パキスタンでおすすめのインターネット接続手段は?フリーWiFiは使える?

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パキスタンは日本と比べインターネットの普及率が低く、平均的な通信速度も速くありません。

パキスタンへ旅行や出張で訪れる際は、こういった事情もふまえて安心して使えるインターネット手段を確保しておきたいものです。

この記事では、フリーWiFiを含め日本人がパキスタンへ滞在するときにどんな方法でインターネット接続できるか、どの方法がおすすめかを解説します。

目次(タップしてジャンプ)

パキスタンのインターネット事情は?

インターネット環境が整った国の方が、旅行や出張で訪れたとき快適にインターネットを使えるのは言うまでもありません。

この項ではパキスタンのインターネット事情をみていきましょう。

まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」のデータをもとに、パキスタンのインターネット普及率を紹介します。

パキスタンのインターネット普及率(2021年半ば)

国名/地域名普及率
パキスタン44.7%
アジア平均64.1%
日本94.5%
※参照元:「Internet World Stats」(参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。)

パキスタンのインターネット普及率は44.7%と日本の半分程度となっており、アジア平均と比べても大幅に低いです。

日本のように、「どこへ行ってもスマホやフリーWiFiでインターネットにつながる」状態とは程遠いと考えられます。

パキスタン滞在中にインターネットを快適に使いたいときは、日本にいる間に十分な準備をしておいた方がよいでしょう。

パキスタンのインターネット通信速度はどうでしょうか。

以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」がまとめたデータを紹介します。

パキスタンの平均通信速度と順位(2022年1月時点)

固定回線

順位国名平均通信速度(下り)
全世界59.86Mbps
9アメリカ143.76Mbps
14日本112.90Mbps
102パキスタン16.56Mbps

モバイル回線

スクロールできます
順位国名平均通信速度(下り)
世界29.60Mbps
21アメリカ62.47Mbps
42日本42.90Mbps
151パキスタン9.12bps
※参照元:SPEEDTEST「Speedtest Global Index」(参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。)

固定回線・モバイル回線ともにパキスタンの平均通信速度は、日本・アメリカのような先進国はもとより世界平均と比べてはるかに遅いです。

特にフリーWiFiでよく使われる固定回線の平均通信速度は、9.12Mbpsと日本の42.90Mbpsの1/4以下となっています。

これだけ遅いと、フリーWiFiの通信速度は期待しない方がよいでしょう。

モバイル回線の方も、平均通信速度が16.56Mbpsで速いとは言えません。

固定回線の平均通信速度より少し速いぐらいです。

ただ、より快適にインターネットを使いたいのであれば、ポケット型WiFiなどモバイル回線を使った通信手段を選んだ方が無難でしょう。

日本人がパキスタンに旅行や出張で滞在する際のインターネット手段とは?

パキスタンにおける、インターネット事情の概要をみてきました。

インターネットがあまり普及しているとはいえないパキスタンに日本人が滞在するときは、どのような手段でインターネットへ接続できるでしょうか。

主な手段としては、以下4つが考えられます。

パキスタンでインターネットを利用する4つの方法
  1. 空港やホテル、カフェなどに設置されたフリーWiFiのスポットを利用する
  2. パキスタンで使えるプリペイドSIMを購入する
  3. 日本の通信キャリアが提供している海外ローミングサービスを利用する
  4. パキスタンで利用可能な海外用ポケット型WiFiを日本で契約して持ち込む

以下、1つずつみていきましょう。

空港やホテル、カフェなどに設置されたフリーWiFiのスポットを利用する

フリーWiFiのスポットが近くにあれば、スマートフォンなどでインターネットを利用できます。

パキスタンの日本人が訪れそうな場所に、フリーWiFiのスポットはあるのでしょうか。

空港のWiFiスポットは?

世界中のWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFi MAP」で、パキスタンの国際空港にWiFiスポットがあるか調べてみましょう。

WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN

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イスラマバード国際空港

イスラマバード国際空港は、首都イスラマバードから約40kmの場所にある国際空港です。

2018年に開港した比較的新しい空港で、レストランやショップも入った近代的な作りとなっています。

上記WiFi MAPの青い印がWiFiスポットを示すマークです。

空港内に複数のWiFiスポットがあるのがわかります。

イスラマバード国際空港の以下公式サイトでは、フリーWiFiの接続方法も確認可能です。

イスラマバード国際空港公式サイト

観光地のWiFiスポットは?

次に観光地におけるWiFiスポットの設置状況をみていきましょう。

バードシャーヒー・モスク周辺(ラホール)

バードシャーヒー・モスクは、中庭に10万人もの礼拝者を収容可能な巨大なモスクです。

古都「ラホール」には、バードシャーヒー・モスクの他にも人気観光スポットが多数あります。

海外から多くの観光客が訪れるエリアだけあって周辺には、多くのWiFiスポットがあるのが分かるでしょう。

なお家のかたちをしたマークに関しては、誰のものか分からない個人宅のWiFiを表します。

セキュリティ的な不安もあるので、その他のマークのWiFiスポットを使った方がよいでしょう。

ラホール博物館周辺(ラホール)

ラホール博物館はガンダーラ美術の最高傑作と言われる「断食するブッダ」像をはじめ、パキスタンの工芸品や絵画などがある博物館です。

博物館にスマートフォンを持ち込むことは禁止されていますが、周辺には複数のWiFiスポットがあるのがわかります。

グランドジャミアモスク(ラホール)

グランドジャミアモスクは美しい建築美が楽しめるスポットで、日没頃にはライトアップが行われることでも人気です。

セキュリティ的に不安な家のかたちのWiFiマークが多いですが、それ以外にもWiFiスポットが複数確認できます。

ここまで見た限り、人気観光地「ラホール」にはWiFiスポットが充実していますね。

ギルキット空港

ギルキット空港は、「風の谷のナウシカ」の舞台にもなったというフンザ渓谷へ向かう拠点となる場所です。

空港内にWiFiマークがあるのが分かります。

ナラン

ナランの町は、幻想的な景色が楽しめるという人気観光地「サイフル・ムルク湖」へ訪れる拠点となる街です。

こちらも人気の観光地だけあり、周辺にはWiFiスポットが多く設置されていることがわかります。

ちなみに、サイフル・ムルク湖は流石に人里離れた場所だけあって、周辺にWiFiスポットはありませんでした。

ここまで見る限り、パキスタンの人気観光地周辺は街中であればフリーWiFiは比較的充実しているようですね。

パキスタンのホテルは?

旅行・出張中に最もよくフリーWiFiを使うのは滞在先のホテルでしょう。そこで、世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータをもとに、無料WiFiの設置状況を調査しました。結果は以下の通りです。

パキスタン主要観光地のホテルにおけるフリーWiFi設置状況

都市掲載ホテル数フリーWiFiが設置されたホテル数設置割合
パキスタン全土1,375665約48%
イスラマバード216158約73%
ラホール213130約61%
※2022年3月4日時点の情報です。

Booking.comのデータを見る限り、フリーWiFiが設置されていないホテルも多いことが分かります。

ホテルのフリーWiFiを使いたいときは、予約前に確認した方がよいでしょう。

フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない

パキスタンの観光地やホテルにフリーWiFiが整備されているのをみてきましたが、セキュリティや利便性の問題があり強くおすすめできません。

まずフリーWiFiは仮に暗号化されていても、パスワードは公開されています。

悪意のある第三者によって、通信内容を盗み見られてしまう可能性があるのです。

仮に暗号化されていない状態でクレジットカード決済、アプリ決済を行った場合、クレジットカードが盗み取られ悪用されるリスクもあります。

WiFiスポットの中には、本物と区別がつきにくい「なりすましWiFi」が紛れていることも少なくありません。

なりすましWiFiに接続してしまうと、悪意のある第三者に通信内容を読み取られ情報を盗まれたり、ウイルス感染させられたりします。

海外旅行の間に、こんな被害にはあいたくないですね。

フリーWiFiは利便性が高いとも言えません。

観光地に設置されてあるとはいえ、フリーWiFiが使えるのは設置場所だけです。

たとえば路上などで、地図をみたりウェブで情報を検索したりしたくなることもあるでしょう。

しかし、WiFiスポットがすぐ近くにないと接続できないのです。

フリーWiFiは必ずしも十分な通信速度がでるとは限りません。

特にパキスタンの固定回線は平均通信速度が遅かったので、固定回線を使うフリーWiFiも通信速度が遅い可能性があります。

パキスタンで快適にインターネットを楽しみたいなら、フリーWiFi以外の方法を準備するのが無難です。

2.パキスタンで利用可能なプリペイドSIMを購入する

プリペイドSIMとは手元のスマートフォンに挿入すると、事前に契約した分だけインターネットが使えるようになるチップです。

たとえば5GB/1週間という契約であれば、合計5GBまでのインターネット接続を1週間使えることになります。

パキスタンには複数の通信事業者が存在しますが、なかでも最大のJazzでは以下プランのプリペイドSIMを販売していることを確認しました。

プランの内容料金日本円
5GB/1週間Rs.110約72円
1GB/1日Rs.16約10円
8GB/1週間Rs.220約143円
15GB/1週間+10GB/1週間
(午前2時~午後2時まで)
Rs.280約182円
25GB/1ヵ月Rs.650約422円
※プランが多いので一部を抜粋して紹介しています。他プランは参照元のURLで確認して下さい。
※参照元:Jazz公式サイト
※1パキスタン・ルビ―(Rs.1)を0.65円として計算しています。

パキスタン国内でプリペイドSIMを購入すると、現地価格なので日本円にするとご覧の通り非常に安価です。

しかし現地で購入する場合、公用語であるウルドゥー語や英語で会話する必要があり、多くの方にはハードルが高いのではないでしょうか。

プリペイドSIMを購入する場合は料金が現地で買うより高くなるものの、日本国内で購入して持ち込む方が現実的です。

慣れていない人でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい

プリペイドSIMを使えば、パキスタンでもインターネット接続できます。

しかしプリペイドSIMを使うためには、以下のような条件があり決して簡単ではありません。

パキスタンでプリペイドSIMを使う3つの条件
  • 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことが多い
  • 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
  • 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる

これらの条件をクリアしてプリペイドSIMを使えるのは、スマートフォンの知識がある一部の「玄人」に限られます。

3.キャリアの海外ローミングを利用する

日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。

恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?

キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。

各キャリアごとパキスタンでの海外ローミング対応状況・利用料金については下記表をご覧ください。

サービス名内容
ドコモ■パケットパック海外オプション
200円/1時間〜
980円/24時間
2,480円/3日間
3,980円/5日間
5,280円/7日間
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限
■海外パケ・ホーダイ
24.4MB /日|1,980円
無制限/日:2,980円
◇通話:従量課金
→利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要
au■世界データ定額
(利用日数:1日から30日)
490円/24時間〜
690円/24時間〜
980円/24時間〜
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限
◇通話:従量課金
→利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要
ソフトバンク■海外パケットし放題
25MB以下/日:0-1,980円(税込)
25MB以上/日:2,980円(税込)
◇通話:従量課金
※My Menuから事前申し込みが必要
※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可
ahamo■非対応
povo■対応予定
※詳細は未決定(2021年10月時点)
◇未定
LINEMO■非対応
楽天モバイル■非対応
※2022年3月時点

注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。

パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。

ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。

トマト先生

キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。

4.海外専用ポケット型WiFiを日本国内から持っていく

海外旅行の際に現地でインターネットを行いたい場合は海外専用のポケット型WiFiを事前にレンタルしていくという手段は最も一般的かもしれません。

国際空港のカウンターであれば、事前に契約手続きを済ませていれば出国前に受け取ることもできます。

※新型コロナウィルスの影響で受け取りカウンターが臨時休業となっている場合もありますので詳しくはご利用のサービスにご確認いただければ幸いです。

ポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末をWiFi接続するだけで簡単に現地でもインターネットをすることが出来ます。

SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく安全にかつ快適にインターネットを楽しむことが出来るでしょう。

ただし、多くの海外専用ポケット型WiFiの場合、飛行機に乗っている間もレンタル期間にカウントされてしまうため、渡航時間が長い国へ行く際には少々もったいないかもしれません。

トマト先生

これまで説明してきた方法で最も簡単なやり方じゃ!

まとめ

パキスタンでは空港やホテルをはじめ観光地周辺でも、比較的フリーWiFiのスポットが充実しています。

しかしフリーWiFiはセキュリティ的な不安が多いことに加え、設置場所の近くでしか使えないなど利便性もよくありません。

日本国内で購入したプリペイドSIMを、パキスタンに持ち込んで利用することはできますが、使うためのハードルが高く、一部の玄人でないと使うのは困難です。

「現地に持ち込んでみたものの使えなかった」なんて事態にもなりかねません。

パキスタンで快適にインターネット接続したいのであれば、通信キャリアの海外ローミングか海外用ポケット型WiFiがおすすめです。

ただ通信キャリアの海外ローミングは、必ずしもパキスタンに対応しているとは限りません。

通信キャリアのプランや設定などによっては、料金が高額になってしまうこともあります。

これらの点から一番安心して快適に使えるのは、日本国内で海外用ポケット型WiFiをレンタルして持ち込む方法です。

海外用ポケット型WiFiのなかには、パキスタンでも安価な価格で使えるプランもあります。

そこでおすすめなのが「クラウドWiFi」です。

クラウドWiFiであればパキスタンでも1日あたり1GBのパケット通信が行えて700円(税込)で利用することが可能です。

複数の国を周遊する場合でも次世代通信システム「クラウドSIM」の仕組みを用いたクラウドWiFiなら、電源をオンにするだけでその国の最適な電波を使ってインターネットを行うことができます。

パキスタンは日本から遠く、気軽に行けるような旅先ではありません。

せっかく時間をかけてパキスタンまで行くのですから、インターネットもストレスなく使えるよう慎重に検討しましょう。

あなたがパキスタン旅行で、素敵な思い出が作れることを祈っています!

ピーマンくん

クラウドWiFi公式サイトも覗いてみてね!

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WiFiPman登場人物紹介

■ピーマンくん■

Pman学園の生徒の一人。通信系の知識を学ぶために日夜勉強に励む努力家。好きなものはピーマンの肉詰め。
■トマト先生■

Pman学園の先生。ポケットWiFiのみならず通信系界隈の知識が豊富。トレードマークはちょっとグレーになってきている口髭。話が長いことが玉に瑕。
■レモンちゃん■

Pman学園の生徒でみんなのアイドル的存在。容姿端麗でかつ勉強が得意で通信関係の補足知識をよく教えてくれる。最近の流行りはヘアアレンジ。

この記事を書いた人

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また海外でのインターネット事情にも精通しているので、現地情報を盛り込んだフレッシュな情報をお送りいたします!

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