オーストラリアのWiFi事情を解説!インターネットを使うならレンタルポケット型WiFiがおすすめ!

日本でも、新婚旅行や長期休暇向けの観光地として人気のオーストラリア。
海外から多くの人が訪れる観光大国だけあり、オーストラリアではフリーWiFiをはじめ観光客が使えるインターネット接続手段が複数あります。
ただインターネット接続手段によって、快適に使えるかや難易度が大きく異なるので注意が必要です。
この記事ではオーストラリアのインターネット事情と、オーストラリアで観光客が使える主なインターネット接続手段の種類を紹介します。
どの方法が一番簡単でおすすめかも解説しているので、オーストラリアへの渡航前に是非参考にして下さい!
結論!オーストラリアでインターネットを使うならレンタルポケット型WiFiがおすすめ!
オーストラリアで安全・快適にインターネットを使うには、日本でレンタルしたポケット型WiFiを持ち込み利用する方法がおすすめです。
日本で購入・契約したポケット型WiFiはオーストラリアでは使えないことが多いので、海外で利用可能なポケット型WiFiをレンタルし持ち込むのがおすすめです。
通信品質 | セキュリティ | 使いやすさ | コスト | |
---|---|---|---|---|
ポケット型WiFi | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
フリーWiFi | △ | × | △ | ◎ |
プリペイドSIM | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
海外ローミング | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
- ポケット型WiFi(★おすすめ)
安全性が高く電源を入れるだけで使える。複数デバイスで利用可能。 - フリーWiFi
無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。 - プリペイドSIM
現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。 - 海外ローミング
設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。

快適に使えるだけでなく安全性も高いから安心だね!

オーストラリアでインターネットを使うなら安全性も大切ね。
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オーストラリアのインターネット事情は?
日本ではインターネット環境がよく整備されていて、人の暮らす場所であればたいていインターネットに接続できます。
通信速度が遅過ぎて困ることもほとんどありません。
それではオーストラリアは、日本のようにインターネット環境が整っているでしょうか。
インターネット環境が整備された国の方が、海外からの観光客もインターネットを快適に使えることは言うまでもありません。
ここではオーストラリアのインターネット事情をみていきましょう。
まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」※を参考に、オーストラリアのインターネット普及率を紹介します。
オーストラリアのインターネット普及率(2021年)
国名/地域名 | 普及率 |
---|---|
オーストラリア | 84.2 % |
日本 | 94.5% |
オセアニア平均 | 67.4% |
オーストラリアのインターネット普及率は84.2%で、日本と比べ若干低いぐらいです。
それほど差はありませんから、オーストラリアでも日本と同じぐらいインターネット環境を確保しやすいと考えてよいでしょう。
次にオーストラリアの通信速度についてみていきましょう。
いくらインターネット環境が確保されていたとしても、通信速度があまりに遅いようであれば快適に利用できません。
参考にするのは、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」がまとめたデータです。
オーストラリアの平均通信速度と順位(2022年3月時点)
固定回線
順位 | 国名 | 平均通信速度(下り) |
---|---|---|
- | 全世界 | 62.52Mbps |
8 | アメリカ | 151.46Mbps |
13 | 日本 | 122.48Mbps |
65 | オーストラリア | 51.39Mbps |
モバイル回線
順位 | 国名 | 平均通信速度(下り) |
---|---|---|
– | 世界 | 29.96Mbps |
14 | オーストラリア | 76.52Mbps |
23 | アメリカ | 61.12Mbps |
43 | 日本 | 44.05Mbps |
(参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。)
フリーWiFiでもよく使われる固定回線をみると、オーストラリアの平均通信速度は51.39Mbpsで日本の1/2以下です。
これだけ差があると、日本に比べオーストラリアの固定回線を使うときは通信速度に不満を感じることが多そうですね。
一方、オーストラリアにおけるモバイル回線の平均通信速度は76.52Mbpsと高速で、日本の44.05Mbpsと比べ30Mbps以上速くなっています。
オーストラリアでは、海外用ポケット型WiFiや海外ローミングなどモバイル通信を使ったインターネット接続は高速で快適に使えそうですね。
日本人がオーストラリアに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?
オーストラリアのインターネット環境が、日本と同じぐらい整備されていることがわかりました。
それではそんなオーストラリアでは、観光客はどのような手段でインターネットに接続できるでしょうか。代表的な手段としては、以下4つがあげられます。
- ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
- オーストラリアで利用可能なプリペイドSIMを購入する
- 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う
- オーストラリアに対応した海外用ポケット型WiFiを使う
以下1つずつ詳しくみていきましょう。
1.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
フリーWiFiとは無料で使えるWiFi環境のことです。
日本でもカフェやファミレスなどでフリーWiFiが提供されています。
フリーWiFiスポットの近くであれば、スマートフォンなどをつなげてインターネットを利用可能です。
それではオーストラリアでは、どの程度フリーWiFiが提供されているのでしょうか。
有名観光ガイド「地球の歩き方」では、オーストラリアのフリーWiFi事情について、以下のようにまとめています。
(オーストラリアでは)ファストフード店やカフェ、ショッピングセンターなどは時間限定の無料Wi-Fiを提供しているところが多いし、ホテルもバックパッカーズホステルや1級クラスだとおおむね無料Wi-Fiが利用可能。
参照元:「地球の歩き方オーストラリア 2021〜22」(P670)
高級ホテルは一部で無料あるいはメンバーになれば無料(たいてい登録はその場で無料でできる) というところが多い。
ホテルで有料のところは1日当たり 25~30(高級ホテルになればなるほど高い)という料金だ。
また SNSへの投稿を期待してか、多くのツアー会社のバス車内でも無料Wi-Fi が使えるようになってきている(回線容量があまりないので動画視聴や音声通話は不可)。
「地球の歩き方」をみる限り、オーストラリア観光中はフリーWiFiを使えることが多そうですね。
以下、オーストラリアで日本人が特によく訪れると思われる場所で、実際にどのくらいフリーWiFiが提供されているかみていきましょう。
空港のWiFiスポットは?
入出国の際などに長い時間を過ごす空港では、インターネットを利用できれば便利です。
インターネットに接続して観光情報を調べたり、動画をみて時間をつぶしたりできます。
オーストラリアの各空港では、フリーWiFiが提供されているでしょうか。
結論から言うと、日本人が特によく利用する以下の空港ではフリーWiFiが提供されていました。
各空港の公式サイトなどでは、フリーWiFiに関して以下のように記載されています。
(当サイトで日本語に訳しています。
フリーWiFiの接続方法などの詳細はリンク先で確認して下さい。)
キングスフォード・スミス空港(シドニー)
国際線ターミナルT1および国内線ターミナルT2では、フリーWiFiを利用いただけます。
参照元:キングスフォード・スミス空港公式サイト
利用可能なネットワークのリストから「FREE SYD WiFi」を選択し、質問に答えて利用規約を読み「進む」をクリックして下さい。
スポンサーメッセージが表示され、ウェブサイトが表示されます。
タラマリン空港・アバロン空港(メルボルン)
T2、T3、T4ターミナルだけでなく、すべての公共エリアと航空機ゲートラウンジでフリーWiFiを利用可能です。
参照元:タラマリン空港・アバロン空港
T1ターミナルでは、カンタス航空のフリーWi-Fiも利用できます。
ブリスベン国際空港(ブリスベン)
ブリスベン国際空港の国際線ターミナルと国内線ターミナルの全エリアで、高速なフリーWi-Fiをご利用いただけます。
参照元:ブリスベン国際空港公式サイト
ケアンズ国際空港(ケアンズ)
ケアンズ国際空港ではフリーWiFiを利用いただけます。
参照元:ケアンズ国際空港Facebookアカウント
T1ターミナルでは国際線の乗客が1時間まで、T2ターミナルでは国内線の乗客が30分までそれぞれフリーWiFiを利用可能です。
※公式サイトでは、フリーWiFiの記載が確認できませんでした。
ゴールドコースト国際空港(ゴールドコースト)
ゴールドコースト国際空港では、ターミナル全域で高速なフリーWiFiを提供しています。
参照元:ゴールドコースト国際空港公式サイト
アデレード空港(アデレード)
アデレード空港では、ターミナル全域で高速なフリーWiFiを提供しています。
参照元:アデレード空港公式サイト
ワイヤレスネットワークをスキャンして「Adelaide Airport Free Wi-Fi」に接続して下さい。
Webブラウザを開くと、ログインページが開きます。
ログインページが表示されない場合は、Webサイトを移動して下さい。
自動的にログインページへリダイレクトされます。
パース空港(パース)
パース空港では高速フリーWiFiを使って、旅行情報を調べたり暇つぶしにネットサーフィンを楽しんだりできます。
参照元:パース空港公式サイト
フリーWiFiはターミナル1・2・3・4で利用可能です。
観光地のWiFiスポットは?
オーストラリアの主要な観光地では、数多くのフリーWiFiスポットがあります。
オーストラリアの観光地で専用のアプリなどを使えば、近隣のフリーWiFiスポットを簡単に検索可能です。
ここでは世界中のWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」※のデータを参考に、オーストラリアの各観光地でフリーWiFiが提供されているかみていきます。
WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。
青い丸の中に数字が書かれているのは、周辺にその分だけフリーWiFiスポットがあるということです。
シドニー・オペラハウス(シドニー)


世界遺産にも登録されている「オペラ・ハウス」は、シドニーで最も有名な観光スポットです。
オペラ・ハウスでは日本語の内部見学ツアーも行われています。
オーストラリアを代表する観光地だけあり、WiFiMAPをみると周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
ロックス(シドニー)


「ロックス」はシドニーのなかでも、歴史的な建造物が多く残る地域です。
ロックスからは、ハーバーブリッジやオペラ・ハウスの美しい夜景もみることができます。
こちらもシドニーで人気の観光地ということで、WiFiMAPをみると周辺に数多くのフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
タロンガ動物園(シドニー)


シドニーの「タロンガ動物園」は、コアラとの記念撮影もできるオーストラリアを代表する動物園です。
園内からは、シドニー湾をきれいに見渡すこともできます。
WiFiMAPをみると園内にフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
ボンダイ・ビーチ(シドニー)


「ボンダイ・ビーチ」は青い海と白い砂浜が美しい、地元でも人気のビーチです。
周辺には多くのカフェやレストランがあり、観光客も多く訪れています。
人気のビーチだけあり、WiFiMAPをみると、周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
ブルー・マウンテンズ国立公園(シドニー)


「ブルー・マウンテンズ国立公園」は、ユーカリが広がる緑深い森や砂岩の断崖などの大自然が満喫できる世界遺産です。
シドニーの中心部から車で1.5~2時間程度でアクセスでき、ピクニックやバードウォッチングのスポットとして人気があります。
大自然のスポットということで、WiFiMAPをみる限り流石にこのあたりではフリーWiFiスポットは見当たりませんね。
サーファーズパラダイス地区(ゴールドコースト)


「サーファーズパラダイス地区」は、サーファーの聖地にもなっている美しい海を中心とした観光エリアです。
ビーチ周辺にはお土産が買えるショッピングエリアや、サーファーズパラダイス地区の街や海を眺望できるスカイポイント展望台もあります。
WiFiMAPをみると、ゴールドコーストの有名観光エリアだけあり周辺に数多くのフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
シーワールド(ゴールドコースト)

「シーワールド」は世界最大級の人口ラグーンや、巨大水槽で繰り広げられるイルカショーなどを楽しめるテーマパークです。
その他、絶叫マシーンやイルカと一緒に泳げるプログラムなどもあります。
WiFiMAPをみると、エリア内にフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
スプリングブルック国立公園(ゴールドコースト周辺)


「スプリングブルック国立公園」は数億年前の植物がそのまま残る自然公園です。
中でも土ボタルの光が灯る洞窟は、「天空の城 ラピュタ」に登場した「飛行石の洞窟」のモデルとも言われています。
大自然の観光スポットということで、WiFiMAPをみても流石にこのあたりにはフリーWiFiスポットは見つかりませんね。
ロイヤル・アーケード(メルボルン)


「ロイヤル・アーケード」は約150年の歴史を誇るショッピング・アーケードで、歴史的な建造物として保護されています。
アーケード内にはスイーツやアンティークの専門店などが数多く入っており、ゆっくり散策して見て回っても楽しいでしょう。
上記WiFiMAPのキャプチャは、ロイヤル・アーケードとその周辺を写したものです。
周辺にはヴィクトリア国立美術館・ヴィクトリア州立図書館・チャイナタウンなどメルボルンの人気観光スポットが集まっています。
メルボルンで有名な観光エリアだけあり、WiFiMAPをみるとたくさんのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
ユーレカ・スカイデッキ(メルボルン)


「ユーレカ・スカイデッキ」はユーレカ・タワー88階(高さ285m)にある、南半球で最も高度の高い展望台です。
展望台からは、メルボルンの街並みを360度の大パノラマで眺望できます。
ユーレカ・スカイデッキでは、建物からせり出した全面ガラスのガラスキューブも人気です。
ガラスキューブでは床面も含めて全面がガラスで、空に浮いたような気分が味わえます。
WiFiMAPをみると、周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。
エスプラネード・ラグーン(ケアンズ)


「エスプラネード・ラグーン」はケアンズ観光で人気の屋外プールです。
プールの先にある海と一体化しているような作りになっていたり、砂浜のエリアがあったりと観光客を楽しませる工夫が溢れています。
上記WiFiMAPのキャプチャは、エスプラネード・ラグーンとその周辺の観光エリアを写したものです。
周辺にはコアラと一緒に写真が撮れる「ケアンズ・ワイルドライフドーム」やナイトマーケットなど、人気の観光スポットが集まっています。
観光客が多く集まるエリアということもあり、フリーWiFiスポットも密集していることがわかりますね。
グレートバリアリーフ(ケアンズ周辺)


全長2,000kmを超える世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」は、オーストラリアでも屈指の人気観光地です。
日本からも新婚旅行などで、多くの観光客が訪れています。
上記WiFiMAPのキャプチャは、グレートバリアリーフのなかでも中心部にあたる「ホワイトヘブンビーチ」を写したものです。
きめ細やかな白砂の輝くホワイトビーチは、世界で最も美しいビーチとも言われます。
大自然のなかのスポットということで、流石にWiFiMAPをみても周辺にフリーWiFiスポットは見当たりませんね。
またグレートバリアリーフでもホワイトヘブンビーチへ向かう際の拠点となるハミルトン島には、フリーWiFiスポットがあるのを確認しました。
キングス・パーク(パース)


「キングス・パーク」はパース市街地の西側にある市民の憩いの場所です。
公園からはパースのビル街を眺望できる他、併設の植物園ではオーストラリアに生息する3,000種の植物を鑑賞できます。
WiFiMAPをみると、周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
エリザベス・キー(パース)


「エリザベス・キー」はパース中心部にあるウォーターフロントで、周辺にはレストランやカフェなどが立ち並びます。
夜には海とパースの高層街のきれいな夜景を楽しめ、心地よい海風を感じながらの散策にも最適です。
WiFiMAPをみると、周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。
ペンギン島(パース)

「ペンギン島」は、世界最小のペンギン「リトル・ペンギン」が約1,200頭も住む島です。
島では野生のリトル・ペンギンを見学できる他、野生のイルカと一緒に泳げるツアー・マリンスポーツなども楽しめます。
WiFiMAPをみる限り、島内にはフリーWiFiスポットは見当たりませんね。
ピナクルズ(パース郊外)


砂漠のなかに無数の奇岩が並ぶ「ピナクルズ」は、パースで特に人気の高い観光スポットです。
ピナクルズはナンバン国立公園にあります。
ピナクルズが夕陽に染まる姿は幻想的です。
WiFiMAPをみる限り、残念ながらこの周辺にはフリーWiFiスポットは見当たりませんね。
エアーズロック(ウルル)

世界最大級の一枚岩「エアーズロック」は、オーストラリアを代表する観光スポットです。
エアーズロックの周囲は約9km、その高さは東京タワーを上回る340mもあります。エアーズロックでは今でも先住民アボリジニの儀式が行われており、現在、観光客は登ることができません。
WiFiMAPをみる限り、大自然の中にあるエアーズロック周辺では流石にフリーWiFiスポットが見当たりませんね。
オーストラリアのホテルは?
オーストラリアに限ったことではありませんが、海外旅行中に一番長い時間を過ごしインターネットを使いたくなるのは宿泊先のホテルです。
ここでは、オーストラリアのホテルではどのくらいフリーWiFiが提供されているかを紹介します。
参考にするのは、世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータです。
オーストラリア主要観光地のホテルにおけるフリーWiFi設置状況
都市 | 掲載ホテル数 | フリーWiFiが設置されたホテル数 | 設置割合 |
---|---|---|---|
オーストラリア全土 | 28,543 | 20,723 | 約73% |
シドニー | 1,102 | 1,001 | 約91% |
ゴールドコースト | 1,135 | 865 | 約76% |
メルボルン | 1,017 | 905 | 約89% |
ケアンズ | 176 | 168 | 約95% |
パース | 477 | 442 | 約93% |
オーストラリア全土で7割以上、都市によっては9割以上のホテルでフリーWiFiが提供されています。
オーストラリアでは日本人が使いそうな一定以上のクラスを中心に、フリーWiFiがほとんどのホテルで提供されていると考えてよいでしょう。
ただ一部ホテルではフリーWiFiが提供されていないので、使いたい場合は事前の確認は欠かせません。
フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない
オーストラリアの空港・観光地・ホテルではフリーWiFiを使える場所が多くありました。
そのため「フリーWiFiがあれば、オーストラリアで他のインターネット接続手段は必要ないのでは?」と考える人もいるでしょう。
しかしフリーWiFiにはセキュリティ的にも利便性にも問題があり、メインのインターネット接続手段として利用するのはおすすめできません。
以下、その理由を詳しく解説しますね。
1.フリーWiFiの通信は簡単に盗み見られてしまう
まずフリーWiFiは暗号化されていないことが多い上に、仮に暗号化されていてもパスワードが公開されています。
このようなネットワーク環境では、他人の通信を盗み見ることは技術的に難しくありません。
フリーWiFiを使っていると、個人情報を盗み見られる可能性もあるのです。
仮にフリーWiFi上でクレジット決済やアプリ決済を行った場合、クレジットカード番号を盗み見られ、悪用されてしまうリスクもあります。
2.最近では「なりすまし」による被害も多い
最近ではフリーWiFiの「なりすまし」にも注意しなくてはなりません。
悪意のある第三者が運用する「なりすまし」に接続してしまうと、個人情報を盗み見られたりウイルス感染させられたりする可能性もあるのです。
こんな不安を抱えたままでは、気持ちよくオーストラリアでインターネットに接続できませんね。
3.フリーWiFiは決まった場所でしか使えない
フリーWiFiは無料で使えて一見便利なようにみえますが、利便性にも問題があります。
たとえばフリーWiFiは、専用スポットのすぐ近くでしか使えないのも大きな問題です。
仮に路上でスマートフォンの地図を調べたくても、フリーWiFiでは専用スポットがすぐ近くにないとインターネットに接続できません。
有名観光エリアで、フリーWiFiが密集しているような地域でも条件は同じです。
フリーWiFiを使うためだけに、スポットを提供しているカフェなどに飛び込まないといけないこともあります。
4.フリーWiFiは通信品質も良くないこともある
フリーWiFiは通信品質が必ずしもよいとは言えません。
フリーWiFiスポットによっては、通信が不安定だったり、通信速度が極端に遅かったりすることも多いです。
仮にオーストラリアでフリーWiFiを思うように使えなかったとしても、現地でサポートを期待することもできません。
以上のことから、オーストラリアでストレスなくインターネットを使いたい場合は、フリーWiFi以外の方法を確保すべきです。
モバイル通信ならフリーWiFiより提供されているエリアが広い
ここまでみてきたように、エアーズロックやホワイトヘブンビーチのような自然のなかでは、フリーWiFiスポットは見つかりませんでした。
しかしオーストラリアでは、これらの観光地でもモバイル通信なら利用できる可能性があります。
以下は、オーストラリアの大手通信キャリア「Telstra」と「Optus」における4G通信の提供エリアです。
エアーズロック
Telstra

※緑色の部分が4G提供エリア
Optus

※紫とオレンジ色の部分が4G通信の提供エリア
ホワイトヘブンビーチ/グレートバリアリーフ
Telstla

Optus

ご覧のように、フリーWiFiスポットがなかったこれらエリアも4G通信の提供エリア内に入っています。
つまりフリーWiFiが提供されていないエリアでも、4G通信のようなモバイル通信ならインターネットに接続できる可能性があるわけです。
これから紹介するプリペイドSIM・海外ローミング・海外用ポケット型WiFiはいずれもモバイル通信となります。
オーストラリアでより広いエリアでインターネットを使いたいときは、フリーWiFi以外の方が適切です。
2. オーストラリアで利用可能なプリペイドSIMを購入する
プリペイドSIMとは、前払い方式で使えるモバイル通信サービスです。
たとえば3GB/5日というプリペイドSIMのプランであれば、有効期限が5日間で合計3GBまでモバイル通信が使えることになります。
当サイトで調べたところ、オーストラリアでは以下のプリペイドSIMのプランが販売されていることを確認しました。
Telstra※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
2GB/7日 | $10 | 約909円 |
30GB/28日 | $30 | 約2,727円 |
40GB/28日 | $40 | 約3,636円 |
Vodafone※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
40GB/28日 | $30 | 約2,727円 |
50GB/28日 | $40 | 約3,636円 |
60GB/28日 | $50 | 約4,545円 |
Optus※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
5GB/5日 | $10 | 約909円 |
7GB/7日 | $15 | 約1,363円 |
12GB/10日 | $20 | 約1,818円 |
25GB/30日 | $30 | 約2,727円 |
Amaysim※
プランの内容 | 料金 | 日本円 |
---|---|---|
7GB/28日 | $15 | 約1,363円 |
50GB/28日 | $40 | 約3,636円 |
90GB/28日 | $60 | 約5,454円 |
※掲載しているのは一部のプランです。その他のプランについてはリンク先で確認して下さい。
※$1(1オーストラリア・ドル)=90.9円(2022/5/11時点のレート)で計算しています。
これらプリペイドSIMのプランは、オーストラリア現地のショップで契約可能です。
ただし現地で契約する場合、ショップ店員と英語でコミュニケーションをとらなくてはなりません。
不安な方は料金が変わりますが、日本国内で販売されているプリペイドSIMを購入して持ち込む方が無難ではあります。
インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい
プリペイドSIMが使えれば、フリーWiFiスポットの近くでなくてもインターネットに接続できて便利です。
フリーWiFiのように、簡単に通信内容を盗み見られてしまうようなこともなく安全に使えます。
ただしプリペイドSIMを使うためには、以下の条件を満たす必要があり簡単ではありません。
- 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い - 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
- 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる
これらを自分で理解して解決できるようなインターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMは使えません。
自信のない方は、プリペイドSIMより簡単なインターネット接続手段を選ぶことをおすすめします。
3.キャリアの海外ローミング
日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。
恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?
キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。
各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。
サービス名 | 内容 |
---|---|
ドコモ | ■パケットパック海外オプション 200円/1時間〜 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限 ■海外パケ・ホーダイ 24.4MB /日|1,980円 無制限/日:2,980円 ◇通話:従量課金 →利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要 |
au | ■世界データ定額 (利用日数:1日から30日) 490円/24時間〜 690円/24時間〜 980円/24時間〜 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限 ◇通話:従量課金 →利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要 |
ソフトバンク | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 |
ahamo | ■月間20GBまで通信可能 ※手続き不要 ※20GB以上は追加費用発生 ※15日以上の滞在では通信速度制限あり ◇通話:従量課金 |
povo | ■非対応 |
LINEMO | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 ※アメリカ放題非対応 |
UQ mobile | ■対応 |
楽天モバイル | ■対応 |
注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。
パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。
ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。

キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。
4.海外用ポケット型WiFiを利用する
海外旅行の際に現地でインターネットを行いたい場合は海外専用のポケットWiFiを事前にレンタルしていくという手段は最も一般的かもしれません。
国際空港のカウンターであれば、事前に契約手続きを済ませていれば出国前に受け取ることもできます。
※新型コロナウィルスの影響で受け取りカウンターが臨時休業となっている場合もありますので詳しくはご利用のサービスにご確認いただければ幸いです。
ポケットWiFiであればお使いのスマートフォンとポケットWiFi端末をWiFi接続するだけで簡単に現地でもインターネットをすることが出来ます。
SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく安全にかつ快適にインターネットを楽しむことが出来るでしょう。
ただし、多くの海外専用ポケットWiFiの場合、飛行機に乗っている間もレンタル期間にカウントされてしまうため、渡航時間が長い国へ行く際には少々もったいないかもしれません。

これまで説明してきた方法で最も簡単なやり方じゃ!
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まとめ
オーストラリアでは空港・ホテル・観光地でフリーWiFiを使える場所が豊富です。
しかしフリーWiFiはセキュリティ的なリスクが高い上に、専用スポットの近くでしか使えないなど利便性も良いとは言えずおすすめできません。
オーストラリアでプリペイドSIMを契約して使う方法もありますが、使うための条件や設定が多く難しいのが難点です。
インターネットの設定に慣れていて、問題を自分で解決できる方でないと使いこなせません。
自信のない方は、より簡単な他の方法をおすすめします。
他にオーストラリアで簡単かつ快適にインターネット接続できる手段は、海外ローミングか海外用ポケット型WiFiです。
これらは設定も簡単で、インターネット設定に慣れていない方でも無理なく利用できます。
ただ海外ローミングは、お使いの通信キャリアによっては対応しておらず使えません。
契約プランや設定によっては、想定外の料金が発生することもあります。
以上のことから、オーストラリアで最もおすすめできるインターネット接続手段は海外用ポケット型WiFiです。
海外用ポケット型WiFiなら完全定額制で、かかる料金は事前に計算できます。
思ってもいなかったお金がかかることもありません。
たとえば海外用ポケット型WiFi「クラウドWiFi」であれば、オーストラリアで1GB/日の通信を1,050円/日の完全定額で利用可能です。
クラウドWiFiであればクラウドSIM採用により、電源を入れるだけで最適な電波を取得しインターネットに接続でき手間もかかりません。
快適で簡単に使えるインターネット接続手段を確保して、オーストラリア観光で素敵な思い出を作ってください!
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