WiMAXのホームルーターはおすすめできる?光回線とモバイルルーターと比較した時の特徴

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WiMAXのホームルーターサービスについてお探しでしょうか?

日本でキャリアが提供しているホームルーターサービスは「WiMAXホームルーター」をはじめ、「auホームルーター」「ソフトバンクエアー」「NTTドコモ home 5G」などがありますが、その中でもWiMAXホームルーターはおすすめできます。

特にアパートやマンションなどにお住まいで、固定回線の工事が難しい方にピッタリのサービスと言えるでしょう。

本記事ではWiMAXホームルーターについて解説し、WiMAXホームルーターがお得に利用できるおすすめプロバイダーも紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください!

目次(タップしてジャンプ)

WiMAXホームルーターとは?

WiMAX homeroutor osusume2

実は、ホームルーターという言葉自体が最近になって出てきたものですので、明確な定義はありません。

メディアによって「ホームルーター」 の言葉が指す意味も異なっているため、ここで改めて定義付けをしたいと思います。

ホームルーターとは

インターネット接続手段がスマートフォンと同じ「無線回線」を用いており、コンセントに挿して利用する据え置き型の無線LAN機能を備えた端末でWi-Fi接続ができる通信新機器のこと

また、無線回線を用いたサービスでは、提供する事業者によってサービスの呼称が下記のようになっているのです。

呼び方利用回線キャリア端末
ポケット型Wi-Fi無線すべてが対象モバイル端末
PocketWiFi®️無線ソフトバンク株式会社モバイル端末
WiMAX®️無線UQコミュニケーションズ株式会社モバイル端末
据え置き型端末
ホームルーター無線すべてが対象据え置き型端末
auホームルーター無線KDDI株式会社据え置き型端末
auモバイルルーター無線KDDI株式会社モバイル端末
ソフトバンクエアー無線ソフトバンク株式会社据え置き型端末
ドコモ home 5G無線株式会社NTTドコモ据え置き型端末
WiMAXホームルーター無線UQコミュニケーションズ株式会社据え置き型端末
固定回線有線回線
-光ファイバー
-CATV
-電話線 など
すべてが対象無線LANルーターなど

このように、WiMAXホームルーターは「UQコミュニケーションズ株式会社」が提供する回線を用いて、「据え置き型端末」を利用した通信サービスのことを指します。

WiMAXホームルーターは「WiMAX 2+」と最新規格の「WiMAX +5G」が存在し、最近では標準でau 4G LTE回線/au 5G回線に対応した「WiMAX +5G」への移行が進められているのです。

旧WiMAX 2+では速度制限になると課金などのデータチャージで解除できる仕組みなどは存在しないため、制限解除を解除するには「待つ」以外に方法がなく、直近3日間で10GB以上利用すると速度制限の対象となっていたため1日あたり3GB程度しか利用できませんでした。

その点WiMAX +5Gは「直近3日間の合計パケット通信量が15GBを超過した場合の通信速度制限」が2022年2月1日に撤廃され、実質パケット無制限=速度制限なしのような感覚で利用できるサービスに生まれ変わったのです。

WiMAXを提供しているのは「UQコミュニケーションズ株式会社」で、同社がプロバイダーとなって提供しているサービスを「UQ WiMAX」と呼びます。

他にも「〇〇 WiMAX」と呼ばれるサービスが存在するのは、UQコミュニケーションズ株式会社から仕入れたWiMAXサービスを再販売しているためです。(便宜上、販売代理店=WiMAXプロバイダーとされています)

すべてのWiMAXサービスの回線品質および利用可能エリアは「UQ WiMAX」に準じているため、提供事業者が異なっても回線速度や接続エリアは変わりません。

ただし、下記項目については再販売事業者によって異なるため、WiMAXプロバイダー選びは慎重に行う必要があるでしょう。

プロバイダーごとに異なる費用について
  • 月額料金
  • オプション利用料金
  • 端末本体代金
  • 契約期間
  • 解約違約金の金額
Kawamura top R 1監修者:河村

当サイトおすすめWiMAXプロバイダーについてはこちらの記事も合わせてご覧ください!

WiMAXホームルーターをモバイルルーター・固定回線と比較

WiMAX homeroutor osusume3

やはりWiMAXホームルーターを検討する上で気になるのが、光回線などの固定回線との違いやモバイルルーター(ポケット型Wi-Fi)との違いでしょう。

ここでは下記項目でWiMAXホームルーターとの違いを徹底比較していきます。

WiMAXホームルーターとの比較項目
  • 通信速度の違い
  • 月額料金の違い
  • 回線開通工事について

通信速度の違い|固定回線の方が速い

サービス回線速度(Mbps)応答時間|Ping値(ms)
WiMAXホームルーター速い
下り〜100Mbps程度
普通
50ms程度
固定回線*非常に速い
下り〜300Mbps程度
非常に小さい
〜10ms程度
WiMAXモバイルルーター速い
下り〜100Mbps程度
普通
50ms程度
WiMAX以外のモバイルルーターやや遅い
下り〜30Mbps程度
やや大きい
〜100ms程度
※光回線(速度理論値1Gbps)を想定

※速度目安に関しては「みんなのネット回線速度」を参照

このように、通信速度面では光回線が最も高速となっており、WiMAXホームルーターはそれには及びません。

通信速度で考えた時に、やはり有線回線の方が速度が安定しやすく高速通信が可能となっているため、理論値速度上ではWiMAXホームルーターの方が高速(下り最大2.7Gbps)となっていても光回線(下り最大1Gbps)には敵わないのです。

一方で、WiMAXホームルーターとモバイルルーターの速度比較ではそこまで大きな差はありません。

同一の回線を利用していても速度に違いが出るのは、ホームルーターの方が電波受信感度がよいためです。

Kawamura top R 1監修者:河村

固定回線の方が安定した高速通信が可能ですが、WiMAXホームルーターを利用していて体感上「遅い」と感じることは少ないでしょう。
YouTube4K動画の視聴推奨速度が下り20Mbpsとなっていることから考えても必要十分な通信速度と言えます。

fukidasi1

応答速度(ping値)って何?

Kawamura top R 1監修者:河村

操作を行なってから反映されるまでの時間=タイムラグです。
数値が小さいほど反応が速いのですが、オンラインゲームなどを行わない限りは気にする必要はありません。
オンラインゲームを行うようであればホームルーターなどの無性回線は向いていないので固定回線を選びましょう。

月額料金の違い|ホームルーターの方が安い

サービス月額料金パケット上限
WiMAXホームルーター4,500円程度実質無制限
固定回線*5-6,000円程度実質無制限
WiMAXモバイルルーター4,500円程度実質無制限
WiMAX以外のモバイルルーター3,500円程度月間100GB程度
※光回線(速度理論値1Gbps)を想定

月額料金で比較すると、固定回線よりもWiMAXホームルーターの方が安価です。

WiMAXサービスでは、利用する端末によって月額費用が変わらないため、モバイルルーター端末を選んでも同一料金となっています。

WiMAX以外のモバイルルーターの方が月額費用は安価となりますが、月間パケット上限が設けられているため、パケット上限を気にして利用する必要があるのです。

回線開通工事について|ホームルーターは工事不要

サービス回線工事有無開通までの期間
WiMAXホームルーター不要最短翌日
固定回線|新規契約の場合必要2週間〜1ヶ月*
固定回線|転用の場合
フレッツ光→光コラボへ変更
不要2週間から1ヶ月程度*
固定回線|事業者変更の場合
フレッツ光→フレッツ光へ変更
不要最長15日間*
WiMAXモバイルルーター不要最短翌日
WiMAX以外のモバイルルーター不要最短翌日
※工事の混み具合によっては1ヶ月以上の待機時間となることがあります。開通までの期間目安についてはドコモ光を参考にしています。

このように、新規に固定回線を引き込む場合や、転用(フレッツ光から光コラボレーションへ変更)する場合、開通まで1ヶ月以上の期間を要する場合があります。

また、新規に固定回線を引き込む場合、工事の混雑状況によっては工事完了までに1ヶ月以上時間を要する場合もあるため、すぐにインターネット環境が欲しい場合には向いていないのです。

その点、WiMAXホームルーターなどの無線回線の場合、届いたその日から工事不要で利用できるというメリットがあります。

Kawamura top R 1監修者:河村

以前は「パケット無制限ではない」という理由でホームルーターは避けられがちでしたが、ホームルーター提供各社が「実質パケット無制限」となってからは人気が非常に高くなってきています。

WiMAXホームルーターおすすめ端末は?

WiMAX homeroutor osusume6

これからWiMAXホームルーターを利用するなら間違いなく「WiMAX +5G」対応端末が良いでしょう。

WiMAX +5Gをおすすめする理由
  • 直近3日間の通信量上限が明記されていないため実質パケット無制限感覚で利用可能
  • 標準でau 4G LTE/au 5G回線が利用可能
  • 通信速度が速い
  • WiMAX 2+と比較すると屋内でもつながりやすくなった

ここではWiMAX +5G対応端末と旧WiMAX 2+対応端末について紹介していきます。

WiMAX +5G対応のspeed wi-fi home 5g L12がおすすめ

スクロールできます
機種名称Speed Wi-Fi HOME 5G L13Speed Wi-Fi HOME 5G L12Speed Wi-Fi HOME 5G L11WiMAX HOME 02Speed Wi-Fi HOME L02
画像ZBR white frontL12L11
製造元ZTE CorporationNECプラットフォームズ株式会社ZTE CorporationNECプラットフォームズ株式会社HUAWEI
発売日2023年6月1日2021年11月5日2021年6月4日2020年1月30日2019年1月25日
最大通信速度
(下り/上り)
4.2Gbps/286Mbps2.7Gbps/183Mbps2.7Gbps/183Mbps440Mbps/75Mbps1Gbps/75Mbps
連続通信時間
重量約635g約446g約599g約218g約436g
同時接続台数最大34台最大40台
(5GHz/2.4GHzで格20台)
最大30台最大20台最大40台
(5GHz/2.4GHzで格20台)
対応無線LAN規格Wi-Fi6対応
IEEE802.11
a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
Wi-Fi6対応
IEEE802.11
a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
Wi-Fi6対応
IEEE802.11
a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
Wi-Fi5対応
IEEE802.11
ac/n/a(5GHz帯)
n/g/b(2.4GHz帯)
Wi-Fi5対応
IEEE802.11
ac/n/a(5GHz帯)
n/g/b(2.4GHz帯)
WiMAX2+
au5G◯(sub6/NR化/5GSA)◯(sub6/NR化)◯(sub6)××
au4GLTE
対応通信技術××

WiMAX +5G対応ホームルーターでおすすめしたいのが「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」です。

執筆時点での最新端末はL13ですが、L12をおすすめするには理由があります。

L12は、NECプラットフォーム株式会社が製造している端末で、同時接続台数が40台までと非常に多く、最新規格「Wi-Fi6」に対応しているのが特徴です。

旧端末の「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」と比較すると、従来の4G回線を5G化=NR化した周波数帯域にも対応しているため、L12であればより広い地域でau 5G回線を用いた通信が可能です。

さらに、「OFDMA機能」を搭載しているため、複数の端末で同時に通信を行なっても速度が落ちにくいという特徴があります。

ホームルーターの本体料金は両者ともに変わりない場合が多いため、迷ったら「L12」にしましょう。

L13に関しては、5GSAに対応しているため、理論上高速通信が可能ですが、5GSAのカバーエリアの広さを考えると、高速通信ができるのは一部に限られてしまうためあまりおすすめしていません。

Kawamura top R 1監修者:河村

WiMAX 2+のように「遅い」に悩まされることなく快適に利用できます。

L02など旧WiMAX 2+対応端末はおすすめしない

上記表でも紹介した「WiMAX HOME 02」「Speed Wi-Fi HOME L02」などの「WiMAX 2+対応端末」は最新規格の「WiMAX +5G」に対応していないため、おすすめできません。

すでに上記端末を持っている方で、SIMカードのみ契約して差し替えて利用したいと考える方もいらっしゃいますが、互換性がないため利用することはできません。

WiMAXホームルーターをお得に使えるプロバイダーは?月額料金を比較!

WiMAX homeroutor osusume5

WiMAXは速度や通信可能エリアは変わらないものの、プロバイダーによって下記料金が異なります。

プロバイダーごとに異なる費用について
  • 月額料金
  • オプション利用料金
  • 端末本体代金
  • 契約期間
  • 解約違約金の金額

これらを踏まえて、当サイトおすすめのWiMAXプロバイダーを紹介していきましょう。

GMOとくとくBB|WiMAX最安値クラスで利用可能

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画像参照:https://gmobb.jp/
実質月額費用

3,851円(税込)/37ヶ月間

料金比較ランキング

1位

キャンペーン

新規申込:23,000円(不課税)キャッシュバック
他社乗り換え:違約金40,000円(税込)まで負担

端末費用

27,720円(税込)の36分割払い
(770円(税込)×36回)

GMOとくとくBBお得情報

新規申込で23,000円(不課税)キャッシュバック!

他社から乗り換え時にかかる違約金を最大40,000円(不課税)キャッシュバック!

GMOとくとくBB WiMAXは数あるWiMAXプロバイダーの中でも3年間利用時の総額費用が最安値クラスとなっているのが特徴です。

当サイト限定リンクからの申し込みで新規契約の場合では23,000円(不課税)、他社からの乗り換えの場合は他社解約でかかる解約違約金の額に応じて最大40,000円(不課税)のキャッシュバック還元を受け取ることができるため、総額費用が非常に安価となっています。

契約期間は2年間となっていますが、24ヶ月以内の中途解約時の解約違約金も1,100円(税込)と非常に安価になっているため「辞めたいときに辞めれない」と悩まされることもないでしょう。

ただし、端末費用27,720円(税込)については、36回払い(770円(税込)/月)しか選択できないため、36ヶ月以内の解約では端末費用の精算があるため注意しましょう。

Kawamura top R 1監修者:河村

運営はインターネットサービスプロバイダーの老舗、GMOインターネットグループ株式会社です。安心して利用できます!

\当サイト限定リンクはこちら/
GMOとくとくBB cp?sid=a3409&did=99e9&u1=

BIGLOBE WiMAX|口座振替もお得に使える

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画像参照:https://join.biglobe.ne.jp/mobile/wimax/5g/
実質月額費用

4,884円(税込)/37ヶ月間

料金比較ランキング

5位

キャンペーン

下記を参照

端末費用

21,972円(税込)

27,720円(税込)

BIGLOBE WiMAXお得情報

現在実施しているキャンペーンはありません。

現在提供中のクーポンコード

現在提供されているクーポンコードはありません。

BIGLOBE WiMAXはWiMAXプロバイダーの中でも珍しい「口座振替払い」に対応しているサービスです。

事情によりクレジットカードで支払えない場合は、まず先におすすめしたいWiMAXプロバイダーといえます。

契約期間に縛りがなく、他社と比較すると非常に早い契約翌月というタイミングでキャッシュバック還元を行なっているため、キャッシュバックのもらい忘れが少ないのが特徴でしょう。

ただし、口座振替を選択すると、端末費用は一括払い(代引き払い)しか選択できないため、注意が必要です。

\公式サイトを見てみる/
BIGLOBE WiMAX +5G0

FreeMax+5G|契約期間なし・端末無料レンタルではじめやすい

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画像参照:https://free-max.com/

FreeMax+5Gは「セット割」対象外です。通常のWiMAXプロバイダでは「auスマートバリュー」「UQモバイル自宅セット割インターネットコース」適用でご利用中のau/UQモバイルの利用料金が1回線あたり1,100円(税込)/月 割引となりますが、ファイブジーコネクトは「対象外プロバイダ」となっているためご注意ください。

実質月額費用

4,889円(税込)/37ヶ月間

料金比較ランキング

6位

キャンペーン

なし

端末費用

無料レンタル

FreeMax+5Gは、契約期間がないことに加えて、端末が無料レンタルとなっている非常に珍しいWiMAXプロバイダーです。

通常のWiMAXプロバイダーでは、利用端末は契約時に「買い切る」形となっており、分割払いで端末料金を支払っていく形がほとんどとなりました。

総務省の働きかけで解約違約金は安価となったものの、端末残債の清算によって、分割支払い期間に解約してしまうと、高額な端末残債の清算が必要となってしまうのです。

一方、FreeMax+5Gは、契約期間がないだけでなく、利用端末は「無料レンタル」となっているため、いつ解約しても解約違約金だけでなく、端末残債の清算もありません。

お試しでWiMAX +5Gを利用したい方にはぴったりのサービスと言えるでしょう。

\公式サイトを見てみる/
FreeMax+5Gdata

WiMAXホームルーターの5つのメリット

WiMAX homeroutor osusume7

ここでは WiMAXホームルーターのメリットについて見ていきましょう。

WiMAXホームルーターのメリット
  1. 工事不要でコンセントに差すだけでどこでも使えるWi-Fi
  2. 固定回線のような面倒な配線が不要
  3. 同時接続台数が多く有線LAN接続も可能
  4. データ容量が実質無制限で速度制限なし
  5. 通信速度が速い

工事不要でコンセントに差すだけでどこでも使えるWi-Fi

WiMAXホームルーターは固定回線と異なり、回線開通工事の必要がありません。

端末の電源をコンセントに挿して、お使いのスマートフォンやパソコンとWi-Fi接続するだけですぐにインターネットが利用できます。

工事不要ですぐにインターネット環境が手に入るのは大きなメリットでしょう。

固定回線のような面倒な配線が不要

WiMAXホームルーターはコンセントに電源ケーブルを挿すだけでインターネットが利用可能となっているため、余計な配線は必要ありません。

固定回線の配線を行うためにはONU(終端装置)、無線LANルーターが必要となり、それらの機器の電源ケーブルや接続ケーブルを繋がなくてはいけないため、ある程度配線に関する知識も必要となってきます。

その点WiMAXホームルーターは本体に電源ケーブルのみという非常にシンプルな構成となっているため配線で迷うこともなくすっきりした見た目になるメリットがあるのです。

同時接続台数が多く有線LAN接続も可能

WiMAX +5G対応の「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」であれば最大40台まで同時接続することが可能です。

また、有線LANポートも備えているため、無線通信よりも安定しやすい有線LANでの通信が行えるというのも大きなメリットでしょう。

データ容量が実質無制限で速度制限なし

それまでのWiMAX 2+にあった「直近3日間の合計パケット通信量超過による速度制限」が撤廃されたため、WiMAX +5G対応のホームルーターでは実質パケット無制限のような感覚で利用できるようになりました。

「一定期間に大容量通信を行なった場合、混雑時間帯のみ速度制限を行う」という注釈がついていますが、動画視聴などの一般的な用途で利用している限りは速度制限の対象となる可能性は低いと考えても問題ないでしょう。

通信速度が速い

サービス回線速度(Mbps)応答時間|Ping値(ms)
WiMAXホームルーター速い
下り〜100Mbps程度
普通
50ms程度
固定回線*非常に速い
下り〜300Mbps程度
非常に小さい
〜10ms程度
WiMAXモバイルルーター速い
下り〜100Mbps程度
普通
50ms程度
WiMAX以外のモバイルルーターやや遅い
下り〜30Mbps程度
やや大きい
〜100ms程度
※光回線(速度理論値1Gbps)を想定

※速度目安に関しては「みんなのネット回線速度」を参照

このようにWiMAXホームルーターは通信速度が速いのが特徴です。

光回線には劣りますが、おおよそ下り70Mbps程度で通信が行えるため、YouTube視聴中やオンライン会議中に映像がカクカクするなどの症状も少なく快適に利用出来ることでしょう。

WiMAXホームルーターを契約する前に確認したい3つのポイント

WiMAX homeroutor osusume8

やはりメリット以上に気になるのがデメリットです。

ここではWiMAXホームルーターを契約する前に確認したいポイントについてお伝えしていきます。

WiMAXホームルーターのデメリット
  1. 端末が大きいため持ち運びには不便
  2. 光回線と比べると通信速度が遅い
  3. 解約時に端末残債の請求がある可能性

端末が大きいため持ち運びには不便

WiMAXホームルーターは他社が提供するホームルーターと違い、「契約先住所でも利用出来る」というメリットがあります。

よって、ホームルーターを自宅以外の場所でも利用することができるのです。

しかし、WiMAXホームルーターの本体は大きく、使用するためには電源を必要とするため、持ち運んで利用するのはあまり現実的ではないでしょう。

光回線と比べると通信速度が遅い

サービス回線速度(Mbps)応答時間|Ping値(ms)
WiMAXホームルーター速い
下り〜100Mbps程度
普通
50ms程度
固定回線*非常に速い
下り〜300Mbps程度
非常に小さい
〜10ms程度
※光回線(速度理論値1Gbps)を想定

WiMAXホームルーターの理論値速度は最大2.7Gbpsと、一般的に提供されている光回線の理論値速度(1Gbps)を大きく上回りますが、実測値では光回線には敵いません。

ただし、光回線と比較すれば遅いというだけで、実用上はまったく問題のない速度と言えるでしょう。

解約時に端末残債の請求がある可能性

2022年7月1日に施行された「改正電気通信事業法」を受けて、解約違約金上限が月額費用の1ヶ月分目安となったため、契約期間があるサービスでも中途解約時の解約違約金についてはそれほど気にしなくてもよくなりました。

一方で、それまで「利用端末を無料プレゼント」していたWiMAXプロバイダーに関しても「端末は全額ユーザー負担」と変更した事業者がほとんどとなり、端末は利用者自身が買い上げる形に変更されたのです。

仮に21,780円(税込)の端末を36回払いで購入した場合、月々605円(税込)の支払額になります。

端末分割期間中である13ヶ月目にサービスを解約したと仮定すると、下記の端末残債が請求されてしまうのです。

端末残債=端末総額-(分割支払い費用×契約月数)
端末残債=21,780円(税込)-7,260円(税込)
端末残債=14,520円(税込)

Kawamura top R 1監修者:河村

GMOとくとくBB cp?sid=a3409&did=99e9&u1=」では、他社から乗り換え時に発生する端末残債や解約違約金を最大40,000円(不課税)還元してくれるためお得に乗り換えができます。

WiMAXのホームルーターはどんな人におすすめ?

WiMAX homeroutor osusume9

WiMAXホームルーターの契約に向いているのは下記のような特徴に該当する方です。

WiMAXホームルーターをおすすめしたい人
  • 光回線の工事が諸事情で行えない人
  • 今後引っ越し予定がある人
  • 在宅勤務ですぐに使えるインターネット回線を探している人

光回線の工事が諸事情で行えない人

WiMAXホームルーターは回線工事ですぐに利用できるため、光回線の工事が諸事情により行えない人におすすめです。

また、光回線が開通しているマンションやアパートなどの集合住宅で、VDSL方式という配線方式を採用している場合にもおすすめすることができます。

VDSL配線方式の場合、各部屋までの通信回線に電話線(メタル線)を用いているため、仮に1Gbpsの光回線を契約していたとしても最大通信速度が100Mbpsに制限されてしまうのです。

こういった場合、高速光回線を契約していた場合でも十分な速度が得られない可能性があります。

WiMAXホームルーターはVDSL方式のインターネット回線よりも高速で通信できる可能性があるため、特に集合住宅で速度の出にくい配線方式となっている方におすすめと言えるでしょう。

今後引っ越し予定がある人

WiMAXホームルーターは、引っ越しをする場合でも契約先住所を変更するだけで引っ越し先でもすぐに利用できるというメリットがあります。

固定回線の場合は引っ越し先でも新たに回線引き込み工事を行わなくてはいけないケースも多く、開通までに2週間から1ヶ月程度の期間を要してしまう場合も十分考えられるのです。

面倒な手続きなく、引っ越し先でもすぐにインターネット環境を手にしたい方はWiMAXホームルーターの方がおすすめと言えるでしょう。

在宅勤務ですぐに使えるインターネット回線を探している人

昨今の世の中の情勢を受けて、急遽在宅勤務を命じられるケースも多くなってきています。

そういった場合、固定回線の開通を待っていたのでは仕事に支障を来してしまうことでしょう。

中には「5G CONNECTimpression?a id=3395640&p id=4143&pc id=10502&pl id=56647」のような端末がレンタルとなっており、契約期間に実質的に縛りのないサービスもあるため、光回線開通までの繋ぎとしてWiMAXホームルーターを利用するという方法もおすすめです。

WiMAXホームルーターをドコモhome5Gとソフトバンクエアーと比較

WiMAX homeroutor osusume10

ここではWiMAXホームルーターの競合となる「NTTドコモ home 5G」「SoftBank Air」を比較していきましょう。

注目する点
  • 月額費用|ソフトバンクエアーが安い
  • 端末費用|WiMAXホームルーターが一番安い
  • 通信速度|home 5Gが最も高速でプラチナバンドが標準利用可能
  • 持ち運び|WiMAXホームルーターのみ可能

これらを総合的に判断すると、やはりWiMAXホームルーターがおすすめできます。

3つのサービスは共に「契約期間なし」となっているため、どのタイミングで解約しても解約違約金は一切発生しません。

ただし、端末費用はほとんどの場合「36回払い*」となっているため、3年以内に解約した場合に端末代金の精算が必要となります。
※ソフトバンクエアーの場合は48回払いが多い

3社の中で最も端末金額が高額なのは「ソフトバンクエアー(71,280円(税込))」、ついで「home 5G(39,600円(税込))」となっており、最も安価なのがWiMAXホームルーター(21,780円(税込))なのです。

よって、仮に分割支払い期間中に解約したとしても最も安価に解約することが可能となっており、契約リスクの低いサービスと言えるでしょう。

月額費用に関しても比較的安価に利用可能となっており、「GMOとくとくBB cp?sid=a3409&did=99e9&u1=」であれば実質月額4,000円以下で利用可能です。

通信速度に関しては3社サービスの中では若干低速ですが、実際に利用して「遅い」と感じるシーンはほとんどないでしょう。

詳細比較表を見る▷▷
ドコモ
home5Gプラン
UQWiMAX
ホームルータープラン
ソフトバンクエアー
端末HR01Speed Wi-Fi HOME 5G L13Airターミナル5
月額費用4,950円4,268円
※WiMAX+5G割(▲682円(税込))適用(13ヶ月間)
4,180円(税込)
※SoftBank Airスタート割プラス(▲1,188円(税込))適用(24ヶ月間)
※月月割(Airターミナル5|▲1,980円(税込))適用
セット割合計金額home5G割
▲1,100円(税込)
ドコモスマホ料金から割引
※みんなでドコモ割は考慮しない
auスマートバリュー適用
▲1,100円(税込)※最大
auスマホから割引
自宅セット割インターネットコース適用
▲1,100円(税込)※最大
UQmobileスマホから割引
※家族割プラスは考慮しない
セット割詳細を見る▷▷
おうちセット割
▲1,100円(税込)
ソフトバンクスマホから割引
おうち割
▲1,188円(税込)
ワイモバイルスマホから割引
※新みんな家族割は考慮しない
契約期間なしなしなし
契約解除料なしなし0円
初期費用3,300円(税込)3,300円(税込)3,300円(税込)※
端末費用39,600円(税込)
※月月サポートで
▲1,100円(税込)×36回割引
→実質無料
27,720円(税込)71,280円(税込)
※月月割で
▲1,980円(税込)×36回割引
→実質無料
データ通信制限実質無制限
3日合計制限あり
(値非公開)
参考:NTTドコモ
実質無制限
一定期間内の大量データ通信で
制限あり(値非公開)
参考:UQ WiMAX
データ容量の制限と総量規制なし
※夜間帯は低下する可能性あり
参考:ソフトバンク
速度下り:最大4.2Gbps
上り:最大218Mbps
下り:最大4.2Gbps
上り:最大286Mbps
下り:最大2.1Gbps
上り:最大非公表
実測通信速度下り:224.16Mbps
上り:20.15Mbps
最新端末のためデータなし下り:95.79Mbps
上り:9.35Mbps
Wi-Fi6対応◯(1.2Gbps)◯(1.2Gbps)◯(1.2Gbps)
受信可能
周波数(4GLTE/5G)
B1/B3/B19/B21/
B28/B42
n78/n79
B1/B3/B11/B18/
B26/B28/B41/B42
n28/n77/n78/n257
B1/B41/B42
n77
プラチナバンド標準で利用可能オプションで利用可能利用不可
同時接続台数有線LAN:1台
無線LAN:64台
有線LAN:1台
無線LAN:20台+20台(2.4GHz|5GHz)
有線LAN:1台
無線LAN:128台
登録住所必要
登録住所以外での使用不可
不要必要
登録住所以外での使用不可
製造元シャープ株式会社NECプラットフォームズ株式会社OPPO(輸入販売元:オウガ・ジャパン株式会社)
特記事項なしなし〜25歳/60歳〜の申し込みは初期費用無料
他社からの乗り換えでは10万円まで違約金負担
実測通信速度は「みんなのネット回線速度」を参照

WiMAX +5Gホームルーターの口コミ評判を調査

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ここでは実際にWiMAX +5G対応のホームルーターについての口コミ評判の調査結果をまとめていきます。

特に「遅い・繋がらない」などの赤裸々な情報も紹介していきますので参考にしてください!

SNSなどの口コミはネガティブな内容が大半となっています。事実関係についても不明な部分も多いため、あくまでも参考程度に留めておいてください。

WiMAXホームルーターは持ち運びができる

Kawamura top R 1監修者:河村

他社ホームルーターは契約先住所以外では利用できない仕様となっていますが、WiMAXだけはそういった制約はありません。
出張の時など、少々大きいですがスーツケースに忍ばせて持っていくなどの利用も可能です。

WiMAXホームルーターは上り速度が遅い

やはり気になる部分で言うと、通信速度が固定回線に比べると遅いということでしょう。

固定回線では上りも100Mbps以上の速度が出るのは普通、という感覚だと思いますが、モバイル回線ではそうはいきません。

上り速度が速いドコモhome 5Gでも上り20Mbps程度、WiMAX +5Gでは上り10Mbps程度となっています。

大容量の動画データをアップロードするなどの用途であれば固定回線を選ぶべきでしょう。

速度制限撤廃で快適に利用可能

WiMAX +5Gは2022年2月1日から直近3日間のパケット通信量上限超過による速度制限要件を撤廃し、NTTドコモ「home 5G」ソフトバンク「ソフトバンクエアー」と同一条件となりました。

「3日間で15GB制限」がネックとなっていて契約に踏み切れなかった方にとっては朗報でしょう。

まとめ

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以上、WiMAXホームルーターについて解説してきました。

WiMAXホームルーターは固定回線と比較すると通信速度面でやや劣りますが、費用面や開通工事が不要というメリットが大きいため、すぐにインターネット環境が欲しい人や引っ越し予定がある人、回線工事の難しい集合住宅に住んでいる人におすすめできます。

また、NTTドコモ「home 5G」やソフトバンク「ソフトバンクエアー」と比較しても端末費用が安く、中途解約時の端末残債の精算が安く済むというメリットもあるのです。

これらを総合すると、WiMAXホームルーターはおすすめできると言えるでしょう。

ただし、注意したいのが「どのプロバイダーを利用するか」ということです。

WiMAXプロバイダーは国内に10社以上存在し、回線品質や利用可能エリアなどは変わりませんが、月額料金や契約期間などが提供事業者によって大きく異なります。

場合によってはご自身が契約しようとしているプロバイダーより安価なサービスが存在するかもしれません。

当サイトは専門家執筆監修のもと、WiMAXプロバイダーの総額費用を計算・比較して、あなたにおすすめのWiMAXプロバイダーを提案しています。

ぜひこちらのWiMAXプロバイダー比較記事もあわせてご覧ください!

あなたにぴったりのWiMAXプロバイダーを見つけるお手伝いができれば嬉しいです。

河村亮介
著者・監修者

回線サービスの比較専門家

河村亮介(カワムラリョウスケ)

「あなたにぴったりのサービスを」をコンセプトに活動するモバイル回線選びの専門家。徹底した通信速度測定に定評がある。回線系比較サイト「GreenWaves」運営/WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表

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