ mobile | ■対応 |
楽天モバイル | ■非対応 |
注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。
パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。
ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。
キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。
まとめ
カザフスタンの空港や市街地にある人気の観光地、ホテルではフリーWiFiを使える場所が多いです。
けれどフリーWiFiはセキュリィティ上の不安が大きい上に、限定された場所でしか使えないなど不便な面が少なくありません。
カザフスタンでメインに使うインターネット接続手段としておすすめできないです。
プリペイドSIMであればセキュリティ的な不安が少ない上に、フリーWiFiスポットの近くでなくてもインターネットに接続でき便利に使えます。
ただしプリペイドSIMは、使えるようにするための条件や設定が簡単ではありません。
インターネット設定に慣れた方でないと使うのは困難です。
その点、海外ローミングや海外用ポケット型WiFiならプリペイドSIMよりずっと簡単に使えます。
難しい設定や複雑な条件もないです。
ただし海外ローミングは、お使いの通信キャリアによっては対応しておらず使えません。
設定やプランによっては、想定外の料金が発生してしまう可能性もあります。
それに対し海外用ポケット型WiFiであれば、契約中の通信キャリアに関わらず完全定額制で使える種類が多く安心です。
たとえばポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」であれば、カザフスタンで1GB/日のモバイル通信を1,400円/日の完全定額制で利用可能。
簡単で快適なインターネット接続手段を準備して、カザフスタン観光で素敵な思い出を作ってください!
やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!
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