ドコモのポケット型Wi-Fiはおすすめできる？料金プラン・割引やデメリットなどを徹底解説！

NTTドコモのポケット型Wi-Fiについて気になっていないでしょうか？

NTTドコモはポケット型Wi-Fiを提供しており、他社を圧倒するほどの通信速度や広大なカバーエリア、また実質パケット無制限で使えるなどのメリットがあります。

ただし、月額料金が他社と比べるとかなり高いという大きなデメリットがあるため、実質パケット無制限のポケット型Wi-Fiを利用するなら、よりお得に契約できるWiMAX +5Gのほうがおすすめです。

本記事では、NTTドコモのポケット型Wi-Fiの特徴からメリット・デメリット、WiMAX +5Gのおすすめポイントなどを徹底的に解説していきます。

NTTドコモのポケット型Wi-Fiについて気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください！

NTT docomo(ドコモ)のポケット型WI-Fiの特徴

NTTドコモでは、現在3種類のポケット型Wi-Fiを提供しています。

ここでは、まずNTTドコモのポケット型Wi-Fiの特徴を詳しくみていきましょう。

モバイルルーター専用料金プランは存在しない｜実質パケット無制限なら5Gギガホプレミア

NTTドコモのポケット型Wi-Fiの料金プランですが、モバイルルーター専用プランは存在していません。

スマートフォンと同様の「ギガプラン」または「データプラスプラン」を契約し、専用のSIMカード（nanoUIMカード）を利用する必要があります。

プラン名	5Gギガホ プレミア	5Gギガライト	ギガホ プレミア	ギガライト
5G対応	〇	〇	×	×
データ容量	無制限※	7GB	60GB	7GB
月額料金	7,315円(税込) 3GB以下 →5,665円(税込)	～1GB →3,465円(税込) 1～3GB →4,565円(税込) 3～5GB →5,665円(税込) 5～7GB →6,765円(税込)	7,205円(税込) 3GB以下 →5,555円(税込)	～1GB →3,465円(税込) 1～3GB →4,565円(税込) 3～5GB →5,665円(税込) 5～7GB →6,765円(税込)
利用できる端末	Wi-Fi STATION SH-52B/2A	Wi-Fi STATION SH-52B/2A	Wi-Fi STATION SH-05L	Wi-Fi STATION SH-05L

上記プランのうち、実質パケット無制限で利用できるのは5G対応プランである「5Gギガホ プレミア」のみとなっています。

それ以外のプランはすべて月間パケット上限が存在し、「5Gギガライト」「ギガライト」については7GBまでしか使えないうえに割高となっているので、NTTドコモのポケット型Wi-Fiを利用する場合は「5Gギガホ プレミア」の申し込みが最もおすすめでしょう。

このほかに、ギガプランとペアでデータ量をシェアしながら使う「5Gデータプラス」「データプラス」という月額1,100円(税込)の格安プランも存在しますが、ペアとなるプランが「5Gギガホ プレミア」であっても月間パケット上限が30GBになってしまうため、実質無制限のような使い方はできません。

ドコモで利用できるポケット型Wi-Fi端末

現在、NTTドコモで購入できるポケット型Wi-Fiルーターは、5G対応のものを含めて3種類です。

端末名	Wi-Fi STATION SH-52B	Wi-Fi STATION SH-52A	Wi-Fi STATION SH-05L
発売日	2021年9月10日	2020年6月1日	2019年11月1日
端末価格※1	35,640円(税込)	ー	27,720円(税込)
本体サイズ	約108（W)×約74（H)×約15.7（D)mm	約157（W)×約84（H)×約16.2（D)mm	約108（W)×約72（H)×約15（D)mm
重量	約166g	約268g	約150g
最大通信速度（下り/上り）	4.2Gbps/218Mbps	4.2Gbps/480Mbps	988Mbps/75Mbps
平均通信速度（下り/上り）※2	223.02Mbps/21.06Mbps	221.11Mbps/13.57Mbps	79.32Mbps/26.47Mbps
バッテリー容量	4,000mAh	4,000mAh	4,000mAh
同時接続台数	17台（有線接続含む）	18台（有線接続含む）	11台（有線接続含む）
連続通信時間	5G →約7時間 PREMIUM 4G →約7時間 LTE →約10.5時間	5G →約5時間 PREMIUM 4G →約5時間 LTE →約6.5時間	PREMIUM 4G →約5時間 LTE →約15時間 3G →約17時間
対応無線LAN規格	IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz)	IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz)	IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)
docomo 5G	〇（Sub6）	〇（Sub6/ミリ波）	×
docomo PREMIUM 4G	〇	〇	〇
docomo 4G LTE	〇	〇	〇

NTTドコモで利用できるポケット型Wi-Fiは、Wi-Fi STATION（Wi-Fiステーション）シリーズとなっています。

中でも、新しい機種であり通信速度や使いやすさが格段に向上した「SH-52B」が総合的に最も使いやすいでしょう。

なお、ドコモショップやドコモオンラインショップで購入できるほか、ネットショッピングサイトなどではSIMフリー端末も購入できる場合があるので、状況に応じて使い分けることができます。

※NTTドコモのポケット型Wi-Fiは、端末を購入して利用するのが一般的ですが、株式会社ドコモCS モバイルレンタルセンターでは最短1日からレンタル利用が可能となっています。しかし、短期利用であってもレンタル利用料金がかなり割高となっているため、ドコモのポケット型Wi-Fiを利用するのであれば購入するほうがよいでしょう。

ドコモでポケット型Wi-Fiを利用する際の解約違約金

NTTドコモでポケット型Wi-Fiを利用する場合は、スマートフォンと同様の「ギガプラン」か、ペアの料金プランとデータをシェアする「データプラス」プランのどちらかを契約する必要がありますが、どのプランも契約期間の縛りがないため解約違約金は発生しません。

ただし、端末を分割払いで購入した場合、端末代金を払い終える前に解約すると、残債をすべて支払う必要があるため注意が必要です。

ドコモユーザー必見！ポケット型Wi-Fiで使える割引キャンペーン

NTTドコモでは、ドコモユーザー必見のお得な割引がいくつか存在します。

ここでは、ポケット型Wi-Fiでも利用できる割引キャンペーンについて詳しくみていきましょう。

みんなドコモ割

みんなドコモ割は、NTTドコモを利用している家族の人数が多いほどスマートフォンの料金が安くなる割引です。

同一の「ファミリー割引」グループ内で条件を満たした回線数に応じて、月額料金が1回線につき最大1,100円(税込)割引となります。

みんなドコモ割の対象プランや割引額は以下の通りです。

割引対象プラン（5G対応プラン）	5Gギガホ プレミア 5Gギガホ 5Gギガライト ギガホ プレミア ギガホ ギガライト
割引額	2回線 →550円(税込)/月 3回線以上 →1,100円(税込)/月

割引対象プランは上記表にある通りですが、音声通話が可能なプラン（2in1、キッズケータイプラス、キッズケータイプラン以外）はカウント対象となります。

そのため、割引対象とならないプランを契約している場合でも、家族内の契約状況によってはお得になる可能性があるのです。

みんなドコモ割は申し込み不要ですが、ファミリー割引は申し込みが必要なので、事前に確認しておきましょう。

ドコモ光セット割

ドコモ光セット割とは、ドコモ光を利用している場合、「ギガプラン」またはパケットパックの月額料金が割引されるキャンペーンです。

ドコモ光セット割の割引額は、ドコモ光の契約タイプによって多少異なります。

割引額	料金プラン
▲1,100円(税込)/月	5Gギガホ プレミア 5Gギガホ ギガホ プレミア ギガホ 5Gギガライト/ギガライト（3～7GB）
▲550円(税込)/月	5Gギガライト/ギガライト（1～3GB）
割引なし	5Gギガライト/ギガライト（～1GB）

割引額	料金プラン
▲550円(税込)/月	5Gギガホ プレミア 5Gギガホ ギガホ プレミア ギガホ 5Gギガライト/ギガライト（3～7GB）
▲220円(税込)/月	5Gギガライト/ギガライト（1～3GB）
割引なし	5Gギガライト/ギガライト（～1GB）

「カケホーダイ＆パケあえる」を契約中の場合は、ドコモ光のペア回線で利用中の毎月のパケットパック定額料から、シェアグループ内でドコモ光のペア回線がある場合はシェアパック定額料からそれぞれ割引されます。

dカードお支払割

dカードお支払割は、対象プランを契約中かつ支払い方法をdカードまたはdカード GOLDに設定している場合、月額料金が187円(税込)割引されるキャンペーンです。

dカードお支払割の対象プランは以下の通りです。

dカードは、家族カードの場合も対象となります。

割引額は少ないですが、dカードはdポイントの還元率が高めでお得なクレジットカードとなっているため、ドコモユーザーであれば持っておきたいカードだと言えるでしょう。

ドコモのポケット型Wi-Fiのデメリット

ここでは、NTTドコモのポケット型Wi-Fiのデメリットについてみていきましょう。

他社と比較すると月額料金が非常に高い

NTTドコモのポケット型Wi-Fiの大きなデメリットは、やはり月額料金がかなり高額であるということでしょう。

実質パケット無制限で使える「5Gギガホ プレミア」の基本料金は7,315円(税込)/月となっており、従量制プランの「5Gギガライト」や「ギガライト」であっても、3,465～6,765円(税込)/月と高額です。

NTTドコモのスマートフォンを契約している場合は「データプラス」プランに加入することで1,100円(税込)/月と安く利用できますが、パケット実質無制限では使えないほか、スマートフォンの料金も合わせると結果的に高くついてしまいます。

端末のスペックが高く快適な通信が期待できるとはいえ、実質パケット無制限で使うには7,000円ほどかかってしまうので評判も芳しいとは言えません。

同じ5G対応ポケット型Wi-Fiであれば、数千円ほど費用を抑えることができるWiMAX +5Gが非常におすすめだと言えるでしょう。

ドコモのポケット型Wi-Fiのメリット

月額料金が非常に高いというデメリットがあるNTTドコモのポケット型Wi-Fiですが、メリットもいくつかあります。

ここでは、NTTドコモのポケット型Wi-Fiのメリットについて詳しくみていきましょう。

メリット1.通信速度が他社サービスと比較して非常に速い

NTTドコモのポケット型Wi-Fiは、通信速度が他社と比較してもかなり高速です。

NTTドコモの最新端末であるSH-52Bと他社端末の速度を比較してみましょう。

端末	最高通信速度（下り/上り）	平均通信速度（下り/上り）※
Wi-Fi STATION SH-52B（NTTドコモ）	4.2Gbps/218Mbps	223.02Mbps/21.06Mbps
Speed Wi-Fi 5G X11（au/WiMAX）	2.7Gbps/183Mbps	96.16Mbps/20.78Mbps
Galaxy 5G mobile Wi-Fi SCR01（au/WiMAX）	2.2Gbps/183Mbps	67.65Mbps/13.48Mbps
Pocket WiFi 5G A102ZT（ワイモバイル）	2.4Gbps/110Mbps	194.92Mbps/57.57Mbps

SH-52Bの理論上の下り最高速度は4.2Gbpsと他社よりもかなり速く、実測値をみても平均的に光回線並みの速度が出ていることがわかります。

理論値・実測値ともに高速通信ができるため、用途によっては非常におすすめできるでしょう。

メリット2.利用可能端末が高性能

NTTドコモのポケット型Wi-Fiは、端末が高性能というメリットもあります。

通信速度が速いというのは前述の通りですが、最新無線LAN規格の「Wi-Fi 6」に対応していたり、SH-52Aが5Gのミリ波に対応していたりと端末のスペックが高いです。

使いやすさにこだわったデザインや便利機能も豊富なため、快適に使えるポケット型Wi-Fiだと言えます。

メリット3.5G通信対応で通信可能エリアが広く屋内でも繋がりやすい

NTTドコモのポケット型Wi-Fiは、5G通信対応で対応エリアが広いほか、屋内でも繋がりやすいというメリットがあります。

5G対応エリアは順次拡大中ですが、地図を見てみると関東では東京都近郊、東海では愛知県、関西では大阪府や奈良県のあたりが特に広がりを見せている印象です。

ミリ波も同様に広がっており、対応デバイスを使うことでより高速通信が体験できるでしょう。

また、屋内でも繋がりやすいので、外出先だけでなく自宅やオフィスなどでも活躍が見込めます。

メリット4.実店舗でもオンラインショップでも契約が可能

NTTドコモのポケット型Wi-Fiは、実店舗とドコモオンラインショップどちらでも契約することができます。

特に、ポケット型Wi-Fiは受付やサポートがオンラインのみであるケースが多いため、オンラインでの契約が不安という方でも実店舗で詳しい説明を受けながら契約することができます。

メリット5.契約後もドコモショップでのアフターサポートが受けられる

NTTドコモのポケット型Wi-Fiは、契約した後もドコモショップでサポートを受けることができます。

多くのポケット型Wi-Fiサービスは、サポートがチャットや電話のみであることが多いですが、実店舗で直接スタッフに相談できるため非常に安心できるでしょう。

まとめ｜実質パケット無制限ならWiMAX +5Gがおすすめ

ここまで、NTTドコモのポケット型Wi-Fiの概要からメリット・デメリットまで詳しく解説してきました。

NTTドコモのポケット型Wi-Fiは、他社と比べてかなり通信速度が速いことなどメリットが多いサービスですが、月額料金がかなり割高になってしまうことから、お得に5G対応ポケット型Wi-Fiを使うにはWiMAX +5Gのほうがおすすめです。

WiMAX +5Gは、UQ WiMAXをはじめ、サービスを提供しているプロバイダーの数がかなり多く、通信品質はどれも変わらないものの料金やキャンペーンなどの施策はプロバイダーによって大きく異なります。

高額キャッシュバックや月額料金割引というように、ユーザーが直接的にお得になるキャンペーンを実施しているケースが多く、実質パケット無制限で使うことが可能でありながらNTTドコモより数千円程度安くすることができるのです。

通信速度こそNTTドコモのポケット型Wi-Fiに多少見劣りするものの、基本的な用途であれば快適に使えるため、通信費を大きく抑えるためにもぜひWiMAX +5Gを検討してみてください！

当サイトは、あなたのプロバイダー選びを全力でサポートいたします！

ドコモのポケット型Wi-Fiで聞かれるよくある質問

NTTドコモのポケット型Wi-Fiに関してよくある質問をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

docomo Wi-Fi月額プラン(月額1,500円)とは何ですか？

docomo Wi-Fi月額プラン(月額1,500円)とは何ですか？

NTTドコモが提供していた公衆Wi-Fiサービスである「docomo Wi-Fi」を2台目の利用ができるようにする月額制のサービスのことです。docomo Wi-Fiは2022年2月8日に提供が終了したサービスで、ドコモユーザーであれば1台無料で街中にあるNTTドコモのWi-Fiを利用することができました。2台目以降も利用したい場合やNTTドコモの回線契約がない場合には月額プランに加入する必要があり、のちにサービス内容が変わらず料金が安くなった「docomo Wi-Fi月額300円プラン」の提供が開始されました。docomo Wi-Fiはすでにサービスが終了しており、現在では、dポイントクラブ会員であればNTTドコモの回線契約がなくても5台まで無料で利用できる「d Wi-Fi」という公衆Wi-Fiサービスを利用することができます。

ドコモのポケット型Wi-Fiは1ヶ月などの短期レンタルに対応していますか？

ドコモのポケット型Wi-Fiは1ヶ月などの短期レンタルに対応していますか？

株式会社ドコモCSのモバイルレンタルセンターで、最短1日からNTTドコモのポケット型Wi-Fiをレンタルすることができます。本記事で紹介した3機種すべてレンタル可能となっていますが、利用料金がかなり割高です。端末を購入してNTTドコモのギガプランを契約するほうが格安となるケースがあるため状況に応じて判断しましょう。

ドコモのポケット型Wi-Fiが繋がりません。

ドコモのポケット型Wi-Fiが繋がりません。

Wi-Fiルーターと接続デバイスをどちらも再起動してみましょう。端末の一時的な不具合であれば再起動をすることで改善する可能性があります。再起動しても解決しない場合は、一度ネットワーク設定をリセットする、Wi-Fiルーターを初期化するなどの方法で対処しましょう。端末が故障しているなど、場合によっては端末の修理や交換が必要となるケースもあります。

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