ベトナムのインターネット事情|旅行へ行くときは海外専用ポケット型WiFiがおすすめ

ベトナムは東南アジアのインドシナ半島東部に位置する国です。
日本からも近く、食文化も日本人好みということもあり多くの日本人観光客が訪れる人気の国となっています。
やはり海外旅行で気になるのは現地のインターネット事情ではないでしょうか。
現在お使いのスマートフォンは日本国内専用となっているため、そのままではベトナム現地でインターネット接続を行うことができません。
最近では旅行中に撮った写真をSNSにアップロードしたいという声も多く、現地での観光情報やグルメ情報もその場で調べることができればきっと楽しい旅になるでしょう。
本記事ではベトナムのインターネット事情を踏まえて、おすすめの現地インターネット手段について解説していきます。
- フリーWiFiを利用する
- グアム専用のプリペイドSIMカードを購入する
- キャリアの海外パケットプランを利用する
- 海外専用のポケット型WiFiを日本からレンタルする→最もおすすめ!
ベトナムってどんな国?
ベトナムの正式名称は「ベトナム社会主義共和国」で資本主義国家である日本とは対照的な立場にあります。
社会主義(しゃかいしゅぎ)は、個人主義・自由主義・資本主義・市場経済の弊害に反対し、より平等で公正な社会を目指す思想・運動・体制を指す用語
引用:Wikipedia
インドシナ半島の東部に位置し、中国、ラオス、カンボジアと国境を接しており、南北に長いのが特徴です。
公用語はベトナム語で首都はベトナム北方の都市ハノイです。
首都ハノイ(河内)の他、ホーチミン市(胡志明)、ダナン(沱㶞)、ハイフォン(海防)、カントー(芹苴)の5の中央直轄城庯(市)に分かれており、さらに58省の地域に区画されています。

食文化については米食が中心で中国料理とフランス料理の影響を強く受けており、日本人の好みにも非常に良く合うため日本国内にも多くのベトナム料理が浸透してきているのではないでしょうか。

ベトナム料理といえば生春巻きにフォー、空芯菜炒め…酸っぱ辛すぎないエスニック料理って感じだよね。

私は独特の香りが好きだわ!
パクチーやレモングラス、魚醤を使った料理が独特でいいわよね!

わしはベトナムコーヒーとスイーツが好きじゃ。
タピオカ、マンゴー、ライチが入った「チェー」というぜんざいのような食べ物がたまらないんじゃ。
ベトナムのインターネット事情!旅行時のおすすめ手段はどれ?
冒頭でお伝えしたように、現在お使いのスマートフォンは日本国内専用となっているため、そのままではベトナムで利用することはできません。
ベトナムでも日本同様にインターネットを楽しむには下記の4つの手段があります。
- フリーWiFiを利用する
- グアム専用のプリペイドSIMカードを購入する
- キャリアの海外パケットプランを利用する
- 海外専用のポケット型WiFiを日本からレンタルする
ベトナム旅行ではいったいどれが一番使いやすいのでしょうか?
早速みていきましょう。
1.フリーWiFiを利用する
現地で無料でインターネット接続をしたいと考えたときに真っ先に思い浮かぶのは「フリーWiFi」を利用する方法ではないでしょうか?
日本国内ではコンビニやファミリーレストランに設置していることが多く馴染み深い人も多いと思います。
ベトナムのフリーWiFiの提供状況についてみていきましょう。
国際空港での提供状況
ベトナムの国際空港
- ハノイ国際線空港(ノイバイ空港)(HAN)|首都ハノイに位置するベトナム北部の玄関口
- ダナン国際空港(DAD)|ダナン市に位置するベトナム中部の玄関口
- ホーチミン国際空港(タンソンニャット空港)(SGN)|ホーチミン市に位置するベトナム南部の玄関口
ホテルや街中での提供状況
ベトナム主要観光地では無料WiFiを提供しているところとそうでないところがはっきり分かれています。
例えば、ホーチミンやハノイ、ダナンの市街地のカフェやホテル、ショッピングモールなどであればほとんどのところで無料WiFiの提供があるでしょう。
その一方で、自然豊かなベトナムの観光地へ行く際は多く場合それら大都市から離れた「田舎」である場合がほとんどです。
よって、これらの観光地では無料WiFiスポットの提供はほぼないと考えても良いでしょう。
安易な接続は危険!フリーWiFiは海外旅行時は利用しない方がいい
フリーWiFiはたとえ暗号化されていたとしても、WiFi電波を発する無線LAN親機の「プライバシーセパレータ機能」がオンになっていない場合はそのネットワークに同時に接続している第三者にやりとりを盗み見られてしまう可能性があるのです。
その際に銀行口座情報やクレジットカード決済、アプリ決済情報などが含まれていた場合、個人情報流出のリスクが非常に高まります。
また海外観光客が多く集まる観光地などでは「なりすましWiFiスポット」も存在し、個人情報を抜くことを目的としている場合も…。
ただでさえ言語が通じない海外ですのでなるべくリスクは避けたいものです。
便利なフリーWiFiも大きな危険があることを理解しましょう。
2.ベトナム専用のプリペイドSIMカードを購入する
行き慣れた海外旅行者の通信手段として人気が高いのが現地のプリペイドSIMカードを購入してご自身のスマートフォンに挿入して利用する方法です。
ダナン国際空港ではプリペイドSIMカードの購入カウンターが手荷物受取所のすぐ隣にあり、空港内でSIMカードを購入することができます。

このほかにもコンビニやキャリアショップなど様々な場所で購入可能となっていますが、購入するにはやはりある程度のベトナム語を話せる必要が出てくるため現地でSIMカードを調達するとなると少々ハードルが高い印象です。
そういったときは事前にAmazonなどで購入しておいた方が安心できるでしょう。
ベトナムの携帯電話事業者
- VNPT-Vinaphone|政府系
- MobiFone|政府系
- Viettel Mobile|政府系
- G-Tel
- Vietnamobile
Amazonで購入できるのは「mobifone」もしくは「Vietnamobile」が多い印象です。
SIMカードの入れ替えは素人には難しい可能性あり

先生…ところでSIMカードってなに?

SIMカードは携帯電話に入っている通信チップのことじゃ。
これがないと通信や電話ができないんじゃ。
おそらく大半の人はキャリアショップでスマートフォンとSIMカードがセットになったものを購入しているため、スマートフォンがSIMカードで通信しているという事実をご存知ない方も多いのではないでしょうか。

このようにすべてのスマートフォンにはSIMカードが挿入されています。
これを現地ベトナムのものに入れ換えることで現地でもインターネット通信が可能となるのです。
SIMカード自体は「SIMピン」と呼ばれる専用のピンを使うことで簡単に入れ替えができます。
しかし、設定するためには3つのハードルが存在します。
- キャリアスマートフォンの場合は「SIMロック解除」が必須
- 現地SIMカード挿入後は「APN設定」が必要
- スマートフォンが現地周波数に対応している必要がある
キャリアスマートフォンには多くの場合自社の電波以外では通信できないようする「SIMロック」がかけられており、これを解除してSIMフリーとしなければ現地のSIMカードを入れても通信できません。
また、SIMカードは入れただけでは利用することができず、APN設定(接続先設定)が必要になります。
加えて上記2つをクリアしても、お使いのスマートフォンが現地の携帯電話会社が利用する周波数帯域に対応していなければ使用することができません。
このように、海外旅行で現地SIMカードを利用するにはかなり高いハードルがあるのです。

僕にはちょっと難しいかな…
3.キャリアの海外パケットプランを利用する
日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。
恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?
キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。

未対応のpovo2.0以外はすべてベトナムで利用可能よ!
各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。
サービス名 | 内容 |
---|---|
ドコモ | ■パケットパック海外オプション 200円/1時間〜 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限 ■海外パケ・ホーダイ 24.4MB /日|1,980円 無制限/日:2,980円 ◇通話:従量課金 →利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要 |
au | ■世界データ定額 (利用日数:1日から30日) 490円/24時間〜 690円/24時間〜 980円/24時間〜 ※国内パケット通信量から消費 ※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限 ◇通話:従量課金 →利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要 |
ソフトバンク | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 |
ahamo | ■月間20GBまで通信可能 ※手続き不要 ※20GB以上は追加費用発生 ※15日以上の滞在では通信速度制限あり ◇通話:従量課金 |
povo | ■対応予定 ※詳細は未決定(2021年10月時点) ◇未定 |
LINEMO | ■海外パケットし放題 25MB以下/日:0-1,980円(税込) 25MB以上/日:2,980円(税込) ◇通話:従量課金 ※My Menuから事前申し込みが必要 ※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可 ※アメリカ放題非対応 |
注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。
パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。
ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。

キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。
4.海外専用のポケット型WiFiを日本からレンタルする
海外旅行の際に現地でインターネットを行いたい場合は海外専用のポケット型WiFiを事前にレンタルしていくという手段は最も一般的かもしれません。
国際空港のカウンターであれば、事前に契約手続きを済ませていれば出国前に受け取ることもできます。
※新型コロナウィルスの影響で受け取りカウンターが臨時休業となっている場合もありますので詳しくはご利用のサービスにご確認いただければ幸いです。
ポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末をWiFi接続するだけで簡単に現地でもインターネットをすることが出来ます。
SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく安全にかつ快適にインターネットを楽しむことが出来るでしょう。
ただし、多くの海外専用ポケット型WiFiの場合、飛行機に乗っている間もレンタル期間にカウントされてしまうため、渡航時間が長い国へ行く際には少々もったいないかもしれません。

これまで説明してきた方法で最も簡単なやり方じゃ!
まとめ
以上、ベトナムでのインターネット事情と旅行時のインターネット手段について解説してきました。
やはり海外旅行へ行こうとしている人に多く聞かれるのが「フリーWiFiだけでも大丈夫?乗り切れる?」ということです。
これまでお話してきたように海外旅行時はフリーWiFiだけでは乗り切ることはできません。
やはり安心できるのは海外専用ポケット型WiFiを日本国内から事前にレンタルしていくことです。
SIMカードの差し替えも不要、キャリアの海外ローミングサービスのように高額となる心配もありません。
海外専用モバイルルーターの電源を入れて日本から持っていったスマートフォンとWiFi接続するだけですぐに現地でインターネット接続を行うことができます。
最近では電話番号なしで通話ができる「LINEでんわ」などが主流となっているため、グループで海外旅行へ行った際に海外専用モバイルルーターを複数人が持っていれば、別行動した時の連絡手段としても安心して重宝するでしょう。
そんな中で最もおすすめなのが株式会社ニッチカンパニーが提供する「クラウドWiFi」です。
海外WiFiレンタル大手サービスとクラウドWiFiとをベトナムでの利用料金で比較してみましょう。
ベトナムでの1日利用
クラウドWiFi | イモトのWiFi | |
---|---|---|
費用/日 | 700円(税込) | 1,880円(税込) |
パケット上限/日 | 1GB(4G高速通信) | 1GB(4G高速通信) |
超過後速度 | 384kbps | 明記なし |
このようにイモトのWiFiに比べてクラウドWiFiの方では約半額の費用で1日1GBまで使用することが可能です。
また、制限後速度についても「384kbps」と明記されているため、極端に低速化して通信できないという心配もありません。
「384kbps」ではインターネットブラウジングやTwitter、インスタグラムへの画像のアップロードなどは難しいですが、LINE電話などのIP電話であれば日本国内とも問題なく行える可能性があります。
海外旅行の際は是非、クラウドWiFiをご検討ください!

海外でも使えるポケット型WiFiならクラウドWiFiがおすすめだよ!
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