韓国で使えるおすすめのSIMカードは?使い方・メリット・注意点も解説

韓国で使えるおすすめのSIMカードをお探しでしょうか?
韓国旅行時は、現地で使えるプリペイドSIMをあらかじめ購入して、お使いのスマートフォンに差し替えてインターネットを使うことができます。
普段お使いのスマートフォンをそのまま韓国でも使うことができ、荷物が減らせる、使い方によって通信費を節約できるといったメリットが考えられるでしょう。
一方で、下調べや初期設定に手間や時間がかかってしまうなどのデメリットも多いため、スマートフォンの扱いに慣れているやや上級者向けの手段でもあります。
本記事では、韓国で使えるおすすめのSIMカードや差し替えの基本的な手順、SIM差し替えのメリットや注意点などを徹底的に解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
- SIMカードを差し替えて使うことで旅行時の荷物を減らせたり使い方次第で通信費を節約できたりする
- 自身のスマートフォンが現地で使えるかなどの下調べや初期設定が必要なため少々ハードルが高い
- 韓国旅行時はより簡単でお得に使えるポケット型Wi-Fiのレンタルサービスがおすすめ
韓国で使うSIMカードは利用期間とパケット通信容量をチェック

韓国で使うSIMカードは、韓国の滞在期間と利用できるパケット通信容量をあわせてチェックしてお得なものを選びましょう。
韓国で使えるプリペイドSIMカードを購入してスマートフォンに差し替えることで、日本国内と同じようにインターネットを利用できます。
しかし、SIMカードはサービス数や種類が多く、特に初めての場合や不慣れな場合はサービス選択に迷ってしまうでしょう。
むやみに選んでしまうとかえって損をしてしまうので、まずは韓国にどれくらいの期間滞在するのか、そのSIMカードでどれくらいの通信ができるのかをしっかりと確認しておくことが重要です。
主な用途ごとの消費パケット量の目安
100MB※1 | 500MB※1 | 1GB | |
---|---|---|---|
メール※2 | 約209通 | 約1,045通 | 約2,090通 |
Web検索(ニュースサイト閲覧)※2 | 約349ページ | 約1,745ページ | 約3,490ページ |
YouTube(SD480p)※3 | 約12分 | 約60分 | 約120分 |
YouTube(HD1080p)※3 | 約3分 | 約13.5分 | 約27分 |
YouTube(4K)※3 | 約40秒 | 約3.5分 | 約7分 |
LINE(音声通話)※4 | 約5.6時間 | 約28時間 | 約56時間 |
LINE(ビデオ通話)※4 | 約18分 | 約1.5時間 | 約3時間 |
Googleマップ※5 | 約443回表示 | 約2,215回表示 | 約4,430回表示 |
※2 参考:ワイモバイル|ご利用用途ごとの目安
※3 1Mbps=0.125MB/s、1GB=1,000MBとして算出
※4 参考:LINEモバイル|LINE通話の通信量・ギガ数は? 通信料を節約して電話する方法を大公開!
※5 参考:hi-ho|1GBでどれくらい使えるの?
なお、プリペイドSIMカードは、パケット上限や利用日数が決められているものが多いため、利用期間はしっかりと把握しておきましょう。
韓国旅行におすすめのSIMカード3選

ここでは、韓国旅行におすすめのSIMカード3つについて詳しく紹介していきます。
1.KT

価格(Amazon) | 3日 1,350円(税込) 5日 2,250円(税込) 7日 2,750円(税込) 10日 3,050円(税込) 20日 5,150円(税込) 30日 6,150円(税込) |
日数 | 3日/5日/7日/10日/20日/30日 |
パケット通信容量 | 無制限※ |
日本利用 | × |
音声通話 | × |
テザリング | 〇 |
韓国の大手通信キャリアであるKTが提供するプリペイドSIMカードです。
パケット無制限となっており、利用期間の選択肢が3日・1週間・1ヶ月などと豊富なため、さまざまなニーズに対応していると言えます。
1日3GBを超過すると最大速度が5Mbpsに制限されますが、ほとんどの用途で問題なく使える速度のため、不便に感じることは少ないでしょう。
2.SIM2Fly

価格(Amazon) | 1,850円(税込) |
日数 | 8日間 |
パケット通信容量 | 6GB |
日本利用 | 〇 |
音声通話 | × |
テザリング | 〇 |
韓国だけでなく、さまざまな国に対応しているプリペイドSIMカードです。
パケット通信容量と日数は決まっていますが、日本でも使えるのが大きなポイント。
日本で使うと日数がカウントされてしまうものの、設定などの確認が事前にできるのはおおきなメリットでしょう。
3.China Unicom

価格(Amazon) | 1,650円(税込) |
日数 | 8日間 |
パケット通信容量 | 20GB |
日本利用 | × |
音声通話 | 〇(約20分) |
テザリング | 〇※ |
音声通話機能付きのプリペイドSIMカードです。
8日間20GBと大容量のため、さまざまな用途に利用できます。
さらに、韓国で約20分の通話ができるため、万が一の場合に役立つSIMカードだと言えるでしょう。

韓国でSIMカードを差し替えて使う基本的な流れ

ここでは、韓国でスマートフォンのSIMカードを差し替えて使う基本的な流れについて詳しく解説していきます。
- 使いたいスマートフォンが韓国の周波数に対応していることを確認する
- スマートフォン本体の電源を切りSIMカードを入れ替える
- 電源を入れ通信ができるかどうか確認する
- 通信ができない場合はAPN設定をする
※ 基本的な流れはどのSIMカードでも同じですが、詳しくは購入したSIMカードの取扱説明書をご確認ください。
1.使いたいスマートフォンが韓国の周波数に対応していることを確認する
まずは、韓国で使いたいスマートフォンが現地の周波数に対応していることを確認しましょう。
周波数はBand(バンド)とも呼ばれますが、スマートフォン本体が韓国の周波数に対応しているものでないと利用できません。
また、キャリアで購入した端末でSIMロックがかかっているものもプリペイドSIMを使うことはできないので、必要に応じてSIMロック解除手続きが必要となります。

2.スマートフォン本体の電源を切りSIMカードを入れ替える
続いて、スマートフォン本体の電源をオフになっていることを確認し、SIMスロットを開いてSIMカードを入れ替えましょう。
SIMスロットの場所は機種によって異なりますが、本体側面についているものが多いです。
SIMスロットはそのまま開けられるものもありますが、ほとんどの場合はSIMピンが必要になります。
万が一SIMピンがない場合は、クリップなど先の細いもので代用しましょう。

3.電源を入れ通信ができるかどうか確認する
SIMカードを入れ替えたら、本体の電源を入れて通信ができるか確認しましょう。
SIMカードを入れ替えるだけで通信ができるケースもあれば、APN設定をしなければならないケースもあります。
APN設定とは
APNとはAccess Point Nameの頭文字をとった言葉で、APN設定とは、スマートフォンにインターネットの接続先を認識させるための設定のこと。
参考:イオシス|格安SIMユーザー必見!3分でできる!APN設定の手順
電源を入れた際、画面にアンテナやキャリア名が表示されたもののインターネット通信ができないという場合はAPN設定が必要です。
購入したSIMカードの取扱説明書に沿って設定を行いましょう。
なお、電源を入れた際に圏外表示が出る場合は、端末を再起動することで解決する可能性があります。
韓国でSIMカードを差し替えて使う3つのメリット

ここでは、韓国でSIMカードを差し替えてインターネットを使う3つのメリットについてみてみましょう。
- 通信費を節約しやすい
- 荷物が少なくて済む
- 必要に応じて通話もできる
メリット1.通信費を節約しやすい
韓国でプリペイドSIMカードを差し替えて使うことで、滞在時の通信費を節約しやすいです。
サービスによって異なりますが、期間によっては国内と変わらないほどの料金で通信ができます。
前述したSIM2Flyは8日間で1,850円(税込)で、1日あたり約231円で利用可能です。
特に、留学やワーキングホリデーなどの長期滞在の場合は、費用面でみるとほかのどのインターネット手段よりもコストを抑えられる可能性があります。
メリット2.荷物が少なくて済む
SIMカードの差し替えは、現地に持ち込む荷物を減らすことができます。
ポケット型Wi-Fiをレンタルした場合など、Wi-Fiルーターや充電器、モバイルバッテリーなど荷物が多くなってしまいがちです。
しかし、SIMカード差し替えの場合はいつものスマートフォンと同じ感覚で持ち運べるので、移動時の負担を減らせるほか、盗難などのリスクを軽減できます。
メリット3.必要に応じて通話もできる
韓国で使えるプリペイドSIMカードは、必要に応じて通話も可能です。
インターネット環境があれば、LINEなどのIP電話を利用できますが、お店や宿泊先とのやり取りなどで通話が必要となるケースもあります。
人によって異なると言えるものの、電話番号で通話ができれば万が一の際に役立つことがあるでしょう。
SIMカードの差し替え利用は注意点も多い

SIMカードの差し替えはメリットもありますが、注意しなければならない点も多いです。
特に、韓国の滞在期間や目的などによって向き不向きがあるので、メリットとあわせて確認しておきましょう。
- スマートフォンが現地の周波数に非対応だと使えない
- APN設定など初期設定の知識が必要
- 指定の日数を超えると通信が使えなくなる
- 複数のデバイスを使いたい場合は不便
注意点1.スマートフォンが現地の周波数に非対応だと使えない
SIMカードを差し替えることでお使いのスマートフォンを韓国で利用できるようになりますが、そもそもそのスマートフォンが韓国の周波数に対応していないと利用できません。
さらに、NTTドコモやauなど、国内の大手キャリアで購入した機種の場合はSIMロック解除の手続きをする必要があります。
SIMロック解除とは
特定のキャリアの回線でしか使えない状態のSIMカードをほかのキャリアでも使えるようにする手続きのこと。
大手キャリアでスマートフォンを購入し回線契約を結ぶと、その端末はそのキャリアの回線しか使うことができない。(=SIMロック)
SIMカードを差し替えたとしても、お使いのスマートフォンが韓国でそのまま使えるわけではないので注意が必要なのです。

注意点2.APN設定など初期設定の知識が必要
SIMカードの差し替えは、APN設定などある程度の知識が必要です。
初期設定方法は購入したSIMカードの取扱説明書に記載されていることが多いですが、不慣れな場合は手間や時間がかかってしまいます。
スマートフォンの扱いに慣れている方であれば問題ありませんが、基本的に少しハードルが高いインターネット手段なのです。

注意点3.指定の日数を超えると通信が使えなくなる
利用日数が決められているプリペイドSIMカードは、指定の日数を超えると通信ができなくなります。
滞在日数が変更となった場合、インターネットが使えなくなる可能性があるため注意しましょう。
サービスによっては追加チャージで日数を延長できるケースもありますが、すべてのSIMカードが対応しているわけではありません。
飛行機の遅延など、予期せぬトラブルによって帰国が遅れるということもあり得ます。
万が一の際に対応できなくなる可能性があるということは認識しておかなければならないでしょう。
注意点4.複数のデバイスを使いたい場合は不便
SIMカードの差し替えは、基本的にスマートフォンでインターネットを使うためのものなので、タブレットやパソコンなど複数のデバイスを使いたい場合は不便さを感じるでしょう。
テザリングに対応しているSIMカードも多いですが、前述したChina Unicomのように速度制限で低速になっている場合にテザリングができなくなるものもあります。
そもそも、テザリングは親機となるスマートフォンのバッテリー消費が激しいなどのデメリットもあるため、複数デバイスの使用には向かないと言えるでしょう。
韓国旅行時はSIMカードの差し替えよりもポケット型Wi-Fiレンタルのほうが簡単でおすすめ!

ここまで、SIMカードを購入して差し替える方法やメリット・注意点などについて解説してきましたが、韓国旅行時のインターネット手段としてはSIMカード差し替えよりもポケット型Wi-Fiをレンタルするほうが簡単でおすすめです。
SIMカード差し替えは、利用期間や滞在目的によって韓国滞在時にかかる通信費を節約できるなどのメリットがありますが、下調べや設定に手間や時間がかかるなど大きなデメリットもあります。
ポケット型Wi-Fiであれば、国内で手軽に手続きや端末の受け取りが可能なうえ、現地で電源を入れるだけでインターネットを使えるので非常に簡単です。
難しい知識も不要で、タブレットやパソコンなど複数のデバイスを接続する場合でも問題ありません。
便利なオプションを選ぶこともでき、旅行など短期間の滞在の場合は特にお得に利用できるのです。
ここでは、中でもおすすめのポケット型Wi-Fiレンタルサービスを3つ厳選して紹介します。

1.クラウドWiFi|補償が安く請求は使った日の分だけ

クラウドWiFiの概要▷▷
利用料金/日 | 1GB 750円(不課税) |
契約事務手数料 | 3,300円(税込) |
受け取り方法:費用 | 宅配/店頭 →0円(税込) |
返却方法:費用 | 宅配 →自己負担 |
補償オプション | 安心補償フル →550円(税込)/月 安心補償ライト →275円(税込)/月 |
事前受け取り | 不可 |
変換プラグ貸出 | なし |
クラウドWiFiは、1日750円(不課税)というシンプルなプランで、使わない日の分は請求されない便利なポケット型Wi-Fiレンタルサービスです。
端末の補償オプションが月額制でかなり安いこともあり、使い方によっては大幅に通信費を節約できます。
国内で宅配もしくは店頭受け取りが可能となっており、受け取り手数料は無料。
1GBというパケット上限ですが、1GBを超過しても最大384kbpsという速度で利用できるので、LINE電話や地図アプリなどは問題なく使えます。
\ 1日750円(不課税)で請求は使った分だけ /
クラウドWiFi公式サイトを見る▷▷

2.WiFiトラベル|パケット無制限がお得で変換プラグが無料

Wi-Fiトラベルの概要▷▷
利用料金/日 | 500MB 650円(不課税) 無制限 850円(不課税) |
契約事務手数料 | 0円(税込) |
受け取り方法:費用 | 宅配 →650円(税込) 空港 →1,100円(税込)/個 |
返却方法:費用 | レターパック →370円(税込) 宅配 →自己負担 |
補償オプション | あんしん補償 →レンタル料金/日の15% |
事前受け取り | 1日早める →400円(税込)/台 2日速める →700円(税込)/台 |
変換プラグ貸出 | 0円(税込) |
延滞料 | 基本料金×超過日数分×1.5円 |
WiFiトラベルは、パケット無制限プランが850円(不課税)とかなりお得なポケット型Wi-Fiレンタルサービスです。
さらに、韓国旅行には必須と言える変換プラグを無料でレンタルできるため、余計な費用や自分で商品を探して購入する手間が省けます。
料金の安さはもちろん気兼ねなくインターネットを使いたい方におすすめのサービスです。
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WiFiトラベル
3.WiFiBOX|手続きが非常に簡単で料金も格安

WiFiBOXの概要▷▷
利用料金/日※ | 500MB 390円(不課税) 1GB 690円(不課税) 無制限 990円(不課税) |
契約事務手数料 | 0円(税込) |
受け取り方法:費用 | 空港 →0円(税込) |
返却方法:費用 | 空港 →0円(税込) |
補償オプション | あんしん保証 →220円(税込)/日 |
事前受け取り(宅配/コンビニ) | 不可 |
変換プラグ貸出 | なし |
延滞料 | なし |
WiFiBOXは、全体的に料金が安く、特に500MBプランが390円(不課税)とお得なポケット型Wi-Fiレンタルサービスです。
オプションもあんしん保証のみと、料金プランとあわせてシンプルでわかりやすい内容となっています。
さらに、端末の受け取りや返却は、国内の空港に設置してあるBOXから端末を抜き差しするだけと非常にわかりやすいのも魅力的。
カウンターの混雑状況に関係なく、いつでもスムーズにレンタルできるのです。
受け取りや返却手数料もかからないため、とにかく手軽さと安さを求める方におすすめだと言えるでしょう。



まとめ

ここまで、SIMカードを差し替えて韓国で使う基本的な方法やSIM差し替えのメリットや注意点、SIM差し替えよりもおすすめのポケット型Wi-Fiについて詳しく解説してきました。
プリペイドSIMカードを購入して差し替えることで、お使いのスマートフォンを韓国でも利用可能です。
滞在期間によっては通信費を抑えられるうえに、荷物が増える心配もないなどメリットはいくつかあります。
しかし、下調べや設定の知識が必要であるなど、SIM差し替えがおすすめなケースは限られるでしょう。
ポケット型Wi-Fiのレンタルであれば、国内で端末を借りて現地で電源を入れるだけで簡単にインターネットを利用可能。
お得に使えるサービスが多いので、ぜひ自分に合うものを見つけてみてください。
あなたの韓国旅行がよりよいものになることを心から願っています!

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韓国で使うSIMカードに関するよくある質問

韓国で使うSIMカードに関してよくある質問をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
韓国で使えるSIMカードはどこで購入する?
- 韓国で使えるSIMカードはどこで購入する?
-
Amazonや楽天市場などのネットショッピングサイトで購入可能です。また、韓国現地の空港やコンビニなどでも購入できるケースがあります。しかし、現地での購入はある程度の言語力が必要となるため、不安な方は国内であらかじめ手に入れておくのが無難です。
プリペイドSIMカードを韓国で使うには?
- プリペイドSIMカードを韓国で使うには?
-
スマートフォンにSIMカードをセットし、現地で初期設定などを済ませることで使えるようになります。ただし、スマートフォンが韓国の周波数に対応している必要があるうえに、国内キャリアで購入した端末の場合はSIMロック解除をしなければなりません。また、SIMカードによってはAPN設定が必要なケースもあるため注意が必要です。
韓国でSIMカードを使う際の注意点は?
- 韓国でSIMカードを使う際の注意点は?
-
韓国でSIMカードを差し替えて使う際に注意すべきことは以下の4つです。
- スマートフォンが韓国の周波数に対応している必要がある
- APN設定など初期設定の知識が必要
- 指定の日数を超えると通信が使えなくなる
- 複数のデバイスを使いたい場合は不便
特に、スマートフォンの対応可否や初期設定の知識など、下調べに時間や手間がかかることが多いと言えます。