モンテネグロのインターネット事情は?フリーWiFiは使える?

モンテネグロは、日本の福島と同じぐらいの小さな国です。

けれどインターネットは日本と同じぐらい普及しているので、日本人観光客は準備して渡航すれば滞在中はインターネットが使えるでしょう。

この記事では、そんなモンテネグロのインターネット事情とフリーWiFiを含めモンテネグロで使えるインターネット接続の手段を解説します。

どの手段が簡単でおすすめかも紹介しているので渡航前に是非参考にして下さい!

インターネット接続手段比較表

スクロールできます
総合評価通信品質セキュリティ使いやすさコスト
海外用レンタル
ポケット型WiFi
フリーWiFi×
プリペイドSIM
海外ローミング
4つのインターネット接続手段の特徴
  • 海外用レンタルポケット型WiFi(★おすすめ)
    安全性が高く電源を入れるだけで快適に使える。複数デバイスで利用可能。
  • フリーWiFi
    無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。
  • プリペイドSIM
    現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。
  • 海外ローミング
    設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。

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目次(タップしてジャンプ)

モンテネグロのインターネット事情

海外へ行ったときに、渡航先の国でインターネットを使えるかはその国のインターネット事情によります。

インターネット環境が整備された国の方が、その国にやってくる海外からの観光客もインターネットを使いやすいことは言うまでもありません。

そこで、ここではモンテネグロのインターネット事情はどのような感じか紹介します。

まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」を参考に、モンテネグロのインターネット普及率をみていきましょう。

モンテネグロのインターネット普及率(2022年)

国名/地域名普及率
モンテネグロ87.1 %
日本93.3%
ヨーロッパ平均89.7%
※参照元:「Internet World Stats

モンテネグロのインターネット普及率は87.1%で、ヨーロッパ平均や日本平均と比べ少し低くなっています。

インターネット環境が十分に整備された日本では市街地から離れた観光地でも、たいていインターネット接続の手段があるものです。

人が一切住んでいないような場所でない限り、インターネット環境が全く見つからないということはほとんどありません。

一方、モンテネグロのインターネット普及率は日本より少し低いことから、日本に比べるとインターネット環境の確保に苦労しそうですね。

とはいえ87.1%も十分に高いので、きちんと準備して出掛ければモンテネグロ滞在中はインターネットが使えるでしょう。

インターネット普及率の次に気になるのは、インターネット通信速度です。

インターネットが使える環境を見つけられても、思うように使えるかは通信速度によります。

以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータを参考にモンテネグロの通信速度をみていきましょう。

モンテネグロのインターネット通信速度と順位(2022年8月時点)

固定回線

スクロールできます
順位国名通信速度(下り)
全世界69.14Mbps
6アメリカ167.36Mbps
10日本131.86Mbps
93モンテネグロ38.26Mbps

モバイル回線

スクロールできます
順位国名通信速度(下り)
世界30.79Mbps
24アメリカ61.95Mbps
46日本39.34Mbps
60モンテネグロ31.70Mbps
※参照元:SPEEDTEST「Speedtest Global Index

モンテネグロの通信速度は、まず固定回線が38.26Mbpsで日本の1/3以下です。

日本の固定回線は高速な光回線やCATV回線が普及していて、通信速度に不満を感じることはほとんどありません。

高画質な動画もスムーズに鑑賞できますし、数百MBレベルのファイルもスピーディーに送受信可能です。

モンテネグロの固定回線は日本に比べずっと遅いので、日本人が使うとストレスを感じることが多いかもしれませんね。

モンテネグロでは固定回線を使ったインターネット接続で、通信速度はあまり期待しない方がよいでしょう。

次にモバイル回線の通信速度は31.70Mbpsで、日本より少し遅くなっています。

日本のモバイル回線は高速なLTEや5Gが普及しており、通信速度もたいてい十分です。

SNSやホームページはさくさく表示されますし、YouTubeも鑑賞できます。

それに対し、モンテネグロのモバイル回線は日本より少し遅いため、日本に比べれば物足りなく感じることがあるかもしれません。

けれど、それほど大きな差ではないので観光中に使う分には、ほぼ日本と変わらず快適に使えそうです。

モンテネグロでは、海外ローミングやポケット型WiFiなど、モバイル回線を使った手段が活躍しそうです。

日本人がモンテネグロに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?

モンテネグロのインターネット環境が、日本に比べると整備されていないことをみてきました。

それでは、そんなモンテネグロへ日本人が旅行や出張で訪れたときは、どのような手段でインターネットに接続できるでしょうか。

主な手段として、以下4種類があげられます。

モンテネグロでインターネットに接続する4つの方法
  1. モンテネグロに対応した海外用ポケット型WiFiのルーターをレンタルする
  2. ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
  3. モンテネグロで利用可能なプリペイドSIMを購入する
  4. 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う

これらは、どれも海外に行く人がよく使うインターネット接続の手段です。

ただ手段によって使い勝手が大きく異なるので、自分にあった種類をえらぶ必要があります。

以下、それぞれの特徴を解説するので参考にして下さい。

1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】

海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。

海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。

SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。

さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。

当サイトおすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fiのメリット
  • インターネットを安全で快適に使える
    フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。

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    さらに電源を入れた日だけ料金が発生するシステムのため経済的に利用できます。

  • 事前受け取りや帰国後の返却ができる
    出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。

  • 最大10台まで同時に接続できる
    家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。

  • 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
    従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
    当サイトおすすめ海外用レンタルポケットWi-Fiは、国をまたぐ度に変更していた設定や手続きが一切不要なため、世界135ヶ国で手軽に周遊利用できます。

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2.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する

無料で自由にWiFiが使える「フリーWiFi」は、日本国内でも普及しているインターネット接続手段です。

フリーWiFiはホテルや街のカフェ、ファミレスなどいろいろな場所で提供されているため、使ったことがある方も多いでしょう。

モンテネグロにもフリーWiFiの環境があれば、日本人観光客はWiFi経由でインターネットに接続可能です。

それではモンテネグロには、どのくらいフリーWiFiスポットがあるでしょうか。

海外旅行用の観光ガイドとして有名な「地球の歩き方」では、モンテネグロのフリーWiFi事情について以下のようにまとめています。

ホテルやカフェのWi-Fi を利用する
たいていのホテルでWi-Fiが利用可能。 カフェ、レストランも利用できるところが多い。
安ホテルのなかには、部屋では接続できず、ロビー周辺のみいうところもある。
料金はほとんどの場合無料で、高級ホテルのなかには高速通信のみ有料のところがある。
いずれの場合も通常、パスワードが必要になるので、ホテルのフロントなどで聞くようにしよう。”

参照元:「地球の歩き方 A25 中欧 2019〜20」(P516)

地球の歩き方の情報をみると、モンテネグロではフリーWiFiを使えるスポットが多いようですね。

ただし地球の歩き方では同じ項で、フリーWiFiは使える場所が限られたり通信品質が悪いことがあったりすることも注意しています。

その上で地球の歩き方が、フリーWiFiより快適なインターネット接続手段としてあげているのは、海外ローミングや海外用ポケット型WiFiです。

これらの手段について詳しくは後述しますね。

次項からは、モンテネグロの中でも日本人がよくいく場所にどのくらいフリーWiFiスポットがあるかみていきましょう。

空港のフリーWiFiスポットは?

海外旅行の際は、入出国の手続きや飛行機の搭乗待ちなどの理由で空港に長い時間滞在することも少なくありません。

そのため空港内でインターネットに接続できれば、観光情報を調べたりSNSをチェックしたりして時間を有効に使えます。

それではモンテネグロの空港では、フリーWiFiが使えるでしょうか。

以下、モンテネグロのなかでも日本人が特によく使う空港で、フリーWiFiが提供されているかみていきましょう。

「ポドゴリツァ空港」は、首都ポドゴリツァにある空港です。

ただし公式サイトには、フリーWiFiを広く提供しているとの記載は見つけられませんでした。

そこでここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」で、ポドゴリツァ空港のフリーWiFi提供状況を調べています。

WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN

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WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。

青い丸の中に数字が書かれているマークは、周辺にその数字の分だけフリーWiFiスポットがあるということです。

また灰色の丸マークは、WiFiMAP上で長い間使われた形跡が確認できていないフリーWiFiスポットになります。

調査した結果は、以下の通りです。

montenegro wifi002

WiFiMAPをみると、ポドゴリツァ空港内に複数のフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。

ここまで見てきた限り、モンテネグロで日本人がよく使う空港ではフリーWiFiでインターネット接続できそうです。

観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?

最初に結論を述べると、モンテネグロの人気観光地周辺では複数のフリーWiFiスポットを見つけられることが多いです。

専用アプリを使うなどして事前に調べておけば、比較的簡単に行き先周辺のフリーWiFiスポットを探せるでしょう。

ここでもWiFiMAPで各観光地のフリーWiFi提供状況を調べています。

WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN

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WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。

青い丸の中に数字が書かれているマークは、周辺にその数字の分だけフリーWiFiスポットがあるということです。

また灰色の丸マークは、WiFiMAP上で長い間使われた形跡が確認できていないフリーWiFiスポットになります。

montenegro wifi003

「ハリストス復活大聖堂」は、モンテネグロを含め周辺の主教座大聖堂です。

青い空のもとで映える、白く優雅な外観はまるでお城のように豪華。

教会内でみられる、黄金色に輝く壁画も必見です。

WiFiMAPをみると、ハリストス復活大聖堂周辺には非常に多くのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。

モンテネグロのホテルではフリーWiFiが使える?

海外では観光に費やす時間と同じかそれ以上に、ホテルにいる時間が長くなることもあります。

そうして海外のホテルでは、言葉の分からないテレビを見る気にもならず退屈な時間を過ごすことになることも少なくありません。

そんなときインターネットが使えればSNSをチェックしたり、動画をみれたりして便利。

時間を有効に使えます。それではモンテネグロのホテルでは、どのくらいの割合でフリーWiFiが使えるでしょうか。

ここでは世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、モンテネグロのホテルにおけるフリーWiFiの設置状況を調べました。

結果は以下の通りです。

モンテネグロ主要観光地のホテルにおけるフリーWiFi設置状況

スクロールできます
都市掲載ホテル数フリーWiFiが設置されたホテル数設置割合
モンテネグロ全土7,4036,074約82%
ポドゴリツァ384300約78%
コトル846777約92%
ブドヴァ1,2641,046約83%
ティヴァト468414約88%
※2022/10/18時点の情報です。

ご覧のようにBooking.comのデータをみる限り、モンテネグロでは8~9割のホテルでフリーWiFiが提供されています。

この結果から、モンテネグロではだいたいのホテルでフリーWiFiを使いインターネットに接続できると考えてよさそうですね。

ただ、裏を返せば1~2割のホテルではフリーWiFiが提供されていないともいえるので、確実に使いたいときは、予約前に確認するようにしましょう。

フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない

モンテネグロの空港や主要な観光地、ホテルではフリーWiFiを使える場所が多いことをみてきました。

そのためフリーWiFiがあれば、モンテネグロである程度はインターネットが使えるようにもみえます。

けれどフリーWiFiは問題が多く、メインで使うインターネット接続の手段としてはおすすめできません。

以下、その理由を詳しく解説しますね。

1.フリーWiFiの通信は盗み見られるリスクが常にある

WiFiの通信を他人に見られないようにするためには、暗号化の設定が欠かせません。

しかしフリーWiFiは、暗号化されていないことが多いです。

仮に暗号化されていたとしても、暗号を解除するために使うパスワードが便宜上公開されています。

そのため悪意のある第三者にとって、フリーWiFi上の通信を盗み見ることは技術的にみて難しいことではありません。

フリーWiFi上で個人情報を送受信すると、それが盗み見られてしまう可能性があるのです。

フリーWiFi上でクレジット決済やアプリ決済を行った場合は、クレジットカード番号が盗み見られて不正利用される可能性も否定できません。

2.フリーWiFiを装った偽物による被害も多い

フリーWiFiを装った偽物「なりすまし」による被害も少なくありません。

なりすましは本物のフリーWiFiに似せて構築され、クモが巣をつくって獲物を狙うように誰かから接続されるのを待ち受けています。

なりすましと知らずに接続してしまった場合、通信の内容が全て筒抜けになる可能性も。

その上で個人情報が盗み見られたり、ウイルスに感染させられたりといった被害を受けることになります。

さらに、なりすましか本物のフリーWiFiかを見分けるのは、普段からWiFiを使い慣れた上級者にとっても簡単ではありません。

なりすましに知らず知らず接続していて、ずっとあとになってから被害に気付くこともあるのです。

こんな風にセキュリティ上のリスクが大きいフリーWiFiは、ただでさえ不安な海外では安心して使いにくいですね…。

3.フリーWiFiは使える場所が限られる

フリーWiFiが使えるのは、専用の設備(WiFiルーター)が設置された場所のすぐ近くに限られます。

たとえばフリーWiFiスポットが200m先のカフェであれば、フリーWiFiが使えるのは原則としてそのお店のなかだけです。

日本国内の観光地では、近くにお店などの施設がないような場所でも、電波さえ届けば手元のスマートフォンでインターネットに接続できます。

道が分からなかったらスマートフォンの地図を調べられますし、絶景の写真を撮影してすぐLINEで誰かに送ることもできるのです。

しかしフリーWiFiしかインターネット接続の手段がないと、スマートフォンをそんな風に便利には使えません。

老若男女問わずスマートフォンを使いこなしている日本人にとって、フリーWiFiしか使えないのはストレスになるでしょう。

4.フリーWiFiは通信品質が悪いことも多い

フリーWiFiの通信品質は、スポットによって大きな差があります。

何のストレスもなく使えるスポットも多いですが、SNSも開かないくらい通信速度が遅いなんてスポットも少なくありません。

フリーWiFiが使いたくて入ったカフェで、通信品質が悪くて思うように使えなかったらがっかりしますね…。

フリーWiFiが使えなくてもお店の人に直してもらうよう伝えるのは難しいですし、思うように使えなくてもカフェ代は支払わないといけません。

このように、フリーWiFiは問題が多いです。モンテネグロを訪れる際は、フリーWiFi以外のインターネット接続手段を用意することを強くおすすめします。

フリーWiFiは何かの事情で他の手段が使えない場合に限って、個人情報を送受信せず必要最低限だけ使うようにしましょう。

またデータ通信量を節約する目的で、動画をみるときだけ比較的信頼性の高いホテルのフリーWiFiを使うという手はあります。

観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?

はじめに結論を述べると、バチカンの人気観光スポットでは周辺に複数のフリーWiFiスポットがあります。

またバチカン市国を出れば、ローマの街で非常にたくさんのフリーWiFiスポットを見つけることが可能です。

専用アプリを使うなどして事前に調べておけば、行き先周辺のフリーWiFiスポットを簡単に調べられるでしょう。

ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」で、各観光地周辺のフリーWiFi提供状況を調べています。

WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN

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WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。

青い丸の中に数字が書かれているマークは、周辺にその数字の分だけフリーWiFiスポットがあるということです。

また灰色の丸マークは、WiFiMAP上で長い間使われた形跡が確認できていないフリーWiFiスポットになります。

vatican city wifi003
vatican city wifi002

「サン・ピエトロ大聖堂(サン・ピエトロ寺院)」は、カトリック教の総本山でありバチカン市国を代表する観光スポットです。

キリスト教建築としては世界最大級の規模を誇り、イタリア・バロック建築の代表でもある寺院の建物は、圧倒的な存在感を放っています。

細部まで繊細な細工が施された、絢爛豪華な内部も必見。

クーポラへ登ると、ローマの街並みをきれいに一望することもできます。

WiFiMAPをみると、サン・ピエトロ大聖堂周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。

バチカン市国周辺のホテルではフリーWiFiが使える?

海外旅行をするときは、宿泊先のホテルにいる時間も長くなります。

そのためホテル内でインターネットが使えれば、観光情報を調べたり動画をみたりして有意義に過ごせるでしょう。

それではバチカン市国周辺のホテルでは、フリーWiFiが使えるでしょうか。

(バチカン市国内に観光客が宿泊できるホテルはありません。)

当サイトでは世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、バチカン市国周辺のホテルにおけるフリーWiFiの設置状況を調べました。

結果は以下の通りです。

バチカン市国周辺やローマ市内中心部のホテルにおけるフリーWiFi提供状況

スクロールできます
エリア掲載ホテル数フリーWiFiが設置されたホテル数設置割合
バチカン市国周辺1km以内1,2581,192約95%
ローマ市内中心部5,5995,279約94%
※2022/10/12時点の情報です。

バチカン市国から1km以内のホテルに絞っても、ローマ市内中心部にひろげても9割超のホテルでフリーWiFiが提供されていました。

この結果をみる限り、バチカン市国を観光する際によく使われるホテルでは、だいたいフリーWiFiが提供されていると考えてよさそうですね。

ただ全てのホテルで提供されているわけではないので、確実に使いたいときは予約前に確認した方がよいでしょう。

フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない

バチカン市国内やその周辺、またバチカン市国観光の際によく使う空港やホテルでは、フリーWiFiを使える場所が多いことをみてきました。

そのためバチカン市国を観光する際は、「インターネット環境はフリーWiFiだけでいいかな」と考えている人もいるでしょう。

けれどフリーWiFiには問題点が多く、バチカン市国観光の際にメインで使うインターネット接続の手段として適していません。

以下、その理由を詳しく解説しますね。

1.フリーWiFiの通信は簡単に盗み見られてしまう

WiFiの通信を他人に見られないようにするためには、暗号化の設定が必要となります。

けれどフリーWiFiは、暗号化されていないことが多いです。

(多くの人がいる公園で、大きな声で話しているようなものです。)

仮に暗号化されていたとしても、暗号の解除に使うパスワードは便宜上公開されています。

そのため悪意のある第三者にとって、フリーWiFi上の通信を盗み見ることは難しくありません。

フリーWiFi上で個人情報を送受信すると、それを他人に盗み見られてしまう可能性があるのです。

フリーWiFi上でクレジット決済やアプリ決済を行った場合、クレジットカード番号が盗み見られ不正利用される可能性も否定できません。

2.フリーWiFiの偽物=なりすましにも注意が必要

本物のフリーWiFiに似せて構築された偽物=なりすましにも気を付けなくてはなりません。

なりすましと知らず接続してしまうと、悪意のある第三者に通信内容が筒抜けになってしまう可能性があります。

その結果、個人情報を盗み見られたりウイルスに感染させられたりして被害をこうむることになるのです。

さらに悪いことに、なりすましか本物のフリーWiFiかの区別は、普段からWiFiを使い慣れた方にとっても簡単ではありません。

結果、なりすましにいつのまにか接続していて、何日もたってから被害に気付くなんてこともあるのです。

3.フリーWiFiは使える場所が限られてしまう

フリーWiFiが使えるのは、専用設備(WiFiルーター)が設置された場所のすぐ近くだけです。

たとえば最寄のフリーWiFiスポットが300m先のカフェであれば、使えるのは原則としてお店の中に限られます。

日本の観光地では、近くにフリーWiFiスポットがないようなエリアでも、電波さえ届けば手元のスマートフォンでインターネット接続可能です。

フリーWiFiスポットを探す必要もなく、いつでもどこでもスマートフォンで地図を調べたり、今撮った写真をLINEで送ったりできます。

けれどバチカン市国を観光する際に、フリーWiFiしかインターネット接続の手段がないと、そんな風にスマートフォンを便利に使うことはできません。

若者から年配の方までスマートフォンを使い慣れた日本人にとって、そんな環境はストレスがたまるでしょう。

4.フリーWiFiの通信品質は悪いことも少なくない

フリーWiFiの通信品質は、スポットによって差があります。

問題なく使えるスポットも多いですが、通信速度が遅くてSNSさえまともに開かない、なんてスポットも少なくありません。

特に観光人気が高いイタリアやバチカン市国では、1つのフリーWiFiスポットに多くの観光客が殺到し、通信品質が極端に落ちることもあります。

フリーWiFiを使いたくて入ったカフェやレストランで、通信品質が悪かったら楽しい筈の観光気分が台無しですね…。

フリーWiFiが使えなかったとしても、カフェ代や食事代は支払わないといけません。

このようにフリーWiFiは無料で手軽に使える反面、問題点が多いことは否めないです。

せっかくバチカン市国まで観光で出掛ける際は、他のインターネット接続手段を確保することを強くおすすめします。

フリーWiFiは何かの事情で他の手段が使えない場合に限り、個人情報の送受信を控え必要最低限だけ使うようにしましょう。

もしくはデータ通信量を節約する目的で動画をみるときだけ、ホテルや空港の比較的信頼性が高いフリーWiFiを使うという手はあります。

pman sadピーマンくん

フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、

tomato oji

フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。

フリーWiFiよりモバイル通信の方が圧倒的に使えるエリアが広い

モンテネグロではフリーWiFiより、モバイル通信の方が断然使えるエリアが広いです。

モンテネグロでは、モバイル通信の環境が日本と同じぐらい普及しています。

たとえば、現地大手キャリア「one」のモバイル通信(4G/LTE)における人口カバー率はなんと98%(※)。

以下のようにモンテネグロ国内では大部分のエリアで、高速な4G(LTE)のモバイル通信が使える状況なのです。

参照元:one公式サイト

oneのモバイル通信(LTE)提供エリアマップ【モンテネグロ全域】

montenegro wifi016
参照元:COLLINS COVERAGE公式サイト
※地図のなかで赤く塗られた部分が、モバイル通信(4G/LTE)の提供エリア範囲

特に首都ポドゴリツァは以下のように、全域がすっぽりとモバイル通信(4G/LTE)の提供エリア内となっています。

oneのモバイル通信(LTE)提供エリアマップ【ポドゴリツァとその周辺】

montenegro wifi017
参照元:COLLINS COVERAGE公式サイト
※地図のなかで赤く塗られた部分が、モバイル通信(4G/LTE)の提供エリア範囲

つまりモンテネグロでは、わざわざフリーWiFiスポットを探さなくても、モバイル通信があればインターネット接続できる可能性が高いわけです。

こういった意味でも、モンテネグロのインターネット環境は、フリーWiFiよりこれから紹介するモバイル通信系のサービスをおすすめします。

3.モンテネグロで利用可能なプリペイドSIMを購入する

プリペイドSIMとは、前払い制で使えるモバイル通信のサービスです。

プリペイドSIMには最低利用期間がないため、旅行中だけ使えるインターネット接続手段が欲しい観光客によくえらばれています。

プリペイドSIMで2GB/7日というプランであれば、7日間で合計2GBまでのモバイル通信が可能です。

プリペイドSIMはフリーWiFiと違い、電波さえ届けば基本的にどこでもインターネットに接続できます。

フリーWiFiのようなセキュリティ上の不安も、プリペイドSIMにはありません。

当サイトが調査したところ、モンテネグロでは以下のようなプリペイドSIMプランが販売されていました。

one※

スクロールできます
プランの内容料金日本円
500GB/15日10ユーロ約1,466 円
500GB/30日15ユーロ約2,199 円
1TB/30日20ユーロ約2,932 円
参照元: Telekom Slovenije公式サイト
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※1ユーロ=146.61円(2022/10/18時点のレート)で計算しています。

数十GBで月額数千円はする日本のモバイル通信に比べると、上記プランは大容量で安価にみえますね。

ただし上記のようなプランを購入する場合、モンテネグロ語や英語(通じれば)で店員と会話しなくてはなりません。

海外では現地の事情が分からない外国人相手に、店員がプリペイドSIMを実際よりずっと高い価格で売ろうとする例も多いです。

こういったことが不安であれば、料金はかわってしまいますが日本のAmazonなどでプリペイドSIMを購入して持ち込んだ方が安心ではあります。

インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい

プリペイドSIMをつかうときに、もう1つ注意が必要なのは使えるようにするための条件や設定が簡単でないことです。

プリペイドSIMを使うためには、以下にあげる条件や設定を自分で解決する必要があります。

モンテネグロでプリペイドSIMを使うための3つの条件
  • 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
    ※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い
  • 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
  • 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる

上記の意味がわかって、ちょっとのトラブルなら自分で解決できるくらいインターネット設定に慣れた方でないとプリペイドSIMは使えません。

自信のない方は、海外用レンタルポケット型WiFiを利用する手段の方が簡単でおすすめです。

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4.キャリアの海外ローミング

日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。

恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?

キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。

各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。

サービス名内容
ドコモ■パケットパック海外オプション
200円/1時間〜
980円/24時間
2,480円/3日間
3,980円/5日間
5,280円/7日間
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限
■海外パケ・ホーダイ
24.4MB /日|1,980円
無制限/日:2,980円
◇通話:従量課金
→利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要
au■世界データ定額
(利用日数:1日から30日)
490円/24時間〜
690円/24時間〜
980円/24時間〜
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限
◇通話:従量課金
→利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要
ソフトバンク■海外パケットし放題
25MB以下/日:0-1,980円(税込)
25MB以上/日:2,980円(税込)
◇通話:従量課金
※My Menuから事前申し込みが必要
※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可
ahamo■非対応
povo■対応※
LINEMO■海外パケットし放題
25MB以下/日:0-1,980円(税込)
25MB以上/日:2,980円(税込)
◇通話:従量課金
※My Menuから事前申し込みが必要
※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可
※アメリカ放題非対応
UQ mobile■対応
楽天モバイル■非対応
※2022年10月時点
※povo1.0の一部ユーザーは使えない可能性があります。

注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。

パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。

ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。

tomato oji

キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。

まとめ

モンテネグロの空港や人気観光地周辺、ホテルではフリーWiFiを使える場所が比較的豊富にあります。

しかしフリーWiFiはセキュリティ的な不安が大きい上に、使える場所が限定されるなど問題が少なくありません。

モンテネグロでは、フリーWiFi以外のインターネット接続手段を用意することを強くおすすめします。

その点、プリペイドSIMならフリーWiFiスポットの近くでなくても使えて便利。

特にモバイル通信を使えるエリアが広いモンテネグロでは大活躍するでしょう。

プリペイドSIMなら、フリーWiFiのようなセキュリティの不安もありません。

ただ、プリペイドSIMは使えるようにするための設定・条件が難しい点は注意が必要です。

インターネット設定に慣れた熟練者でないと使いこなせない可能性が高いので、自信のない方はより簡単な手段をおすすめします。

次に海外ローミング・ポケット型WiFiもまた、フリーWiFiスポットが近くになくてもインターネットに接続可能。

フリーWiFiと違い、通信内容を盗み見られるリスクはほとんどありません。

その上、海外ローミングとポケット型WiFiは難しい設定や条件がありません。

インターネット設定に不慣れな方でも、たいてい簡単に使いこなせます。

ただし海外ローミングは、設定やプランによっては想定外の請求が発生してしまう可能性があり注意が必要。

その点、海外用のポケット型WiFiは完全定額制でレンタルでき安心です。

たとえばポケット型WiFi「海外WiFiレンタルショップ」では、モンテネグロで1GB/日のモバイル通信を1,500円/日の完全定額制で使えます。

簡単で快適なインターネット接続手段を確保して、モンテネグロでの観光を思いっきり楽しんできてください!

tomato oji

やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!

pman ideaピーマンくん

モンテネグロ旅行へ行くなら海外WiFiレンタルショップがおすすめだよっ!

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WiFiPman登場人物紹介

■ピーマンくん■

Pman学園の生徒の一人。通信系の知識を学ぶために日夜勉強に励む努力家。好きなものはピーマンの肉詰め。
■トマト先生■

Pman学園の先生。ポケットWiFiのみならず通信系界隈の知識が豊富。トレードマークはちょっとグレーになってきている口髭。話が長いことが玉に瑕。
■レモンちゃん■

Pman学園の生徒でみんなのアイドル的存在。容姿端麗でかつ勉強が得意で通信関係の補足知識をよく教えてくれる。最近の流行りはヘアアレンジ。

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また海外でのインターネット事情にも精通しているので、現地情報を盛り込んだフレッシュな情報をお送りいたします!

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