WiMAXのLTEオプションについて詳しく解説!5Gからの変更点や切り替え時の注意点もあわせて紹介

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WiMAXサービスには、通信エリアを広げることができる機能として「LTEオプション」があります。

例えば、電波が繋がりにくい屋内や山間部でWiMAXを使いたいときにLTEオプションを使うと、回線をLTE通信に切り替えて電波を入りやすくすることが可能です。

5Gのサービスが開始されてからは、LTEオプションにも変化が見られています。

WiMAX2+から5Gサービスへの変更と共に、LTEオプションはどう変わったのか?

本記事では、LTEオプションについてみなさんの疑問、切り替え時の注意点について詳しく解説しています。

これからWiMAXへの新規申し込みや乗り換え、5Gサービスへの切り替えを検討されている人は、ぜひ最後まで読み進めてください。

目次(タップしてジャンプ)

WiMAX+5GのLTEオプション「プラスエリアモード」とは

現在国内のWIMAX回線はWIMAX2+とWiMAX+5Gの2種類があり、WiMAX+5GにおけるLTEオプションには「プラスエリアモード」という正式名称があります。

LTEオプションとは、WiMAXサービスにおける回線を切り替えることができる有料オプションの通称です。

WiMAXで通常使用する回線はWIMAX 2+回線/au 4G LTE回線/au 5G回線ですが、プラスエリアモードを使用することで、使用中の回線をau 4G LTE回線(プラチナバンド)を利用することができます。

プラチナバンドが使える機能

プラスエリアモードの回線はau 4G LTEであり、一般的にプラチナバンドと呼ばれています。

プラチナバンドとは、800MHz前後の周波数帯を指す単語です。

無線の電波は周波数帯によって電波特性が変わり、プラチナバンドは障害物を回り込んで広い範囲をカバーするとされています。

WiMAXでは繋がらないエリアでも、au 4G LTE回線のプラチナバンドなら電波が入るという状況も少なくありません。

屋内の電波が届きにくい場所でWiMAXを使うことを想定した場合、プラスエリアモードはとても重要で価値の高い機能です。

ハイスピードプラスエリアモードとの違い

ハイスピードプラスエリアモードとプラスエリアモードの違いは、名称とモード切り替え時の容量上限と速度制限の適用範囲です。

そもそもハイスピードプラスエリアモードとは、WiMAX2+におけるLTEオプションの機能の名称を指します。

ハイスピードプラスエリアモードとプラスエリアモードは、名前が違うだけでまったく同じ機能と考えておいて問題ありません。

最大の違いは、LTEオプションを使用したときに設定されている別枠の容量上限が異なる点です。

当時は容量超過が気になる人も多く、乱用を制限するハイスピードプラスエリアモード規制が有効な節約方法として活用されていました。

そもそもWiMAX 2+とWiMAX +5Gの違いは?

WIMAX 2+とWIMAX +5Gの違いをざっくりと確認してみましょう。

WIMAX 2+とWIMAX +5Gの違い
  • 通信速度
  • エリア範囲
  • 繋がりやすさ
  • 周波数帯
  • LTEオプションの月間パケット容量上限
  • 3日間制限の有無

WIMAX 2+からWiMAX +5Gに変わったことによる最大の変化は、通信速度と繋がりやすさが格段に向上した点です。

特に通信速度ですが、WiMAX 2+が最大1.2Gbpsに対して、WiMAX +5Gは2.7Gbpsと倍以上になりました。

さらにスタンダードモードで使用できる周波数帯が増えたことです。

WiMAX 2+はBand41の2.5GHz帯のみだったのに対し、WiMAX +5Gではau 4G LTE回線がLTEオプションを使わなくても使えるようになりました。

WIMAX 2+では速度低下が起きたり繋がらないケースでも、WiMAX +5Gでは屋内外でもスムーズに使えるというのが最大の違いです。

そのほか、3日間の合計消費容量上限による速度制限が無くなったことで、今まで以上に使いやすくなりました。

プラスエリアモードへの切り替え方法

WiMAX +5Gのプラスエリアモードへの切り替え方法は、設定から通信モードを変更するだけで簡単に切り替えられます。

ポケット型WiFiの場合はディスプレイから、ホームルーターの場合は本体に備えつけられた切り替えスイッチのオンオフで切り替え可能です。

プラスエリアモードに切り替えた場合、切り替えた瞬間にオプション料金が発生します。

また、設定を弄らない限りは勝手にプラスエリアモードに切り替わることはありません。

WiMAX +5Gのスタンダードモードとプラスエリアモードの違い

WiMAX+5Gの通常モードは「スタンダードモード」という正式名称があり、プラスエリアモードとの差別化が図られています。

スタンダードモードとプラスエリアモードの違いをチェックしてみましょう。

スタンダードモードとプラスエリアモードの違い
  • プラスエリアモードはauのプラチナバンドが使える
  • スタンダードモードは実質的に容量無制限だがプラスエリアモードは月間15GB制限がある

次からは通信速度やエリアなどの違いのほか、モードの違いについて詳しく解説していきます。

プラスエリアモードはauのプラチナバンドが使える

プラスエリアモードではauのプラチナバンドが使えます。

スタンダードモードとプラスエリアモードで、使用できる回線を比較しましょう。

スタンダードモードプラスエリアモード
WIMAX2+(Band41)
au 4G LTE(Band1/3)
au 5G(N78)
WIMAX2+(Band41)
au 4G LTE(Band1/3)
au 5G(N78)
au LTE(Band18/26)

周波数は「Band(バンド)」という単語で分類されます。

周波数は総務省から振り分けられることで、各携帯電話会社で使用できるBandが割り当てられているのです。

上表からわかるように、プラスエリアモードではau LTE(Band18/26)が追加されています。

au 4G LTE回線(Band18/26)はauのプラチナバンドと呼ばれている周波数帯で、幅広いエリアをカバーすることが可能です。

もうひとつの特徴として、プラチナバンドは低周波数帯が持つ電波特性を活用しています。

周波数は高くなるほど伝送できる情報量は増え、通信速度が速いとされています。

スタンダードモードは容量無制限だがプラスエリアモードは月間15GB制限がある

プラスエリアモードにはスタンダードモードとは別枠に、月間パケット上限15GBの制限があります。

ハイスピードプラスエリアモードでは7GBだったので、プラスエリアモードは倍以上の上限増量です。

プラスエリアモードは容量上限を超過した場合、翌月まで速度制限が掛かるので利用には計画性が必要になります。

プラスエリアモード速度制限解除方法は翌月を待つ以外にはなく、ハイスピードプラスエリアモードから引き継がれているデメリットなので十分に注意しましょう。

プラスエリアモードのメリット

プラスエリアモードを使うことのメリットは次の2つです。

プラスエリアモードを利用する2つのメリット
  • auのプラチナバンド開放で利用エリアが広がる
  • 障害物に強く建物内や地下でも繋がりやすい。

これまでにもプラスエリアモードについて触れてきましたが、次から改めてメリットについても確認していきましょう

auのプラチナバンド開放で利用エリアが広がる

プラチナバンドの周波数帯は800MHz帯であるため、WiMAX +5Gで通常利用する周波数帯域に比べてずっと低いです。

周波数は低いほど電波が回り込みやすく、届く距離が減衰しにくいという特徴があります。

WiMAX 2+では繋がりにくい状況でも、auのプラチナバンド帯なら屋内外に関わらず繋がる可能性が広がります。

障害物に強く建物内や地下でも繋がりやすい

電波は低周波周帯になるほど減衰しにくく、透過性が高くなるので建物内の障害物を回り込んで届きやすいという電波特性を持ちます。

プラスエリアモードを活用する場面は、壁や天井、地下などがある屋内などです。

スタンダードモードで繋がりにくい場所では、プラスエリアモードに切り替えることでスムーズな通信が可能になるケースがあります。

プラスエリアモードのデメリット

次はプラスエリアモードのデメリットについてチェックしていきましょう。

プラスエリアモードを利用する2つのデメリット
  • 月間15GBを超過すると翌月まで通信制限を解除できない
  • 基本的に利用料金が掛かる

WiMAXを利用するうえで見過ごせないポイントなので、次から詳しく解説していきます。

月間15GBを超過すると翌月まで通信制限を解除できない

プラスエリアモードには月間15GBの容量上限があり、超過すれば通信速度は128kbpsの速度制限が掛かります。

さらにペナルティとして、通信制限は翌月の1日まで制限解除ができません。

ただし、速度制限はプラスエリアモードに限定されているため、スタンダードモードでは通常通りの通信速度で使用可能です。

ちなみに、以前のハイスピードプラスエリアモードは月間容量上限は7GBであったため、プラスエリアモードでは大幅に増量されています。

WIMAX 2+のハイスピードプラスエリアモードの速度制限は通常モードにも適用され、7GBを超えたら通信速度が128kbpsに抑えられるなど厳しい制限がありました。

WiMAX +5Gのプラスエリアモードからは大幅な制限緩和がされていますが、制限解除は翌月まで続いてしまうので計画的に利用しましょう。

基本的に利用料金が掛かる

LTEオプションは基本的に有料オプションであるため、プラスエリアモードを使う場合には月額利用料金が掛かります。

ほとんどのWIMAXサービスでは、auスマートバリュー/UQモバイル自宅セット割インターネットコースの適用で無料特典とされていて、一部のプロバイダでは無条件で無料提供されているケースもあるのです。

もしもauスマートバリュー非適用でプラスエリアモードに切り替えた場合、その瞬間からオプションの利用料金が発生するので要注意です。

誤ってプラスエリアモードに切り替えないように設定で規制しておくことをおすすめします。

プラスエリアモードを規制する方法

プラスエリアモードに誤って切り替えないように、設定からプラスエリアモード規制のモードロックを掛けることが可能です。

プラスエリアモード規制の手順は、次の流れで行えます。

プラスエリアモード規制の設定手順
  1. インターネットブラウザから管理画面にアクセス
  2. ネットワーク設定からプラスエリアモードの規制を選択する

管理画面へのアクセス方法は機種ごとに異なるので、端末に同梱の説明書をご参照ください。

プラスエリアモード規制を掛けた端末からは、スタンダードモード以外のモードを使用することができなくなります。

誤作動やプラスエリアモードの容量を節約したい人は、設定からの規制を活用してください。

WiMAXのLTEオプションはいる?いらない?

スタンダードモードで安定した通信が可能な環境であれば、LTEオプションは必須ではありません。

外出先や仕事で屋外での使用機会が多い、または屋内が特殊な構造で繋がりにくいなどの状況下にある場合、LTEオプションを検討する価値は十分にあります。

自分の利用状況と相談し、必要であれば利用も検討しましょう。

まとめ

WIMAXのLTEオプションについてお伝えしてきました。

LTEオプションはWIMAX 2+とWiMAX +5Gで「au 4G LTE回線(プラチナバンド)」を利用することを指し、機能的にはどちらもほとんど同じです。

スタンダードモードでは繋がりにくい状況でも、LTEオプションのプラスエリアモードに切り替えればauのプラチナバンド開放でスムーズな接続が期待できます。

LTEオプションは便利な機能ですが、基本的に有料でスタンダードモードの回線でも普段使いなら特に大きな影響がないので必須ではありません。

あくまでLTEオプション=プラスエリアモードは、WiMAXの使用できる幅が広がるという便利機能です。

WiMAX +5G自体がWIMAX2+から格段に利便性が向上し、国内のWiFiのなかではトップクラスのサービスと言えるでしょう。

LTEオプションは必須ではありませんが、ベストを目指すなら価値のある機能です。

あなたのWIMAX選びの参考として、今回の記事が手助けになることを願っています。

この記事の執筆者

manji(マンジ)

通信系WEBライター

フリーのWEBライターとして、主にインターネットなどの通信系をメインに活動中。調査や取材が好きで、ジャンルを問わず題材に取り組んで独自の知識を構築。未経験のジャンルには「積極的にチャレンジ」をモットーに日々精進。

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