プエルトリコのインターネット事情は?フリーWiFiは使える?

カリブ海に位置するプエルトリコは、日本の鹿児島県と同じぐらいの小さな国です。

ただ、その小さい中に、歴史的な遺構や美しいビーチなどの観光地がたくさんあります。

一方、プエルトリコのインターネット事情は、日本に比べてよいとは言えません。

プエルトリコでインターネットを使いたいときは、事前に十分な準備をしておいた方がよいでしょう。

この記事ではプエルトリコのインターネット事情と、フリーWiFiをはじめプエルトリコで使えるインターネット接続の手段を解説します。

それぞれ特徴が異なるため、自分に合った手段を選ぶようにしましょう。

記事では、なかでもポケット型WiFiレンタルがおすすめな理由を紹介するので是非参考にして下さい!

インターネット接続手段比較表

スクロールできます
総合評価通信品質セキュリティ使いやすさコスト
海外用レンタル
ポケット型WiFi
フリーWiFi×
プリペイドSIM
海外ローミング
4つのインターネット接続手段の特徴
  • 海外用レンタルポケット型WiFi(★おすすめ)
    安全性が高く電源を入れるだけで快適に使える。複数デバイスで利用可能。
  • フリーWiFi
    無料で使えると言う利点を除くと、通信品質やセキュリティに不安が生じる。
  • プリペイドSIM
    現地で購入すると安価な反面、煩雑な設定が必要なため最低限の知識が必要である。
  • 海外ローミング
    設定のハードルは高くはありませんが、他の手段と比べ割高になる事も。

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目次(タップしてジャンプ)

プエルトリコのインターネット事情

海外で外国から来た観光客がどのくらいインターネットを使えるかは、その国のインターネット事情によります。

自国の人々がインターネットを使いやすい国の方が、その国を訪れる観光客も快適にインターネットを使えるわけです。

それではプエルトリコのインターネット事情は、どのような感じでしょうか。

まず世界のインターネット統計を公開している「Internet World Stats」を参考に、プエルトリコのインターネット普及率をみていきましょう。

プエルトリコのインターネット普及率(2019年)

国名/地域名普及率
プエルトリコ83.4%
カリブ諸国平均50.8%
※参照元:「Internet World Stats

プエルトリコのインターネット普及率は83.4%で、カリブ諸国平均と比べると30%以上も高いです。

そのため他カリブの国々より、ずっとインターネット環境を確保しやすそうですね。

一方、集計年は違いますが日本のインターネット普及率は93.3%(2022年)で、プエルトリコより少し高くなっています。

インターネットが普及した日本では、田舎と呼ばれるようなエリアにある観光地でも、たいてい何らかの方法でインターネットに接続できます。

人が一切暮らしていないような場所でない限り、インターネット接続の手段が何も見つからないということはほとんどありません。

それに対し日本より少しインターネット普及率が低いプエルトリコでは、日本に比べるとインターネット環境を確保しにくそうですね。

とはいえ日本とそれほど大きな差があるわけではないので、事前に準備さえしておけば訪問中はインターネットが使えるでしょう。

インターネット普及率の次に気になるのは、インターネット通信速度です。

インターネットが使える環境を確保できても、問題なく使えるかは通信速度によります。

以下、インターネット通信速度測定サイト「SPEED TEST」が集計したデータを参考にプエルトリコの通信速度をみていきましょう。

プエルトリコのインターネット通信速度(2022年10月時点)

固定回線

スクロールできます
国名通信速度(下り)
全世界72.40Mbps
アメリカ182.63Mbps
日本165.53Mbps
トリニダード・トバゴ82.94Mbps
プエルトリコ31.24Mbps
ドミニカ共和国18.62Mbps

モバイル回線

国名通信速度(下り)
世界33.43Mbps
アメリカ72.34Mbps
日本42.93Mbps
トリニダード・トバゴ29.96Mbps
ドミニカ共和国20.72Mbps
プエルトリコ
※参照元:SPEEDTEST「Speedtest Global Index
※プエルトリコのデータに関してはこちらのページに記載
※参照したデータをもとに、当サイトが表を作成しています。
※インターネット通信速度の「中央値」による統計です。

まず固定回線に関して、プエルトリコの通信速度は31.24Mbpsで日本の1/5以下となっています。

光回線やCATV回線など高速な技術が普及した日本では、固定回線の通信速度に不満を感じることはほとんどありません。

動画や音楽などの重たいファイルも短時間でダウンロードできますし、4K品質の高画質な動画の視聴もスムーズです。

一方で、日本よりずっと遅いプエルトリコの固定回線は、日本人が使うと物足りなく感じるケースが多そうですね。

ただし30Mbps程度でも遅くはないので、余程容量の重いファイルの送受信などをしない限り、大きな問題になることはないでしょう。

次にモバイル回線に関しては、残念ながら測定数が規定に満たなかったようでSPEED TESTにプエルトリコのデータはありませんでした。

ただしプエルトリコの大手通信事業者「Claro」の公式サイトをみると、同国では高速なLTEによるモバイル通信に対応していることがわかります。

またトリニダード・トバゴやドミニカ共和国など周辺の国では、モバイル通信の通信速度が20Mbps超でした。

さらに測定サイト「nperf」の速度マップをみると、首都「サンフアン」では、モバイル通信で10Mbps超の通信速度が記録されています。

興味がある方は、ぜひnperfでご自身が行かれる観光地周辺の通信速度を調べてみてください。

nperfの速度測定マップ

puerto rico wifi002
参照元:nperf公式サイト
※数十Mbpsの通信速度を示す橙色や赤、緑などの点が複数確認できます。

これらの点から、プエルトリコのモバイル回線はSNSをみたりYouTubeを視聴したりできる程の通信速度を確保できそうです。

プエルトリコではレンタルしたポケット型WiFiなど、モバイル通信系のインターネット接続サービスが活躍しそうですね。

日本人がプエルトリコに旅行や出張で滞在する際のインターネット接続手段とは?

プエルトリコのインターネット事情は、日本に比べると良いとは言えないことをみてきました。

それでは、そんなプエルトリコに日本人が出張や旅行で訪れた際は、どのような手段でインターネットに接続できるでしょうか。

考えられる手段として、以下4種類があげられます。

プエルトリコでインターネットに接続する4つの方法
  1. プエルトリコに対応した海外用ポケット型WiFiのルーターをレンタルする
  2. ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する
  3. プエルトリコで利用可能なプリペイドSIMを購入する
  4. 日本の通信キャリアが展開している海外ローミングサービスを使う

これら4種類は、日本人だけでなく海外を訪れる観光客などがよく使うインターネット接続手段です。

ただ種類によって使い勝手が大きく異なるので、自分にあった手段を選ぶようにしましょう。

以下、1つずつ具体的にどんな種類か解説しますね。

1.海外用レンタルポケット型Wi-Fiを利用する【おすすめ手段】

海外旅行や出張で渡航する際、現地のインターネット手段として最も安全で便利なのが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiを使う方法です。

海外用レンタルポケット型WiFiであればお使いのスマートフォンとポケット型WiFi端末を接続するだけで現地でも簡単にインターネットを使うことが出来ます。

SIMカードを差し替える手間もなく、フリーWiFiのように危険に晒されることもなく、スマートフォンのローミングサービスのように高額請求になることもないため、簡単で安全にインターネットを利用できます。

さらに当サイトがおすすめする海外用レンタルポケット型WiFiサービス「海外WiFiレンタルショップ」なら、よりリーズナブルで快適にインターネットを使うことができます。

当サイトおすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fiのメリット
  • インターネットを安全で快適に使える
    フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性に問題がありますが、海外用レンタルポケット型Wi-Fiなら個別のネットワークを利用できパスワードで保護されているため安全で快適に利用できます。

  • 業界最安値水準の低価格で使える
    当サイトおすすめ海外用レンタルポケット型Wi-Fiは、業界最安値水準でレンタル可能です。
    さらに電源を入れた日だけ料金が発生するシステムのため経済的に利用できます。

  • 事前受け取りや帰国後の返却ができる
    出国前に受け取ることができるうえに、返却は帰国後にポストに入れるだけなので簡単便利に利用できます。

  • 最大10台まで同時に接続できる
    家族や友人など複数人での利用も可能で、スマホやタブレット・パソコンなど様々なデバイスからインターネットに同時接続することができます。

  • 1台の端末で世界135ヶ国の周遊が可能
    従来の海外用レンタルポケット型Wi-Fiでは、国ごとに端末の切り替えや、SIMカードの入れ替え、再設定などが必要でした。
    当サイトおすすめ海外用レンタルポケットWi-Fiは、国をまたぐ度に変更していた設定や手続きが一切不要なため、世界135ヶ国で手軽に周遊利用できます。

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2.ホテルや街のカフェなどに設置されているフリーWiFiを活用する

フリーWiFiとは、名前の通り無料で使えるWiFiのことです。

日本でもホテルや街のカフェ、ファミレスをはじめ、いろいろな場所に専用スポットがあるので使ったことがある方も多いでしょう。

プエルトリコにも専用のスポットがあれば、日本人もWiFiを使いインターネットに接続できます。

それでは、プエルトリコにはどのくらい専用スポットがあるでしょうか。

有名な観光ガイド「地球の歩き方」では、プエルトリコを含むカリブ諸国のインターネット事情を以下のようにまとめています。

キューバ&カリブの島々でスマホ、ネットを使うには
まずは、ホテルなどのネットサービス(有料または無料)、Wi-Fiスポット(インターネットアクセスポイント。無料) を活用する方法がある。
キューバ&カリブの島々では、主要ホテルや町なかにWi-Fiスポットがあるので、宿泊ホテルでの利用可否やどこにWi-Fiスポットがあるかなどの情報を事前にネットなどで調べておくとよいだろう。
ただしWi-Fiスポットでは通信速度が不安定だったり、繋がらない場合があったり、利用できる場所が限定されたりするというデメリットもある。

参照元:「地球の歩き方 B24 キューバ 2019〜20」(P379)

地球の歩き方をみる限り、プエルトリコではフリーWiFi(無料のWi-Fiスポット)が使えるスポットが一定数はありそうですね。

ただし地球の歩き方がいうように、フリーWiFiは通信品質や利便性の面で大きな問題があるのは否めません。

地球の歩き方では、同じページでより快適にインターネットに接続できる手段として、ポケット型WiFiレンタルや海外ローミングをあげています。

より具体的にどんな問題があるかや、他の手段については後述しますね。

次項からは、プエルトリコのなかでも日本人がよく訪れる場所に、どのくらいフリーWiFiスポットがあるかみていきましょう。

空港のフリーWiFiスポットは?

海外へ行ったときは、入出国手続きや飛行機待ちなどのため、渡航先の空港に滞在する時間も長くなりがち。

空港内でインターネットに接続できれば、観光情報を調べたりSNSをチェックできたりして便利です。

それではプエルトリコの空港では、フリーWiFiが使えるでしょうか。

プエルトリコのなかでも日本人がよく訪れるのは、首都「サンフアン」にあるルイス・ムニョス・マリン国際空港です。

ただ空港の公式サイトには、利用客が使えるインターネット接続手段に関する記載が見当たりませんでした。

そこで、ここでは世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」で、ルイス・ムニョス・マリン国際空港に専用スポットがあるかみていきます。

WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN

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WiFiMAPでは、フリーWiFiスポットを青い丸のマークで表しています。

青い丸の中に数字が書かれているマークは、周辺にその数字の分だけ専用スポットがあるということです。

また灰色の丸マークは、WiFiMAP上で長い間使われた形跡が確認できていないスポットになります。

結果は以下の通りです。

puerto rico wifi003

WiFiMAPをみる限り、空港と周辺に複数のフリーWiFiスポットがあるのがわかりますね。

ルイス・ムニョス・マリン国際空港で日本人観光客は、WiFi経由でインターネットに接続できそうです。

観光地にはどのくらいフリーWiFiスポットがある?

先に結論をまとめると、プエルトリコの市街地にある観光地周辺では、複数のフリーWiFiスポットを見つけられることも多いです。

専用アプリなどを使って事前に調べておけば、観光地では周辺のフリーWiFiスポットを見つけやすいでしょう。

ここでも世界中のフリーWiFiスポットを検索できるアプリ「WiFiMAP」で、各観光地でどのくらい専用スポットがあるかみていきます。

WiFi Map:インターネット、eSIM、VPN

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puerto rico wifi005
puerto rico wifi004

「サンフアン旧市街」には、スペイン植民地時代に建てられたコロニカル調の建物が数多く残っています。

歴史ある色鮮やかな建物をゆっくり眺めながら、散策するのもよいでしょう。旧市街には、カフェやお土産物店なども多いです。

WiFiMAPをみると、旧市街に多くのフリーWiFiスポットがあるのが確認できますね。

プエルトリコのホテルではフリーWiFiが使える?

海外旅行へ行ったときは、渡航先のホテルにいる時間も長くなりがち。

海外ホテルでは、言葉のわからないテレビをみても楽しめず、退屈な時間を過ごすことになる方も多いでしょう。

そんなときにインターネットが使えれば、SNSをチェックしたりYouTubeをみたりして有意義に過ごせます。

それでは、プエルトリコのホテルではフリーWiFiが使えるでしょうか。

ここでは世界最大級のホテル予約サイト「Booking.com」のデータを参考に、同国のホテルにおける提供状況を調べました。結果は以下の通りです。

プエルトリコのホテルにおけるフリーWiFi設置状況

スクロールできます
都市掲載ホテル数フリーWiFiが設置されたホテル数設置割合
プエルトリコ全域1,077948約88%
サンフアン380355約93%
※2022/12/9時点の情報です。

Booking.comのデータをみる限り、プエルトリコでは9割前後のホテルでフリーWiFiが使えそうですね。

ただ全てのホテルで提供されているわけではないので、確実に使いたいときは事前に確認するようにしましょう。

また、ホテルによっては「ロビーのような公共エリアでしか使えない」ということもあります。

その点、ポケット型WiFiをレンタルしておけば、部屋など好きな場所でもインターネット接続できて便利です。

フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性にも問題がありおすすめできない

プエルトリコの空港や人気の観光地、ホテルではフリーWiFiを使える場所がある程度はありました。

そのため「他のインターネット接続手段は必要ないかな」と考えている方も多いかもしれません。

けれど実際には、フリーWiFiには問題が多くメインで使うインターネット接続手段として適していません。

以下、その理由を解説しますね。

どのくらい大きな問題なのか、より理解しやすくするため、適宜、よく比較されるポケット型WiFiレンタルとの違いについても補足しています。

1.個人情報を盗み見られる不安がある

WiFiで行われる通信を周りの人に見られないようにするためには、暗号化の設定がかかせません。

暗号なしでWiFiを使うのは、公園のベンチに座って大声で話すようなもの。

周囲の人は、聞き耳さえ立てれば会話の内容がわかります。

WiFiの通信内容をチェックするソフトウェアは、誰でも簡単に入手できるのです。

しかしフリーWiFiは、簡単に使えるようにするため暗号化されていないことが少なくありません。

仮に暗号化されていても、暗号解除に使うパスワードが公開されてしまっています。

結果、悪意のある第三者にとってフリーWiFiの通信を盗み見るのは難しくありません。

個人情報を送受信すると、それが盗み見られる可能性があるのです。

クレジット決済やアプリ決済を行った場合は、クレジットカード番号が盗み見られ、不正利用されてしまう可能性も否定できません。

レンタルしたポケット型WiFiなら、同じWiFiでもパスワードは公開されません。そのため周囲の人に通信内容をみられる不安もなく、安心して使えます。

2.なりすましによる被害も多い

本物のフリーWiFiに似せてつくられた「なりすまし」による被害も少なくありません。

なりすましに接続してしまうと、通信内容が丸見えになってしまう可能性があります。

その結果、個人情報を盗み見られたり、ウイルスに感染させられたりするのです。

その上、なりすましか本物かの区別はWiFiを使い慣れた熟練者にとっても簡単ではありません。

なりすましと知らずに接続していて、ずっとあとになってから被害に気付くなんてことも多いのです。

こんな感じでセキュリティ的な不安が大きいフリーWiFiは、ただでさえ治安的な不安が大きい海外では安心して使いにくいですね…

レンタルしたポケット型WiFiなら、なりすましに必要な「SSID」が公開されていません。そのため、ポケット型WiFiに接続していれば、なりすましによる被害を受ける不安なく安心して使えます。

3.使える場所が限られてしまう

フリーWiFiが使えるのは、専用設備(WiFiルーター)が設置された場所の近くだけです。

たとえば一番近くにあるスポットが200m先のカフェなら、使えるのは基本的にそのお店の中に限られます。

日本の観光地なら、周りに建物がない路上や移動中のバスの中でも、電波さえ届けば手元のスマートフォンでインターネット接続が可能です。

Google MAPもすぐ開けますし、撮ったばかりの写真をLINEで友達に送ることもできます。

けれどフリーWiFiしかインターネット接続の手段がないと、そんな風にスマートフォンは便利に使えません。

老若男女問わずスマートフォンを使いこなしている日本人にとって、そんな環境はストレスになるのではないでしょうか。

レンタルしたポケット型WiFiなら、日本にいるのと同じように電波さえ届けばどこでもインターネットに接続可能。スマートフォンを便利に使えます。

4.通信品質が悪いことも多い

フリーWiFiの通信品質はスポットによって差があります。

全く問題なく使えるスポットも多いですが、通信速度が極端に遅くSNSさえ表示できないなんてスポットも少なくありません。

フリーWiFiを使いたくて入ったカフェで、通信品質が悪く使い物にならなかったらがっかりですね…。楽しい観光気分も台無しです。

同じWiFiでも、レンタルしたポケット型WiFiなら以下の理由により通信品質は安定しやすいです。
【レンタルのポケット型WiFiなら、通信品質が安定しやすい理由】・一定以上の品質をもつWiFiルーターを使っているレンタルプランが多い・WiFiルーターをすぐ近くに置けるから、常に強くWiFiの電波をキャッチできる・WiFi環境を自分専用で使えるので、混雑の影響を受けにくい
※フリーWiFiスポットは、多くの人が集中して接続してしまい、混雑で通信品質が悪化することも多いです。

こんな感じで、フリーWiFiはセキュリティ的にも利便性の面でも問題が多いです。

プエルトリコへ行く際は、他のインターネット接続手段を用意することを強くおすすめします。

フリーWiFiは事情があって他の手段が使えない場合に限り、個人情報の送受信を避け必要最低限だけ使うようにしましょう。

データ通信量を節約する目的で、動画をみるときだけホテルの比較的信頼性の高いWiFiを使うという手もあります。

同じWiFiでもセキュリティ的・利便性の面から、レンタルしたポケット型WiFiの方が圧倒的におすすめです。

日本にいるのと同じような感覚で、インターネットを「当たり前に」使えます。

pman sadピーマンくん

フリーWiFiって無料で気軽に使えると思ってたけど、、、

tomato oji

フリーWiFiは簡単に使える反面、デメリットが多いことも覚えておくんじゃぞ。

フリーWiFiよりモバイル通信の方が圧倒的に使えるエリアが広い

プエルトリコではフリーWiFiより、モバイル通信の方が断然使えるエリアが広いです。

以下、高速なLTEによるモバイル通信の提供エリアマップをご覧ください。

Claroのモバイル通信(4G/LTE)提供エリアマップ【プエルトリコ全土】

puerto rico wifi015
参照元:COLLINS COVERAGE公式サイト
※地図のなかで、赤く塗られた部分がより高速な4G/LTEの提供エリア範囲

ご覧のように、プエルトリコではLTEによる高速なモバイル通信を使えるエリアが広がっています。

観光スポットの多い首都サンフアンにいたっては、すっぽりと提供エリア内であることがわかるでしょう。

次に、WiFiMAPでフリーWiFiスポットが見つからなかった人気のフラメンコビーチ周辺はどうでしょうか。

Claroのモバイル通信(4G/LTE)提供エリアマップ【フラメンコビーチ周辺】

puerto rico wifi016 1
参照元:COLLINS COVERAGE公式サイト

ご覧のように、フラメンコビーチとその周辺も、すっぽりとLTEによるモバイル通信のエリア内です。

つまり、これらエリアではわざわざ専用スポットを探さなくても、モバイル通信ならインターネット接続できる可能性が高いと言えます。

そういった意味でも、モバイル通信の方がおすすめできるわけです。

3.プエルトリコで利用可能なプリペイドSIMを購入する

プリペイドSIMとは、前払いで購入が可能なモバイル通信のサービスです。

たとえば1GB/7日という専用プランなら、7日以内の有効期限内に合計1GBまでモバイル通信が使えます。

最低利用期間のような縛りがないので、観光客が旅行中だけ契約して使うのも可能です。

モバイル通信のサービスなので、フリーWiFiと違い電波さえ届けばどこでもインターネットに接続できます。

通信内容を盗み見られてしまう不安もありません。

当サイトが調査したところ、プエルトリコでは以下のようなプリペイドSIMプランが販売されていました。

Claro※

スクロールできます
プランの内容料金日本円
3GB/1ヵ月$15約2,051 円
8GB/1ヵ月$20約2,735 円
29GB/1ヵ月$29約3,966 円
参照元: Claro公式サイト
※掲載しているのはプランの一部内容です。プランの詳細やここに掲載していない他プランについては公式サイトを確認下さい。
※$1(1米ドル)=136.76 円(2022/12/12時点のレート)で計算しています。

上記のようなプランを現地で購入して使うことも可能です。

ただし、その場合は英語やスペイン語で現地の店員と会話をしなくてはなりません。

海外では、現地の事情が分からない外国人相手に、プリペイドSIMを実際よりずっと高く売る例も多いです。

そういったことが不安なら、料金は変わりますが日本国内のAmazonなどでプリペイドSIMを購入して持ち込む方が無難ではあります。

インターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMを使うのは難しい

プリペイドSIMをえらぶときに、もう1つ注意が必要なのは使えるようにするためのハードルが高いということです。

具体的には以下にあげる条件や設定を、自分でクリアする必要があります。

プエルトリコ現地でプリペイドSIMを使うための3つの条件
  • 「SIMフリー」というタイプのスマートフォンを持っている
    ※キャリアで購入した端末は、別途「SIMロック解除」という手続きをしなければならないことも多い
  • 使っているスマートフォンが、現地キャリアの周波数帯域に対応している必要がある
  • 自分でSIMカードを端末に挿入し「APN設定(接続先情報設定)」ができる

これらの意味が理解でき、少しのトラブルなら自分で解決できるくらいインターネット設定に慣れた方でないと、プリペイドSIMは使えません。

自信のない方は、海外用レンタルポケット型WiFiを利用する手段の方が簡単でおすすめです。

レンタルしたポケット型WiFiであれば、たいてい簡単なWiFi設定だけで使えるようになります。インターネット設定に慣れていない方でも、設定で迷わずにすむでしょう。

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4.キャリアの海外ローミング

日本国内のスマートフォンユーザーの約9割がドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのキャリアを使っているというのは有名な話です。

恐らくあなたもその一人ではないでしょうか?

キャリアのサービスには「海外ローミングサービス」と言って、SIMカードを入れ替えなくても事前に手続きを行うことで海外でもお使いのスマートフォンをそのまま使える機能があります。

各キャリアの利用料金については下記表をご覧ください。

サービス名内容
ドコモ■パケットパック海外オプション
200円/1時間〜
980円/24時間
2,480円/3日間
3,980円/5日間
5,280円/7日間
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は30GBが上限
■海外パケ・ホーダイ
24.4MB /日|1,980円
無制限/日:2,980円
◇通話:従量課金
→利用にはWEB/店頭/電話から申込手続きが必要
au■世界データ定額
(利用日数:1日から30日)
490円/24時間〜
690円/24時間〜
980円/24時間〜
※国内パケット通信量から消費
※パケット上限なしプラン利用の場合は60GB-80GBが上限
◇通話:従量課金
→利用には「世界データ定額アプリ」から申込手続きが必要
ソフトバンク■海外パケットし放題
25MB以下/日:0-1,980円(税込)
25MB以上/日:2,980円(税込)
◇通話:従量課金
※My Menuから事前申し込みが必要
※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可
ahamo■月間20GBまで通信可能
※手続き不要
※20GB以上は追加費用発生
※15日以上の滞在では通信速度制限あり
◇通話:従量課金
povo■対応※
LINEMO■海外パケットし放題
25MB以下/日:0-1,980円(税込)
25MB以上/日:2,980円(税込)
◇通話:従量課金
※My Menuから事前申し込みが必要
※新規契約から5ヶ月以上経過していないと利用不可
※アメリカ放題非対応
UQ mobile■対応
楽天モバイル■対応
※2022年12月時点
※povo1.0の一部ユーザーは使えない可能性があります。

注意しなければならないのは、ドコモ・auに関しては海外で使用したパケット通信量が国内で契約しているパケットプランから差し引かれるという点です。

パケット上限がないプランに加入していれば問題ありませんが、そうでない低容量プランの場合は海外での利用料金に加えてパケット代金も発生してしまうため、高額請求となる場合も考えられます。

ソフトバンクユーザーに関しては国内パケット通信量から引かれることはありませんが、その分一日当たりの利用料金が高額となっています。

tomato oji

キャリアの海外ローミングサービスは非常に便利じゃが、このように落とし穴があるんじゃ。
特にソフトバンクを使っている人やそれ以外のパケット無制限プランに加入していない場合は注意するんじゃぞ。

レンタルしたポケット型WiFiなら、契約中のキャリアに関係なく多くの国で利用が可能です。

まとめ

プエルトリコの空港や人気の観光地、ホテルではフリーWiFiを使える場所も一定数はあります。

しかしフリーWiFiはセキュリティ的な不安が大きい上に、使える場所が限られるなど利便性もよいとは言えません。

プエルトリコでは、他のインターネット接続手段を確保することを強くおすすめします。

次にプリペイドSIMであれば、モバイル通信なのでフリーWiFiと違い、使える場所が狭い範囲に限定されてしまうことはありません。

通信内容を盗み見られる不安もないです。

ただしプリペイドSIMは、使えるようにするための設定や条件が難しい点は注意が必要となります。

インターネット設定に相当慣れた熟練者でないと使えないので、自信のない方はより簡単な手段を選んだ方がよいでしょう。

最後に海外ローミングと海外用ポケット型WiFiも、モバイル通信なので便利かつ安全に利用が可能。

難しい設定・条件もないので、インターネット設定に不慣れな方でも、たいてい無理なく簡単に使えます。

ただし海外ローミングは、契約中の通信キャリアが対応していないと使えません。

プランや設定によっては、想定外の料金が発生してしまう不安もあります。

その点、海外用ポケット型WiFiなら契約中の通信キャリアに関わらずレンタルが可能。

完全定額制のプランが多く、想定していなかった料金が発生するなんてこともありません。

たとえば、ポケット型WiFi「海外WiFiレンタルショップ」なら、プエルトリコで1GB/日のモバイル通信を1,200円/日の完全定額制で使えます。

簡単で快適なインターネット接続手段を確保して、プエルトリコでの観光を思いっきり楽しんできてください!

tomato oji

やはり海外で一番簡単にインターネットができるのは日本国内から「海外専用ポケット型WiFi」を持っていくことじゃのう!

pman ideaピーマンくん

プエルトリコ旅行へ行くなら海外WiFiレンタルショップがおすすめだよっ!

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WiFiPman登場人物紹介

■ピーマンくん■

Pman学園の生徒の一人。通信系の知識を学ぶために日夜勉強に励む努力家。好きなものはピーマンの肉詰め。
■トマト先生■

Pman学園の先生。ポケットWiFiのみならず通信系界隈の知識が豊富。トレードマークはちょっとグレーになってきている口髭。話が長いことが玉に瑕。
■レモンちゃん■

Pman学園の生徒でみんなのアイドル的存在。容姿端麗でかつ勉強が得意で通信関係の補足知識をよく教えてくれる。最近の流行りはヘアアレンジ。

この記事を書いた人

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