セントビンセント・グレナディーンのインターネット事情は?フリーWiFiは使える?

セントビンセント・グレナディーンは、カリブ海に囲まれた小さな島国。

その面積は東京23区の半分より、ちょっと大きいぐらいしかありません。

ですが、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のロケ地に選ばれるなど、美しくも魅力的な自然の宝庫だったりもします。

一方で、インターネットに関しては日本のように普及しているわけではありません。

セントビンセント・グレナディーン観光中にインターネットを使いたいときは、事前に十分な準備をしておきましょう。

この記事では、まずセントビンセント・グレナディーンのインターネット事情について解説します。

その上で、フリーWiFiをはじめ同国で使えるインターネット接続の手段について解説するので是非参考にして下さい!

手段によって使いやすさなどに違いがあるので、自分に合った方法をみつけましょう。

インターネット接続手段比較表

スクロールできます
総合評価通信品質セキュリティ使いやすさコスト
海外用レンタル
ポケット型WiFi
フリーWiFi×
プリペイドSIM
海外ローミング
4つのインターネット接続手段の特徴
  • 海外用レンタルポケット型WiFi(★おすすめ)
    安全性が高く電源を入れるだけで快適に使える。複数デバイスで利用可能。
  • フリーWiFi
    無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。
  • プリペイドSIM
    現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。
  • 海外ローミング
    設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。

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目次(タップしてジャンプ)

セントビンセント・グレナディーンのインターネット事情

海外へ行ったときに渡航先の国で快適にインターネットを使えるかは、その国のインターネット事情によります。

自国民が不自由なくインターネットを使えるぐらい環境が整備された国の方が、海外からの観光客もインターネットを使いやすいわけです。

それではセントビンセント・グレナディーンのインターネット事情は、どのような感じでしょうか?

まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」を参考に、同国のインターネット普及率をみていきましょう。

セントビンセント・グレナディーンのインターネット普及率(2019年)

国名/地域名普及率
セントビンセント・グレナディーン69.7 %
カリブ諸国平均50.8%
※参照元:「Internet World Stats

セントビンセント・グレナディーンのインターネット普及率は69.7%で、カリブ諸国平均と比べると20%近く高いです。

そのため他のカリブの国々と比べれば、インターネット環境を確保しやすそうですね。

一方、集計年は違いますが日本のインターネット普及率は93.3%(2022年)で、セントビンセント・グレナディーンより大分高いです。

インターネットが普及した日本では、街から遠く離れた場所にある観光地でもたいてい何らかの方法でインターネットに接続できます。

人が一切暮らしていないような場所でない限り、インターネットにつなぐ手段が何もないということはほとんどありません。

一方で日本より大分インターネット普及率が低いセントビンセント・グレナディーンでは、日本よりインターネット環境を確保しにくそうです。

セントビンセント・グレナディーンでインターネットを使いたいときは、日本を発つ前にしっかり準備しておくことをおすすめします。

次に気になるのは、インターネット通信速度です。インターネットにつなげる環境があっても、快適に使えるかは通信速度によります。

以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータを参考にセントビンセント・グレナディーンの通信速度をみていきましょう。

セントビンセント・グレナディーンのインターネット通信速度と順位(2022年10月時点)

固定回線

スクロールできます
順位国名通信速度(下り)
全世界72.40Mbps
6アメリカ182.63Mbps
9日本165.53Mbps
44トリニダード・トバゴ82.94Mbps
50セントビンセント・グレナディーン75.86Mbps
130ドミニカ共和国18.62Mbps

モバイル回線

スクロールできます
順位国名通信速度(下り)
世界33.43Mbps
23アメリカ72.34Mbps
47日本42.93Mbps
68トリニダード・トバゴ29.96Mbps
95ドミニカ共和国20.72Mbps
セントビンセント・グレナディーン
※参照元:SPEEDTEST「Speedtest Global Index
※参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。
※インターネット通信速度の「中央値」による統計です。

まず固定回線についてセントビンセント・グレナディーンの通信速度は76.86Mbpsで、日本の半分以下にとどまっています。

光回線のような高速な通信網が整備された日本の固定回線は通信速度が十分で、ストレスを感じることはほとんどありません。

動画や音楽などの重いファイルもすんなりダウンロードできますし、4Kレベルのきれいな動画も鑑賞可能です。

それに対し日本よりずっと遅いセントビンセント・グレナディーンの固定回線は、日本人が使うと物足りなく感じることが多そうですね。

とはいっても、76.86Mbpsも十分に速いので観光中に少し使う分には大きなストレスになることはないでしょう。

次にモバイル回線に関しては、SPEED TESTの測定数が足りなかったようで残念ながらセントビンセント・グレナディーンのデータはありません。

一方でセントビンセント・グレナディーンにある大手通信事業者(FLOW)の公式サイトをみると、LTEに対応していることがわかります。

日本でも普及している高速なモバイル通信の技術

またSPEED TESTのデータによれば、トリニダード・トバゴやドミニカ共和国といった周辺国は20Mbps超の通信速度でした。

そのため40Mbps超でている日本のモバイル回線程でないにしろ、セントビンセント・グレナディーンもある程度の通信速度はでると想定されます。

日本人がセントビンセント・グレナディーンに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?

セントビンセント・グレナディーンのインターネット事情は、日本ほどには良いとは言えないことをみてきました。

それではそんなセントビンセント・グレナディーンへ日本人が旅行や出張で訪れるときは、どんな方法でインターネットに接続できるでしょうか。

代表的な手段は以下の4つです。

セントビンセント・グレナディーンでインターネットに接続する4つの方法
  1. セントビンセント・グレナディーンに対応した海外用ポケット型WiFiのルーターをレンタルする
  2. ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
  3. セントビンセント・グレナディーンで利用可能なプリペイドSIMを購入する
  4. 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う

この4種類は日本人に限らず、海外へ旅行する人が良く使うインターネット接続の手段です。

ただ手段によって使い勝手やコストなどがかわるため、自分にあった手段を選ぶようにしましょう。

以下1つずつどんな手段か解説しますね。

1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】

海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。

海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。

SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。

さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。

当サイトおすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fiのメリット
  • インターネットを安全で快適に使える
    フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。

  • 業界最安値水準の低価格で使える
    当サイトおすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fiは、業界最安値水準でレンタル可能です。
    さらに電源を入れた日だけ料金が発生するシステムのため経済的に利用できます。

  • 事前受け取りや帰国後の返却ができる
    出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。

  • 最大10台まで同時に接続できる
    家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。

  • 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
    従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
    当サイトおすすめ海外用レンタルポケットWi-Fiは、国をまたぐ度に変更していた設定や手続きが一切不要なため、世界135ヶ国で手軽に周遊利用できます。

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2.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する

フリーWiFiとは文字通り、無料で使えるWiFiのことです。

日本でもホテルやカフェ、ファミレスなどいろいろな場所で提供されているので、使ったことがある方も多いでしょう。

セントビンセント・グレナディーンでもフリーWiFiが使えれば、日本人観光客はWiFi経由でインターネットに接続が可能です。

それではセントビンセント・グレナディーンでは、どのくらいフリーWiFiが提供されているでしょうか。

有名な観光ガイド「地球の歩き方」では、セントビンセント・グレナディーンを含むカリブ諸国のフリーWiFi事情を以下のようにまとめています。

キューバ&カリブの島々でスマホ、ネットを使うには
まずは、ホテルなどのネットサービス(有料または無料)、Wi-Fiスポット(インターネットアクセスポイント。無料)を活用する方法がある。
キューバ&カリブの島々では、主要ホテルや町なかにWi-Fiスポットがあるので、宿泊ホテルでの利用可否やどこにWi-Fiスポットがあるかなどの情報を事前にネットなどで調べておくとよいだろう。
ただしWi-Fiスポットでは通信速度が不安定だったり、繋がらない場合があったり、利用できる場所が限定されたりするというデメリットもある。

参照元:「地球の歩き方 B24 キューバ 2019〜20」(P379)

地球の歩き方の記載をみる限り、セントビンセント・グレナディーンではフリーWiFi(無料のWi-Fiスポット)でインターネット接続できそうですね。

ただし、地球の歩き方も言うようにフリーWiFiは通信品質などの面で問題がある点は注意が必要です。

地球の歩き方では、同じページでより快適に使える手段として海外ローミングや海外用ポケット型WiFiをあげています。

フリーWiFiの問題点や、他手段の詳細については後述しますね。

次項からは、セントビンセント・グレナディーンのなかでも日本人がよく訪れる場所に、どのくらいフリーWiFiスポットがあるかみていきましょう。

空港のフリーWiFiスポットは?

海外旅行へ行ったときに、インターネットが使えるとありがたい場所の1つが渡航先の空港です。

空港では入出国手続きや飛行機の搭乗待ちなどで、滞在する時間が長くなることも少なくありません。

インターネットに接続できれば、SNSをチェックしたりYouTubeをみたりして時間を有意義に使えます。

それではセントビンセント・グレナディーンの空港では、フリーWiFiが使えるでしょうか。

セントビンセント・グレナディーンの中でも、日本人がよく使うのは首都キングスタウンに近い「アーガイル国際空港」です。

空港の公式サイトには、フリーWiFiの提供について以下のように記載されています。(当サイトが日本語に訳しています。)

フリーWiFiは利用できますか?
はい、税関到着口をのぞく全てのエリアで、フリーWiFiをお使いいただけます。ネットワーク名は「AIA public WIFI」です。

参照元:アーガイル国際空港公式サイト

公式サイトの情報をみる限り、日本人観光客はアーガイル国際空港でフリーWiFiを使いインターネットに接続できそうですね。

観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?

先に結論を述べると首都キングスタウンのような市街地にある観光地周辺なら、フリーWiFiスポットが複数見つかることが多いです。

アプリなどを使い事前に調べておけば、行き先周辺のフリーWiFiスポットが比較的簡単にみつかるでしょう。

ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」で、各観光地のフリーWiFi提供状況を調べています。

WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN

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WiFi Map LLC無料posted withアプリーチ

WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。

青い丸の中に数字が書かれているマークは、周辺にその数字の分だけフリーWiFiスポットがあるということです。

また灰色の丸マークは、WiFiMAP上で長い間使われた形跡が確認できていないフリーWiFiスポットになります。

saint vincent and the grenadines002

「セントヴィンセント植物園」は、西半球で最も古い植物園の1つです。

植物園内では、多くの熱帯植物や鳥を観察できます。

またセントビンセント・グレナディーンの国鳥である、オウボウシインコに出会えるのも植物園の魅力です。

首都キングスタウンの中心部に近い場所にあることもあり、WiFiMAPをみると植物園周辺に複数のフリーWiFiスポットが確認できますね。

WiFiMAPをみる限り、トバコ諸島周辺にフリーWiFiスポットは確認できませんね。

セントビンセント・グレナディーンのホテルではフリーWiFiが使える?

海外に旅行や出張で訪れた際は、宿泊先のホテルに滞在する時間も長くなります。

ホテルでは外国のテレビをみても面白くないことが多く、退屈な時間を過ごすことになりがち。

そんなときにインターネットが使えれば、観光情報やSNSをチェックしたり動画をみたりして楽しく過ごせます。

それではセントビンセント・グレナディーンのホテルでは、どのくらいの割合でフリーWiFiが使えるでしょうか。

ここでは世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、同国のホテルにおけるフリーWiFiの設置状況を調べました。

結果は以下の通りです。

セントビンセント・グレナディーンのホテルにおけるフリーWiFi設置状況

スクロールできます
都市掲載ホテル数フリーWiFiが設置されたホテル数設置割合
セントビンセント・グレナディーン全域4844約92%
キングスタウン1010100%
※2022/12/2時点の情報です。

Booking.com掲載のホテルに限りですが、セントビンセント・グレナディーンでは9割を超えるホテルでフリーWiFiが提供されていました。

Booking.comに未掲載のホテルも存在する可能性はあるものの、同国のホテルで日本人観光客はだいたいフリーWiFiを使いインターネット接続できそうです。

ただ全てのホテルでフリーWiFiが提供されているわけではないことから、確実に使いたい場合は事前に確認するようにしましょう。

フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない

セントビンセント・グレナディーンの空港や人気観光地周辺、ホテルではフリーWiFiを使える場所も一定数ありました。

そのため「フリーWiFiが使えれば、他の手段は用意する必要がないかな」と考えている方もいるかもしれません。

けれど実際には、フリーWiFiは問題が多く海外旅行中にメインで使うインターネット接続手段として適していません。

以下、その理由を詳しく解説しますね。

1.通信内容を盗み見られる可能性がある

WiFiの通信を、周りの人にみられないようにするためには暗号化が欠かせません。

暗号化せずにWiFiを使うのは、公共の場で大きな声で会話をするようなもの。

周囲の人が聞き耳を立てれば、簡単に会話の内容を聞かれてしまいます。

けれどフリーWiFiは運用の手間を省くために、暗号化されていないケースが少なくありません。仮に暗号化されていたとしても、暗号解除に使うパスワードは公開されています。

そのため悪意のある第三者にとって、フリーWiFiの通信を盗み見ることは技術的にみても難しくないのです。

フリーWiFi上で個人情報を送受信すると、その内容が盗み見られてしまう可能性があります。

フリーWiFiを使いクレジット決済やアプリ決済を行った場合は、クレジットカード番号が盗み見られ、不正利用される可能性も否定できません。

2.フリーWiFiを騙る偽物(なりすまし)による被害も多い

フリーWiFiを装った偽物=「なりすまし」のWiFiによる被害も少なくありません。

なりすましは、本物のフリーWiFiと同じSSIDやパスワードのWiFiとして構築されます。

WiFiを使い慣れている筈のユーザーも、なりすましと本物を正しく区別するのは簡単ではありません。

その上で、なりすましへ接続してしまうと、通信の内容が相手に筒抜けとなってしまう恐れがあるのです。

その結果、個人情報を盗み見られたりウイルスに感染させられたりしてしまいます。

フリーWiFiに接続したことに気付かず、ずっとあとになってから被害を受けたことが分かるなんてことも少なくありません。

こんな風に、フリーWiFiはセキュリティ的に大きな問題を抱えています。

ただでさえ日本のように治安がよいとはいえない海外で、フリーWiFiは余計に安心して使いにくいですね…。

3.使える場所が限られてしまう

フリーWiFiは利便性の面でも問題が多いです。まずフリーWiFiが使えるのは、専用設備(WiFiルーター)が設置された場所の近くに限られます。

一番近いフリーWiFiスポットが300m先のカフェなら、フリーWiFiを使えるのは原則としてそのお店の中だけです。

その他の場所では使えません。

日本の観光地なら、近くにフリーWiFiスポットなんてなくても、電波さえ届けばどこでも手元のスマートフォンでインターネット接続可能です。

路上で道に迷ったら地図アプリで調べられますし、撮影したばかりの写真をLINEで友達に送ることもできます。

けれどフリーWiFiしかインターネット接続の手段がないと、そんな風にスマートフォンを便利に使えないのです。

普段からスマートフォンが手放せなくなっている日本人にとって、そんな環境は不便でストレスになるのではないでしょうか。

4.通信品質が悪いことも多い

フリーWiFiの通信品質は、スポットによって大きな差があります。

快適に使えるスポットも多いですが、通信速度が極端に遅くてSNSさえ表示できないなど通信品質が悪いスポットも少なくありません。

フリーWiFiが使いたくて入ったカフェで、通信品質が悪く思うようにインターネット接続できなかったらがっかりですね…。

フリーWiFiは付帯的なサービスなので、使えなかったからといってカフェ代は勿論支払わないといけません。

フリーWiFiはこんな感じで問題が多いです。

セントビンセント・グレナディーンでは、他のインターネット接続手段を準備することを強くおすすめします。

フリーWiFiは他の手段が使えない場合に限って、個人情報の送受信をせず必要最低限だけ使うようにしましょう。

データ通信量を節約するため、動画をみるときだけホテルなどの比較的信頼性が高いフリーWiFiを使うという手もあります。

pman sadピーマンくん

フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、

tomato oji

フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。

フリーWiFiよりモバイル通信の方が圧倒的に使えるエリアが広い

セントビンセント・グレナディーンでは、フリーWiFiよりモバイル通信の方が断然使えるエリアが広いです。

以下、同国の提供エリアマップ(3G)をご覧ください。

FLOWのモバイル通信(3G)提供エリアマップ【セントビンセント・グレナディーン全域】

saint vincent and the grenadines007
参照元:COLLINS COVERAGE公式サイト
※地図のなかで、黄色く塗られた部分がモバイル通信(3G)の提供エリア範囲

ご覧のように、セントビンセント・グレナディーンの大部分がモバイル通信(3G)の提供エリア内であることがわかります。

またWiFiMAPではフリーWiFiスポットが見つからなかったトバコ諸島も、以下の通りモバイル通信の提供エリア内です。

FLOWのモバイル通信(3G)提供エリアマップ【トバコ諸島周辺】

saint vincent and the grenadines008
参照元:COLLINS COVERAGE公式サイト
※地図のなかで、黄色く塗られた部分がモバイル通信(3G)の提供エリア範囲

また首都キングスタウンはその大部分のエリアが、以下の通りより高速なモバイル通信(LTE)の提供エリア内でした。

Digicelのモバイル通信(4G/LTE)提供エリアマップ【キングスタウン周辺】

saint vincent and the grenadines009
参照元:COLLINS COVERAGE公式サイト
※地図のなかで、赤く塗られた部分がモバイル通信(4G/LTE)の提供エリア範囲

つまり、これらのエリアでは苦労してフリーWiFiスポットまで行かなくても、モバイル通信ならインターネット接続できる可能性が高いわけです。

この意味でも、セントビンセント・グレナディーンではフリーWiFiよりもこれから紹介するモバイル通信系のサービスをおすすめできます。

これから行く観光地がモバイル通信の提供エリア内か知りたい方は、是非参照元で調べてみてください。

3.セントビンセント・グレナディーンで利用可能なプリペイドSIMを購入する

プリペイドSIMとは、前払いで必要な分だけ購入して使えるモバイル通信のサービスです。

最低利用期間のような縛りもないことから、旅行中だけ使えるインターネット接続手段を求める海外からの観光客が使っています。

プリペイドSIMでたとえば2GB/7日というプランなら、7日の有効期限内に合計2GBまでモバイル通信が可能です。

プリペイドSIMはモバイル通信なので、近くにフリーWiFiスポットがなくても電波さえ届けばどこでもインターネットにつなげます。

(日本でスマートフォンをインターネット接続するのと一緒です。)

モバイル通信では、フリーWiFiのようなセキュリティ上の不安もありません。

当サイトで調べたところ、セントビンセント・グレナディーンでは以下のようなプリペイドSIMプランが販売されていることを確認しました。

FLOW※

スクロールできます
プランの内容料金日本円
3GB/1日$5約249円
5GB/3日$12約598円
10GB/7日$27約1,346円
15GB/30日$100約4,985円
参照元:FLOW公式サイト
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※$1(1東カリブ・ドル)=49.85円(2022/12/2時点のレート)で計算しています。

セントビンセント・グレナディーン現地の価格なので、日本のモバイル通信に比べると「安い」と感じている方も多いでしょう。

ただし、これらプランを購入するためには、現地の店員と英語でコミュニケーションをとらないといけません。

海外では事情の分からない外国人相手に、実際よりずっと高くプリペイドSIMを売りつけようとする例も多いです。

そういった点が不安であれば、料金は変わりますが日本のAmazonなどでプリペイドSIMを購入して持ち込む方が安心ではあります。

インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい

プリペイドSIMをえらぶときに、もう1つ注意が必要なのは設定や使うための条件が簡単ではないことです。

プリペイドSIMを使えるようにするためには、以下にあげる条件や設定を自分で解決しないといけません。

セントビンセント・グレナディーン現地でプリペイドSIMを使うための3つの条件
  • 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
    ※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い
  • 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
  • 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる

上記の意味が分かり、問題が起きてもある程度は自分で対処できるくらいインターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMは使えません。

自信のない方は、苦労してプリペイドSIMを購入しても、結局使いこなせず無駄にしてしまう可能性も高いです。

自信のない方は、海外用レンタルポケット型WiFiを利用する手段の方が簡単でおすすめです。

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4.キャリアの海外ローミング

日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。

恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?

キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。

各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。

サービス名内容
ドコモ■パケットパック海外オプション
200円/1時間〜
980円/24時間
2,480円/3日間
3,980円/5日間
5,280円/7日間
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限
■海外パケ・ホーダイ
24.4MB /日|1,980円
無制限/日:2,980円
◇通話:従量課金
→利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要
au■世界データ定額
(利用日数:1日から30日)
490円/24時間〜
690円/24時間〜
980円/24時間〜
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限
◇通話:従量課金
→利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要
ソフトバンク■海外パケットし放題
25MB以下/日:0-1,980円(税込)
25MB以上/日:2,980円(税込)
◇通話:従量課金
※My Menuから事前申し込みが必要
※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可
ahamo■非対応
povo■対応※
LINEMO■海外パケットし放題
25MB以下/日:0-1,980円(税込)
25MB以上/日:2,980円(税込)
◇通話:従量課金
※My Menuから事前申し込みが必要
※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可
※アメリカ放題非対応
UQ mobile■対応
楽天モバイル■非対応
※2022年12月時点
※povo1.0の一部ユーザーは使えない可能性があります。

注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。

パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。

ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。

tomato oji

キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。

まとめ

セントビンセント・グレナディーンの空港や人気の観光地周辺、ホテルでは、フリーWiFiを使える場所もある程度はあります。

しかしフリーWiFiはセキュリティ的な不安が大きい上に、使える場所が限られるなど問題が多くおすすめできません。

セントビンセント・グレナディーンでは、他のインターネット接続手段を確保することをおすすめします。

プリペイドSIMなら、フリーWiFiスポットが近くになくてもインターネットに接続可能。

フリーWiFiのような、セキュリティの不安もありません。

ただプリペイドSIMは、使えるようにするための設定や条件が難しく、インターネット設定に慣れた熟練者でないと使えません。

自信のない方は、より簡単な手段をおすすめします。

次に海外ローミングや海外用ポケット型WiFiもまた、モバイル通信でフリーWiFiより安全かつ便利に利用可能。

その上、この2種類はプリペイドSIMのような難しい設定や条件がありません。

インターネット設定に慣れていない方でも、手間なく使いこなせます。

ただし海外ローミングは、契約中のキャリアが提供していないと使えません。

設定やプランによっては、想定外の料金が発生してしまう点は注意が必要です。

一方の海外用ポケット型WiFiなら、契約中のキャリアに関わらず利用が可能。

完全定額制でレンタルできるプランが多く、想定外の料金が発生することもありません。

たとえばポケット型WiFi「海外WiFiレンタルショップ」であれば、セントビンセント・グレナディーンで1GB/日のモバイル通信を、1,400円/日の完全定額制で使えます。

簡単で快適なインターネット接続手段を確保して、セントビンセント・グレナディーンの観光を思う存分楽しんできてください!

tomato oji

やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!

pman ideaピーマンくん

セントビンセント・グレナディーンへ行くなら海外WiFiレンタルショップがおすすめだよっ!

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WiFiPman登場人物紹介

■ピーマンくん■

Pman学園の生徒の一人。通信系の知識を学ぶために日夜勉強に励む努力家。好きなものはピーマンの肉詰め。
■トマト先生■

Pman学園の先生。ポケットWiFiのみならず通信系界隈の知識が豊富。トレードマークはちょっとグレーになってきている口髭。話が長いことが玉に瑕。
■レモンちゃん■

Pman学園の生徒でみんなのアイドル的存在。容姿端麗でかつ勉強が得意で通信関係の補足知識をよく教えてくれる。最近の流行りはヘアアレンジ。

この記事を書いた人

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