WiMAXの月額料金は高い?安い?実際の費用を大手プロバイダで徹底比較調査

国内のインターネット利用者の約8割がモバイル回線を使用しているとされ、WiMAX+5Gの登場以降は無制限のWiMAXサービスの人気が徐々に高まっている傾向です。
しかし、WiMAXの月額料金が高いと感じ、なかなか契約に踏み切れないという方もいるのではないでしょうか?
本記事では、WiMAXの月額料金が高いのか、それとも適正なのかを大手プロバイダ数社を比較しながら解説します。
本文ではおすすめのポケット型Wi-Fiも紹介しているので、WiMAXの契約を考えている方はぜひ最後までお読みください。
WiMAXの料金プランはいくらが適正価格?

WiMAXの平均的な月額料金は、およそ4,700円程度とされています。
月額料金は会社ごとに異なるので、料金でプロバイダ選びをするなら複数社の料金プランと比較して目安を決めておくことをおすすめします。
さらにいえば、利用を検討しているサービスをチェックする際は月額料金だけでなく、実際に必要な費用を確認しておくのがベストです。
WiMAXの利用料金と内訳

ここからは、利用するサービスで支払う必要のある費用を確認していきます。
いざ支払いのときに予想外の請求をされて、あわてることがないように利用料金の内訳をチェックしていきましょう。
初期費用(契約事務手数料)
WiMAXの初期費用は、契約事務手数料のことを指す場合と「初期費用」という名の費用を請求する場合の2パターンあります。
ほとんどの方は初期費用=契約事務手数料をイメージすると思われますが、会社によっては契約事務手数料とは別に初期費用が請求されるケースがあるのです。
初期費用(契約事務手数料)はキャンペーンで無料にできるプロバイダもありますが、できるかどうかはタイミング次第になります。
端末代金
モバイルルーターをレンタルするのではなく、端末本体を購入する際に必要な料金です。
WiMAXサービスでは端末本体を購入する場合、端末代金はポケット型Wi-Fiもホームルーターも同じ価格で販売されるのが一般的。
ルーターの本体価格は約22,000円が相場なのに対し、WiMAXルーターの分割回数は24〜36回が通例です。
WiMAXの月額料金を計算する場合、約900円程度の分割代金を月額料金に上乗せして利用料金として計算しましょう。
端末代金の支払い期間が終われば、以降は月額料金に分割代金が上乗せされることはありません。
送料
契約後に使用する端末を手元に送るための費用です。
無料で行っているサービスは多いですが、送料は有料のケースがあります。
少額とはいえ、節約できるなら抑えておきたい費用です。
月額利用料(月額料金)
WiMAXを利用するために毎月支払う利用料金です。
サービスをチェックする際、一番気になるポイントとしてあげる方も多いことでしょう。
月額料金には基本料金のほか、オプション料金や先述の端末代金分割金などが含まれます。
WiMAXの基本料金以外に、利用しているサービスのなかに毎月支払う費用があれば、それらのトータルでWiMAXの月額料金として計算しましょう。
支払い方法に口座振替を選択している場合、毎月発生する振替手数料も月額料金に含みます。
キャッシュバック
特典でもらえるキャッシュバックは、WiMAX選びの付加要素として抑えておきたいポイントです。
キャッシュバックには新規申し込み特典から、他社からの乗り換え時に発生した違約金補償の2パターンがあります。
条件達成のための手順や受け取りまでの期間など、すべてを満たす必要があるので注意点が多いです。
キャッシュバックを受け取る際には、条件と受取期間を必ずチェックしましょう。
WiMAXの解約時に必要な費用

WiMAXの契約時とは逆に、サービスを解約する際に必要な費用について解説します。
解約金の種類を把握しておかないと高額請求になってしまう恐れがあるので、必ずチェックしておいてください。
契約解除料(解約手数料)
WiMAXのサービスを解約する際に必要な費用です。
一般的なインターネットや携帯電話のサービスでは、契約期間内での解約で契約解除料が発生します。
無制限で契約に縛りなしのポケット型Wi-Fi・ホームルーターというのが世間的なWiMAXの認識ですが、すべてのWiMAXサービスに契約解除料がないわけではありません。
一部のWiMAXには2年契約が可能だったり、最低利用期間が設定されているケースがあります。
また、解約する際に必ず請求される解約手数料を請求される場合があるのです。
WiMAXの契約前には、解約時に必要な費用をチェックしておきましょう。
端末代金残債分
WiMAXのルーターを分割購入した場合、端末の分割代金に残債があれば解約時に一括請求されます。
新規申込み時の特典で「端末代金無料」というキャンペーンというものがありますよね?
このキャンペーンの仕組みは、端末代金を分割した料金相当額を月額料金から毎月割引する仕組みです。
例えば、22,800円の本体代金を24ヶ月間に渡って毎月950円ずつ支払うとしましょう。
毎月支払う分割代金の950円を同額の割引で相殺します。
差し引き0円になるので、端末代金は実質無料という仕組みです。
もし、本来の支払い満了月より前、20ヶ月目で解約したとしましょう。
残りの4ヶ月×950円なので、3,800円が端末代金残債分として清算時に一括請求されてしまいます。
解約時期が早いほど残債金は高額になるので、端末代金残債分があれば残余期間は必ず確認しておきましょう。
WiMAX解約月の利用料金
WiMAXを解約する場合、解約月当月分の利用料金が請求されます。
通常の月額料金として、必ず払う必要があるものです。
会社ごとに解約申請の受付締め日は異なり、締め日を超えると翌月分の利用料金が確定します。
翌月以降のサービス利用を考えていないのであれば、当月解約手続きを済ませておくと無駄な出費がありません。
WiMAXは解約月の利用料金は日割りされないのが一般的であるため、解約手続きは早く・サービスは月末まで利用するのが無駄がありません。
例外として、UQ WiMAXはポケット型Wi-Fiのサービス全般で日割り計算で対応しています。
返送料
レンタルサービスを利用している場合、借りていたポケット型Wi-Fiなどの端末を返却する必要があります。
契約時の送料は無料で、返送料は有料という会社は珍しくありません。
返却方法は会社指定や任意の運送業者を利用するなど、さまざまなパターンがあります。
任意で返却方法を選べるWiMAXサービスであれば、業者ごとの料金確認をしておくと返送料を安く抑えることも可能です。
レンタル品は返却方法に指定がある場合、返却方法を間違えた、もしくは機器に破損や欠品があれば高額な損害金を請求される恐れがあります。
弁償費用(損害賠償)
レンタル機器に汚損・破損・欠品・紛失、または重大な規約違反を行った際にペナルティとして請求される費用です。
会社によって「損害金」や「賠償金」などで表現が異なりますが、ほぼすべて同じ意味合いと考えて問題ありません。
解約違約金のなかでもっとも高額になりやすく、不注意で発生することの多い費用です。
WiMAXを正しく利用していれば、まず請求されることはありませんが、なんらかのトラブルによって起こらないとも言い切れません。
レンタル品は丁重に扱い、定められた規約は必ず厳守しましょう。
安いWiMAXを選ぶポイント

WiMAXが高い、または高くなったと感じる方は、料金プランを一旦見直してみることをおすすめします。
- 現在の料金プランの月額料金
- 加入しているオプション
プロバイダのHPなどで表記されている基本料金より実際の請求額が高い場合、現在加入している料金プランやオプションをもう一度チェックしてみてください。
WiMAXの料金表示のほとんどは、プロバイダがおすすめしているプランの料金を表示していたり、実際に発生するサービス料金を伏せているケースが多いです。
プロバイダがおすすめするプランは、あなたにとって必要なものでしょうか?
不要なサービスに加入し、本来利用するはずのプラン料金より高く払っている可能性を疑ってください。
プランを見直し、それでも「変わらない」という場合は、プロバイダやサービス自体の乗り換えを検討してみましょう。
支払わなくてよい出費はできるだけ避ける!
WiMAXの料金プランのなかには、なくても別に困らないというものがいくつかあります。
以下は省くことができる一例です。
- LTEオプション
- 補償オプション
- 追加データ
- 口座引落手数料
- 各種違約金
月額料金で負担になりやすいものに、オプションサービスがあげられます。
LTEオプションはau 4G LTEに切り替えるモードオプションですが、WiMAXを自宅専用で使っている方で利用料金を払うほどの大きなメリットはありません。
自宅のWiMAXが繋がらないというのであれば、モバイルルーターより通信が安定するホームルーターをおすすめします。
機器を絶対になくさない・破損させない、容量を使い過ぎないなど、ほんの少し注意するだけでも余計な出費を抑えることが可能です。
無理をしてまで節約する必要はありませんが、これだけは絶対にないと困る!というもの以外、できるだけ無駄を省くことを心がけましょう。
月額料金が安いおすすめのWiMAXプロバイダー3選

早速ここからは、月額料金が安いおすすめのWiMAXプロバイダーを紹介します。
おすすめポイントをまとめているので、WiMAX選びの参考にしてください。
GMOとくとくBB WiMAX

新規申し込みで23,000円(不課税)、違約金をともなう乗り換えからなら最大49,000円(不課税)の高額キャッシュバックが魅力のプロバイダです。
月額料金は2ヶ月目まで1,474円(税込)と最も安く、3〜35ヶ月目まで3,784円(税込)で利用でき、36ヶ月目以降は4,444円(税込)とリーズナブルな料金で利用できます。
キャッシュバックは最短で11ヶ月後になりますが、1年間の費用を総額で見た場合に他社WiMAXと比較して圧倒的にお得です。
契約期間の縛りはないですが、端末代金が36回払いになるので実質3年契約となります。
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GMOとくとくBB
カシモWiMAX

フラット型で安い月額料金と端末代金実質無料が魅力のプロバイダです。
初月が1,408円(税込)という破格の料金で、2ヶ月目以降は月額4,378円(税込)で使えます。
端末代金は月額料金から分割代金が加算されていますが、分割代金と同額を割り引くことで相殺しているので、支払い時の端末にかかる実際の費用は0円になります。
前述の通り端末代金は発生しているので、分割期間である36ヶ月の間に解約してしまうと分割残債金を請求されるので注意しましょう。
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カシモWiMAX
Broad WiMAX

他社からの乗り換え時に、違約金を最大19,000円(不課税)までキャッシュバックしてくれるプロバイダです。
2年契約と契約期間なしの2種類のプランを選ぶことができ、25ヶ月目以降は契約縛りなしに移行します。
旧プランからWiMAX+5Gに乗り換えると、セット割を適用しなくてもプラスエリアモードが無料で使うことが可能です。
20,743円(税込)と高額な初期費用がありますが、WEBから申し込むことで無料になります。
支払い方法はクレジットカードのほかに口座振替が選べますが、振替手数料に220円(税込)がかかり、口座振替では初期費用無料キャンペーンが適用されないので実質クレジット払いしか選択肢がありません。
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ブロードワイマックス
大手プロバイダ7社の料金でWiMAX比較

WiMAX大手プロバイダ7社の料金を次の区分で比較します。
- キャンペーン
- 初期費用・端末代金・送料
- 月額料金
- 各種オプション料金
- 総額費用
今回比較するプロバイダは、WiMAX+5Gを取り扱っているサービスが対象です。
WiMAXの最安プロバイダをお探しの方は、各項目を読み進めてください。
1.キャンペーン
WiMAX7社で実施されている主な特典を比較します。
割引などの有無によって、利用料金の実質額が大きく変わるのでチェックしていきましょう。
2022年10月時点の特典一覧
プロバイダ | 特典概要概要 |
---|---|
5G CONNECT | 30日間モニター →30日のお試し期間は月額料金無料 3ヶ月おまとめ支払い →2年契約で月額料金を3ヶ月分まとめて支払うと5ヶ月分が無料 |
BIGLOBE WiMAX | 月額割引 →初月無料 →1ヶ月目:1,166円(税込) →2~24ヶ月目:3,355円(税込) →25ヶ月目以降は4,928円(税込) |
Broad WiMAX | 初期費用0円 →WEBからクレジット払いで申込み 違約金負担乗り換えキャンペーン →他社からの乗り換えで最大19,000円(不課税)キャッシュバック |
GMOとくとくBB WiMAX | 最大49,000円キャッシュバック →他社からの乗り換えか通常キャッシュバック (23,000円)との選択 |
UQ WiMAX | 月額割引 →1~25ヶ月目:4,268円(税込) →26ヶ月目以降は4,980円(税込) オンラインショップ限定キャッシュバック →オンラインショップで新規契約+端末購入 +クレジットカード払い+セット割への加入で 最大5,938円(不課税)キャッシュバック |
Vision WiMAX | 月額割引 →初月:2,970円(税込) →1~24ヶ月目:4,103円(税込) →25ヶ月目以降は4,785円(税込)キャッシュバック →利用開始翌々月に5,000円(不課税) |
カシモWiMAX | 端末代金実質無料 →36ヶ月間継続利用 |
キャッシュバック額が一番大きいのはGMOとくとくBB WiMAXです。
新規の場合は23,000円(不課税)に対し、他社で違約金が発生した場合には最大49,000円まで補償してもらえます。
補償金は最大額の範囲内で請求された違約金に準ずるため、例えば違約金が10,000円の場合だと10,000円までしか払いだされません。
GMOとくとくBB WiMAXのキャッシュバックは違約金補償か23,000円(不課税)のどちらかしか選べないので、違約金が23,000円未満の場合は通常キャッシュバックがお得です。
月額割引を実施しているのは、BIGLOBE WiMAX・UQ WiMAX・Vision WiMAXの3社になります。
24、5ヶ月目までは通常より安くなっていますが、割引終了後の月額料金を見ると相場よりも若干高くなる印象です。
割引が適用されるWiMAXの場合、3年目以降の料金次第で継続か解約かを判断するほうがよいでしょう。
7社のうち、唯一端末代を無料にできるのがカシモWiMAX。
キャッシュバックや割引といったキャンペーンがない代わりに、端末代を無料にすることで長期利用時の月額料金総額を安くすることができます。
2.初期費用・端末代金・送料
レンタルサービスの5G CONNECT以外、すべてのプロバイダで端末を購入する必要があります。
送料は返却が必要な5G CONNECTを除けば、Vision WiMAXと条件ありでUQ WiMAX以外のプロバイダでは請求されません。
プロバイダ | 初期費用 | 端末代金 | 送料 |
---|---|---|---|
5G CONNECT | 3,300円(税込) | 0円 ※レンタルのみ | 初回:無料 返却時:自己負担 |
BIGLOBE WiMAX | 3,300円(税込) | 一括払い 21,912円(税込) 分割払い →913円(税込)×24回払い | 初回:無料 |
Broad WiMAX | 初期費用 →20,743円(税込) ※WEB限定で無料契約事務手数料 →3,300円(税込) | 一括払い 21,780円(税込) 分割払い →605円(税込)×36回払い | 初回:無料 |
GMOとくとくBB WiMAX | 3,300円(税込) | 分割払い →605円(税込)×36回払い | 初回:無料 |
UQ WiMAX | 3,300円(税込) | オンラインショップ購入時 一括払い →11,088円(税込)→5,940円(税込) 分割払い →165円(税込)×36回払い→308円(税込)×36回払い | 2,750円(税込)以上の購入時無料 ※2,750円(税込)未満は最大550円(税込) |
Vision WiMAX | 3,300円(税込) | 一括払い →21,780円(税込) 分割払い →10,890円(税込)×2回払い | 550円 ※離島の場合は2,200円(税込) |
カシモWiMAX | 3,300円(税込) | 一括払い →21,780円(税込) 分割払い →605円(税込) ×36回実質無料 | 初回:無料 |
端末の分割回数は24〜36回払いが一般的ですが、Vision WiMAXは最大分割回数が2回までなので、分割時の支払額がもっとも高額なプロバイダです。
一方の端末最安値はUQ WiMAXで、高い機種でも1万円ちょっとの価格で購入できます。
WiMAXの端末は基本的にどの機種も一律同価格ですが、UQ WiMAXでは最新機種と1世代前の機種で価格に差別化を図っている点も他社との違いです。
契約事務手数料は7社一律同じ料金ですが、Broad WiMAXは別途で初期費用の20,743円(税込)を請求されます。
とても高額な初期費用ですが、WEB限定キャンペーンを利用すれば無料にすることが可能です。
GMOとくとくBB WiMAXは端末購入が分割払いのみとなっていて、申込み=36回払い=3年契約が確定しています。
UQ WiMAXは端末代が圧倒的に安いですが、条件を満たせば端末代無料のカシモWiMAXが初期費用最安プロバイダといえるでしょう。
キャッシュバックを利用すれば、UQ WiMAXではポケット型Wi-Fiとホームルーターを実質2円で購入することが可能です。
3.月額料金
各プロバイダの月額料金でランク付けすると、次の結果になります。
- Broad WiMAX – 3,883円(税込)
- カシモWiMAX – 4,378円(税込)
- GMOとくとくBB WiMAX – 4,444円(税込)
- Vision WiMAX – 4,785円(税込)
- BIGLOBE WiMAX – 4,928円(税込)
- 5G CONNECT – 4,950円(税込)
UQ WiMAX
上記のランキングは通常料金による順位付けですので、特典を適用した初月からの月額料金を見てみましょう。
プロバイダ | 月額料金 |
---|---|
5G CONNECT | 2年契約プラン →3,718円(税込) ※25ヶ月目以降は縛りなしプランに移行 縛りなしプラン →4,950円(税込) |
BIGLOBE WiMAX | 初月 →0円 1ヶ月目 →1,166円(税込) 2~24ヶ月目 →3,355円(税込) 25ヶ月目以降 →4,928円(税込) |
Broad WiMAX | 初月 →1,397円(税込) ギガ放題バリュープラン 2ヶ月目以降 →3,883円(税込) ギガ放題フリープラン 2ヶ月目以降 →4,070円(税込) |
GMOとくとくBB WiMAX | 1~2ヶ月目 →1,474円(税込) 3~35ヶ月目 →3,784円(税込) 36ヶ月目以降 →4,444円(税込) |
UQ WiMAX | 1~25ヶ月目 →4,268円(税込) 26ヶ月目以降 →4,950円(税込) |
Vision WiMAX | 1~24ヶ月目 →4,103円(税込) 25ヶ月目以降 →4,785円(税込) |
カシモWiMAX | 初月 →1,408円 2ヶ月目以降 →4,378円(税込) |
5G CONNECT以外のプロバイダは期間割引が用意されています。
大幅割引は短期というプロバイダが多く、期間を過ぎれば通常料金に移行するケースが多いです。
ほとんどのプロバイダは通常料金が4,000円を超え、割引終了後も3,000円台を維持しているのはBroad WiMAXのみになりました。
Broad WiMAXは2種類あるプランのうち、2年契約のギガ放題バリュープランをおすすめします。
なぜなら、ギガ放題バリュープランは25ヶ月目以降から契約解除料が無料になり、月額料金も3,883円(税込)で利用できるからです。
端末分割支払い期間が36か月間のため、どのみち3年契約になるのであれば月額料金が安いほうを選ぶべきでしょう。
Broad WiMAXではプランの変更ができないので、端末代金を一括支払いするつもりがなければギガ放題バリュープランがおすすめです。
4.各種オプション料
WiMAXのオプションには、au 4G LTE回線に切り替えられるプラスエリアモード(LTEオプション)と端末補償が基本サービスで用意されています。
プロバイダ | プラスエリアモード | 補償オプション |
---|---|---|
5G CONNECT | 無料 | 660円(税込)/月 |
BIGLOBE WiMAX | 1,100円(税込)/月 ※セット割適用で無料 | なし ※メーカー保証と有償交換 |
Broad WiMAX | 1,100円(税込)/月 ※セット割適用か5Gプランへの契約変更で無料 | 605円(税込)/月 |
GMOとくとくBB WiMAX | 1,100円(税込)/月 ※セット割適用で無料 | 330円~550円(税込)/月 ※最大2ヶ月無料 |
UQ WiMAX | 1,100円(税込)/月 ※セット割適用で無料 | 418円(税込)/月 |
Vision WiMAX | 1,100円(税込)/月 ※セット割適用で無料 | 330円~935円(税込)/月 |
カシモWiMAX | 1,100円(税込)/月 ※セット割適用で無料 | 330円~880円(税込)/月 |
まずプラスエリアモードですが、2022年7月以降はどこのプロバイダでも基本的に有料オプションとなりました。
auスマートバリューかUQ自宅セット割を適用すればこれまで通り無料にすることが可能ですが、DTI WiMAXなどの一部プロバイダでは適用不可の会社があるので気をつけましょう。
補償オプションは通常ならどこのプロバイダにも用意されていますが、BIGLOBE WiMAXはメーカー保証のみです。
これらオプションは不要であれば必ずしも加入する必要はなく、特にプラスエリアモードはWiMAXの使用場所を限定している方には優先順位が低いと思われます。
その月に一度でも使ってしまうと利用料が月額料金に加算されるため、NTTドコモやソフトバンク、格安SIMユーザーには割高になってしまうでしょう。
プラスエリアモードは月間15GBの制限があり、超過するとWiMAXに速度制限がかかります。
速度制限がかかるほど通信状態に問題があるようなら、そもそものプロバイダを変えることを検討すべきでしょう。
5.総額費用
いかに月額料金が安くとも、トータルで費用がかかってしまったら結果的に高いWiMAXを利用していることと同じです。
各WiMAXの費用を初月と2年間の総額で見てみましょう。
プロバイダ | 初月費用 | 2年間総額月額料金 |
---|---|---|
5G CONNECT | 2年契約プラン →12,754円(税込) 縛りなしプラン →3,300円(税込) | 2年契約プラン →89,252円(税込) 縛りなしプラン →113,850円(税込) |
BIGLOBE WiMAX | 4,213円(税込) | 12,5455円(税込) |
Broad WiMAX | 5,302円(税込) | 108,526円(税込) 36ヶ月間の総額 →155,122円(税込) |
GMOとくとくBB WiMAX | 5,379円(税込) | 81,016円(税込) 36ヶ月間の総額 →134,344円(税込) |
UQ WiMAX | 7,570円(税込) | 105,734円(税込) |
Vision WiMAX | 16,720円(税込) | 116,979円(税込) |
カシモWiMAX | 4,708円(税込) | 105,402円(税込) 36ヶ月間の総額 →157,938円(税込) |
GMOとくとくBBは、新規申込特典の23,000円キャッシュバックの適用で2年間の総額がもっとも安く、5G CONNECTがそれに続きます。
WiMAXは2年間の総額は約11万円が平均的であるため、この金額を下回れば安いWiMAXといえるでしょう。
上記のうちGMOとくとくBB WiMAX・Broad WiMAX・カシモWiMAXの3社は、36ヶ月目までは端末の支払いが続きます。
多くのWiMAXは2年を過ぎると月額料金が高くなるため、基本料金が平均より控えめな3社は、3年目以降は他社よりも安くなる傾向です。
3社のなかではカシモWiMAXは端末代が実質無料で、月額料金に変動がないので料金シミュレーションがしやすいかと思われます。
5G CONNECTにはセット割がない代わりにプラスエリアモードが無料なので、短期利用を考えているauやUQモバイル以外のキャリアユーザーにおすすめです。
まとめ

ここまでWiMAXの月額料金について解説してきましたが、各プロバイダごとに月額料金の仕組みがあることをご理解いただけたでしょうか?
WiMAXは契約期間と月間容量上限が撤廃されたことにより、各社の料金にさまざまな変化が現れています。
一見安く見えるサービスでも、契約したプランによっては無駄な費用を支払っているケースも少なくありません。
実際に支払うべき費用の把握とカットできるポイントを抑えて、安心して使えるWiMAXを選びましょう。
当サイトではWiMAXに関する情報を発信しているので、あなたがお得に使えるWiMAXを見つけてくださいね。
WiMAXでよくある質問

WiMAXのよくある質問をまとめたので、本文とあわせて参考にしてみてください。
UQ WiMAXとau WiMAX・他社WiMAXはなにが違うの?
- UQ WiMAXとau WiMAX・他社WiMAXはなにが違うの?
-
WiMAXとは、UQコミュニケーションズ株式会社が所有する無線のインターネット回線で、UQはauと並ぶKDDIのサブブランドです。
中身は同じものなので、あえていうなら「提供している会社が違う」という回答になります。
光コラボの光回線がNTT東西の所有するフレッツ光であるように、他社がUQコミュニケーションズ株式会社から間借りしているものがWiMAXです。
UQ Wi-FiiプレミアムはWiMAX+5Gサービスでも使える?
- UQ Wi-FiiプレミアムはWiMAX+5Gサービスでも使える?
-
UQ Wi-FiiプレミアムはWiMAX2+の公衆無線LANサービスなので、WiMAX+5Gでは継続することができません。
すでに新規申込みを終了し、2023年3月31日にはサービス廃止が決定しています。
My UQ WiMAXアプリとはなんですか?
- My UQ WiMAXアプリとはなんですか?
-
恐らくは「My UQ mobileアプリ」のことを指し、UQモバイルの利用状況を確認できるアプリのことです。
My UQ mobileアプリはUQモバイルのデータ残量や料金・請求内容確認をワンタッチで行えるUQモバイルのスマートフォンに関するツールを指します。
「my UQ WiMAX」に対応したアプリは公式未実装なので、My UQ mobileアプリと混同されている可能性が高いです。
UQ WiMAXの料金シミュレーションは専用ページで行えます。
my UQ WiMAXからau WiMAXの料金確認はできますか?
- my UQ WiMAXからau WiMAXの料金確認はできますか?
-
my UQ WiMAXは、UQ WiMAXの料金確認や契約内容の変更を行うマイページであるため、確認はできません。
au WiMAX専用のMY auで確認できます。