ポケット型Wi-Fiが繫がる仕組みと使い方を徹底解説|なぜデメリットだらけと言われるのか?

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現在の国内のインターネット人口は、スマートフォンやポケット型Wi-Fiを使ってる方が固定回線に比べて多いと言われています。

持ち運びが便利なポケットWi-Fi型の需要が高まり、スマートフォン以外のインターネットを使う方が増加傾向です。

しかし、ポケット型Wi-Fiには「繫がりにくい」「セキュリティ面で不安がある」など、さまざまなデメリットやポケット型Wi-Fiの危険性を不安視するような情報が聞かれています。

本記事では、ポケット型Wi-Fiに関する基本的な知識をお伝えしているので、初心者の方や「ポケット型Wi-Fiは必要ない」と考えている方にも参考になる内容です。

ポケット型Wi-Fiに少しでも興味を持った方は、ぜひ本記事を最後までお読みください。

もしかしたら、この記事を読んでいるあなたこそが「ポケット型Wi-Fiが向いている人」かもしれませんね。

目次(タップしてジャンプ)

ポケット型Wi-Fiの基本的な使い方について|ユーザーはなんのために使う?

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日常生活のなかで、Wi-Fiという言葉を耳にすることがあります。

「Wi-Fiの仕組みはわからないけど、どういうものかはなんとなくわかる」という方も多いことでしょう。

それでは、ポケット型Wi-Fiとはどういうものかご存じでしょうか?

ポケット型Wi-Fiを簡単に説明すると、パソコンやスマートフォンなどの端末と併用してインターネットに接続するツールです。

本記事では、ポケット型Wi-Fiの基礎知識から基本的な使い方について詳しく解説していきます。

ポケット型Wi-Fiの基礎知識2つ
  1. ポケット型Wi-Fiの仕組み|Wi-Fiの基本情報
  2. ポケット型Wi-Fiの繫がる仕組み|基地局からの電波をキャッチして通信

まずは、ポケット型Wi-Fiの基礎知識である上の2点を順にチェックしていきましょう。

1.ポケット型Wi-Fiの仕組み|Wi-Fiの基本情報

ポケット型Wi-Fiを説明する前に、Wi-Fiの基本情報について解説しましょう。

Wi-Fiとは、無線LAN通信の国際統一規格の名称を指します。

無線LAN通信のなかには多種多様な規格があるため、一般的には無線のインターネット全体を総称してWi-Fiと呼ぶケースが多いです。

当時は無線LANという言葉も浸透していなかった時代で、昔の無線通信と言えば「ガラケー」の赤外線通信が有名ですね。

2000年代後半からのWi-Fiの登場により、無線LAN通信の状況が一変します。

その後、Wi-Fiが無線LAN通信の国際統一規格となったことで、メーカーが違う端末同士でも接続が可能になりました。

Wi-Fiがさらに多様化されるにつれて、現在ではみなさんも知っているポケット型Wi-Fiが一般にも浸透しています。

ポケット型Wi-Fiは、その名の通り携帯型のWi-Fiルーターのことです。

主な使い方はインターネット接続ですが、コンパクトさを生かした持ち運びの便利さがポケット型Wi-Fiの最大のメリットでしょう。

仕事や旅行先などでノートパソコンやスマートフォンと併用したり、もちろん自宅で使うのも自由です。

ポケット型Wi-Fiには国外でも使える種類のものがあり、海外旅行や海外赴任の際に役立ちます。

海外でポケット型Wi-Fiを使う場合、現地でレンタルするか海外用プランを契約するだけなので特に難しい仕組みはありません。

どこでも好きなときにインターネットを使いたいという方にこそ、ポケット型Wi-Fiは向いていると言えるでしょう。 

「PocketWiFi®」はソフトバンク社の登録商標なので「ポケット型Wi-Fi」と呼び方を使い分けなくてはならない

一般的にモバイルルーターは「ポケットWi-Fi」と呼ばれていますが、実はこの名称はソフトバンクの登録商標なのです。

正式名称を「ポケットWiFi(PocketWiFi®)」と呼び、ソフトバンクの発表により2022年4月以降は安易に使うことができなくなりました。

引用元:商標・登録商標について | ソフトバンク

商標法に照らし合わせるなら、以降はソフトバンクに対して”ポケットWiFi”という名称への使用料金(ライセンス料金)の支払い義務が発生するのです。

本記事では抵触する危険性やトラブル回避を考慮して、表記を「ポケット型Wi-Fi」で統一しています。

ちなみに「モバイルルーター」とは、無線LAN通信端末のカテゴリ名です。

一般的には「ポケットWiFi」で通じるため、普段の会話で使ってる方も多いことでしょう。

携帯電話で言うところのスマートフォンやガラケーと同じで、PocketWiFi®やポケット型Wi-Fiはモバイルルーターのカテゴリ内にある呼称(名称)だと思ってください。

2.ポケット型Wi-Fiの繫がる仕組み|基地局からの電波をキャッチして通信

Wi-Fiが無線LAN通信の統一規格の名称であるなら、ポケット型Wi-Fiの通信回線は携帯電話と同じ移動体通信回線です。

移動体通信回線とは、携帯型のモバイル端末に使用される4G LTEやWiMAXといった通信回線の総称を指します。

各地の基地局から発信されている電波をキャッチすることによって、インターネットに接続しているのがポケット型Wi-Fiの繫がる仕組みです。

電波は有線と違って目には見えず場所を取らないので、受信できる端末と電波が届く範囲であればどこでもインターネットに繋がるというメリットがあります。

その一方、壁や建物などの障害物やほかの電波が通信を阻害する要因になってしまうケースもあるのです。

便利である反面、電波特性上の理由で周辺環境に大きく影響されやすいことが、ポケット型Wi-Fiがデメリットだらけと言われやすい原因でもあります。

ポケット型Wi-Fiの6つのメリット|ポケット型Wi-Fiが向いてる人

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ポケット型Wi-Fiを使ってる方の目的は、そのままメリットに繋がっています。

どのようなメリットがポケット型Wi-Fiにあるのか、次のようにまとめました。

ポケット型Wi-Fiの6つのメリット
  1. 屋外でも好きなときにインターネットを使いたい人におすすめ
  2. 最短即日開通でインターネットの利用が可能
  3. ポケット型Wi-Fiとスマートフォンでセット割が併用できる
  4. ポケット型Wi-Fiは海外でも使える種類がある
  5. ポケット型Wi-Fiは気軽にレンタルできる
  6. ポケット型Wi-Fiの無制限プランはレンタルサービス利用できる

これら6つのメリットに共感できる方は、ポケット型Wi-Fiが向いている人と言えます。

 それでは、ポケット型Wi-Fiの6つのメリットを順に見ていきましょう。

1.屋外でも好きなときにインターネットを使いたい人におすすめ

ポケット型Wi-Fiのルーターは持ち運びに便利なコンパクトサイズなので、いつでも自分の好きなタイミングでインターネットに繫がるのが最大のメリットです。

出先や旅行先などでインターネットを使う方にとって、ポケット型Wi-Fiの利便性は何物にも代えがたいことでしょう。

自宅よりも屋外でもインターネットの使用頻度が高い方は、ポケット型WiFiが向いてる人です。

2.最短即日開通でインターネットの利用が可能

ポケット型WiFiは、購入とレンタルを含めて店舗手続きならその場でインターネットの利用が可能です。

一方のオンライン契約の場合、手続きから発送までに間隔が開いてしまうと思っている方が多いのではないでしょうか?

ほとんどのポケット型WiFiのオンライン契約は最短翌日、申し込みタイミングや発送先の住所など場合によっては即日からでも利用が可能です。

店舗で契約手続きからの即時開通を希望する場合、手にする端末に在庫があるかを確認しておきましょう。

近年はリモートワークによる在宅仕事でのインターネット環境の整備が急務となった方が多く、ポケット型WiFiを使う人が増えたと言われています。

ポケット型Wi-Fiは電源を入れるだけですぐに繫がるので、インターネット初心者の方にも使いやすいです。

持ち運べる利便性に加えて契約から開通までの早さなど、インターネット環境をすぐにでも整えたい方にはポケット型WiFiがおすすめです。

3.ポケット型Wi-Fiとスマートフォンでセット割が併用できる

スマートフォンのセット割は光回線との併用が一般的ですが、ポケット型Wi-Fiサービスも一部のプロバイダでは適用対象です。

例えば、ソフトバンクのポケットWiFi(PocketWiFi®)はおうち割 光セットの適用対象なので、最大1,100円(税込)までスマートフォンの月額料金が割引されます。

すでに固定回線でセット割を使ってる人がポケット型WiFiに乗り換えた場合、乗り換え先がセット割対象サービスなら引き続き適用可能です。

4.ポケット型Wi-Fiは海外でも使える種類がある

ポケット型WiFiサービスのなかには、国内外だけでなく海外でも使える種類があります。

海外で使う方法はとても簡単で、ポケット型Wi-Fiを海外プランに変更するだけです。

一部のポケット型Wi-Fiには海外データ定額の専用機種もありますが、たまに海外に行く程度であれば購入するよりも海外プランに変更したほうが安く済みます。

急な海外赴任などでポケット型WiFiを国外に持ち出したい場合は、レンタルサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

100以上の国に対応しているレンタルポケット型WiFiも多数あり、空港で借りれる「WiFiレンタル屋さん」などが有名です。

レンタルポケット型WiFiには海外でも使える無制限プランを提供している会社も多く、小容量から大容量まで用途に合わせてデータ定額を選べます。

短期的な旅行などで海外で使えるポケット型WiFiをお探しなら、むしろレンタルサービスがおすすめです。

5.ポケット型Wi-Fiは気軽にレンタルできる

前項で説明したように、ポケット型Wi-Fiは端末を購入するよりも安く気軽にレンタルすることが可能です。

ポケット型Wi-Fiのレンタル方法は、店舗とオンラインのいずれかの窓口から手続きをします。

オンラインと実店舗ではポケット型Wi-Fiの契約方法の違いは特にありませんが、それぞれにメリットとデメリットがあるので軽く説明しておきましょう。

レンタルポケット型Wi-Fi各窓口のメリットとデメリット

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メリットデメリット
オンライン自宅で24時間手続き可能本体の受け取りまでに時間がかかる場合がある
店舗ポケット型Wi-Fiの即日受け取りが可能レンタルのために店舗に行く必要がある

レンタルショップ専門店は実店舗がない会社も多いので、オンラインからの手続きとなるケースが多いです。

店舗でのレンタルは、キャリア会社のショップやポケット型Wi-Fiのレンタル専門店で手続きをするのが一般的と思われます。

例えば、キャリアがNTTドコモなら、近場のNTTドコモショップの窓口でポケット型Wi-Fiのレンタルが可能です。

auショップでは一部店舗でUQコミュニケーションズ株式会社のポケット型Wi-Fiをできたりするので、レンタルする場合は取り扱っているか確認しておきましょう。

また、レンタルポケット型Wi-Fiでは、契約期間を自分の都合で長期・短期が選べます。

旅行などで1ヶ月だけ使いたい場合、もしくは短期の旅行で数日、1日だけ使うこともレンタルポケット型Wi-Fiではできるのです。

レンタル以外にも、ポケット型Wi-Fiはお試しの無料期間を実施しているプロバイダもあります。

実際に使ってみて「使う意味ない!」と思うなら無料期間中にやめてもいいし、気に入ったらそのまま続けたり、別のプロバイダを試してみると良いでしょう。

レンタルサービスは約500円前後から始めることができるので、ポケット型Wi-Fi初心者にもおすすめできるサービスです。

短期型レンタルサービス

ポケット型Wi-Fiをスポットで使いたい方に、短期型レンタルサービスのおすすめがこちらです。

短期型レンタルサービスの一例

レンタルサービス名特徴
WiFi東京レンタルショップポケット型Wi-Fiのレンタル期間を1泊~180日以上の短期・長期を選べて、延長も可能
WiFiレンタルどっとこむ1泊からレンタルでき、空港の窓口からでもポケット型Wi-Fiを受け取り可能
Wi-Fiレンタル屋さん1日あたり390円から始められる国内最安水準

国内キャリアのポケット型Wi-Fiを取り揃え、いずれも実績のあるレンタルショップです。

いずれも良心的な料金設定と空港やホテルからでも受け取り可能で、国内どこでもポケット型Wi-Fiをレンタルできるというメリットで共通しています。

短期はもちろん、1ヶ月以上の長期でポケット型Wi-Fiをレンタルしたい場合にもおすすめのショップです。

サブスク型レンタルサービス

定額でポケット型Wi-Fiを使いたい方におすすめのサブスク型レンタルサービスがこちらです。

サブスク型レンタルサービスの一例

レンタルサービス名特徴
クラウドWiFiクラウドSIMでどこでも繫がり、縛りなし・オプション料金・解約違約金0円
GMOとくとくBB1ヶ月利用で1日あたり165円、短期・お試しも利用可能
ZEUS WiFi長期割引キャンペーンで大容量も低価格で提供

ポケット型Wi-Fiを長期で使う方にとって、毎月の通信費は気になっているのではないでしょうか?

上記の3社はそれぞれ料金も低価格で、契約期間の縛りがなく余計な費用を気にする必要がない使いやすさが魅力です。

いずれのサービスも国外で使えるので、海外旅行用のポケット型Wi-Fiとしてもおすすめします。

海外向けレンタルサービス

海外向けポケット型Wi-Fiなら、こちらのレンタルサービスがおすすめです。

海外向けレンタルサービスの一例

レンタルサービス名特徴
グローバルWiFi拠点数業界最多で200以上の国に対応、無制限プランは91ヶ国の海外でも使える
クラウドWiFi135ヶ国対応でレンタル手続き不要、使用しない日の請求料0円
GMOとくとくBB世界200ヶ国対応の24時間日本語サポート完備

海外で使えるレンタルポケット型Wi-Fiのなかでも、上記は海外向けポケット型Wi-Fiに特化している3社になります。

対応している海外の数は圧倒的で、低料金のポケット型Wi-Fiをレンタル申し込みから最短即日受け取り可能です。

日本語サポートも充実しているので、海外で不安なく使えます。

グローバルWiFiは海外専用のレンタルサービスですが、クラウドWiFiとGMOとくとくBBは国内でも使えるので国内外問わずおすすめの会社です。

6.ポケット型Wi-Fiの無制限プランはレンタルサービス利用できる

ポケット型Wi-Fiのレンタルサービスには、無制限プランが利用できる会社があります。

多くのレンタルサービスでは大容量でも100GBまでというケースが多いですが、キャリアよりも安い価格で無制限プランを提供している会社もあるのです。

例えば、WiFiれんたるどっとこむではNTTドコモ、au、ソフトバンク、UQ WiMAXのキャリアに対応し、グローバルWiFiなら200以上の国の海外でも使える無制限プランを提供しています。

ポケット型Wi-Fiの通信量が大容量プランでも足りないというヘビーユーザーには、1ヶ月間フルに使える無制限プランがおすすめです。

ポケット型Wi-Fiの3つのデメリット

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ポケット型Wi-Fiを使ううえで、3つのデメリットについて解説していきます。

ポケット型Wi-Fiの3つのデメリット
  1. 通信回線が安定しない
  2. セキュリティ性に不安がある
  3. 通信容量に上限がある|料金が高くなる場合がある

ポケット型Wi-Fiにはいくつかのデメリットがありますが、最も注意すべき点、特に危険性があるものに絞りました。

「なんのためにポケット型Wi-Fiを使っているのか?」

これらのデメリットを把握することで、ポケット型Wi-Fiの必要性を今一度確認することに繋がります。

それでは順に、ポケット型Wi-Fiのデメリットをチェックしていきましょう。

1.通信回線が安定しない

ポケット型WiFiは電波の届く場所ならどこでも利用できる反面、インターネット環境や電波状況によっては通信回線が安定しなくなる頻度が多いです。

固定回線でも通信速度が不安定になる瞬間はあります。

しかし、無線であるポケット型Wi-Fiと比べたら、有線の固定回線は圧倒的に安定度が高く優秀です。

特に通信回線の品質や安定度が求められるオンラインゲームなどでは、不安定になりやすいポケット型Wi-Fiはデメリットだらけと感じることが多いでしょう。

ポケット型Wi-Fiを使う方は利便性を求めている傾向にあるため、通信回線の安定感を求めるなら光回線などの固定回線を使うことをおすすめします。

どうしてもポケット型Wi-Fiを使うのであれば、有線接続ができる機種でケーブルと端末を繋げれば多少のデメリットを埋めることが可能です。

ポケット型Wi-Fiの有線接続についてもっと知りたい方は、以下の別記事もご参照ください。

ポケット型WiFiを有線接続で利用する方法とは?LANポートがない場合の対策も解説

2.セキュリティ性に不安がある

ポケット型Wi-Fiは無線という特性から、ウイルス感染や第3者に傍受、または侵入を許す危険性があります。

電波は目に見えないというだけで、むき出しのインターネット回線が外部に晒している状態です。

言わば鍵のかかってない自宅のようなもので、悪意を持った者が近くにいると考えればそれがどれだけ危険なことかご理解いただけるでしょう。

このセキュリティ性の不安こそが、ポケット型Wi-Fi最大のデメリットにあげる人も多いです。

ポケット型Wi-Fiのセキュリティ対策にはセキュリティソフトの導入がお手軽ですが、それと同時に「(ネットワーク)セキュリティーキーの強化」と「VPNの利用」がおすすめです。

セキュリティーキーとは、SSIDとセットになっているインターネット接続に必要なパスワードと思ってください。

このパスワードが解読されないように、Wi-Fiを暗号化してセキュリティキーを強化します。

Wi-Fiの暗号化については難しい話になるので、ここでは「暗号化規格」の種類について少しだけお話ししましょう。

Wi-Fiセキュリティの暗号化規格の種類
  • WEP
  • WPA
  • WPA2
  • WPA3

暗号化規格は上から順に新しい規格になり、現在は最新のWPAが多くの企業で採用されています。

セキュリティキーを暗号化するために、AESやTKIP、CCMPといった暗号化方式(または暗号化プロトコル)を組み合わせてセキュリティをより強固にすることが可能です。

対してVPNは、外部からは侵入できないトンネルを通ってインターネット通信をする技術だと思ってください。

これらが備わったセキュリティソフトが市場で販売されているので、ポケット型Wi-Fi初心者の方はまず最初に導入することをおすすめします。

ポケット型Wi-Fiにおいてセキュリティ強化の優先度・必要性はとても高く、絶対に甘く見てはいけないポイントです。

レンタルポケット型Wi-Fiの危険性

ポケット型Wi-Fiはセキュリティ性に不安がありますが、レンタルサービスの多くは非常に強固です。

なぜなら、サービスそのものの信用に関わるので危険性はかなり低いと言えるでしょう。

レンタルと言えどポケット型Wi-Fiのデメリットが完全に消えるわけではないので、過信してしまうのは早計です。

情報漏洩やウイルスの侵入を許してしまうかは、ユーザーの危機管理意識や使う人によるところも大きいのでレンタルと言えどもポケット型Wi-Fiの使い方には注意しておきましょう。

初心者の方でポケット型Wi-Fiの安全性やセキュリティ対策に不安を持っているなら、大手のレンタルサービスを利用することをおすすめします。

3.通信容量に上限がある|料金が高くなる場合がある

無制限プランが一般的なポケット型Wi-Fiですが、多くの方は上限がある料金プランを使っている傾向にあります。

ポケット型Wi-Fiの無制限(ギガ放題)と上限アリのデータ定額では、 どっちが安いかと言われればほとんどのケースでは後者です。

しかし、月間容量上限があるデータ定額は無制限プランよりも安い反面、計画的に使わないとすぐに超過して速度制限がかかってしまう恐れがあります。

追加データで速度制限は即解除されますが、追加料金は決して安いものではありません。

従量定額プランも同様で、一定の通信量を超えると月額料金がかさみ、最終的に無制限プランより高くなってしまうケースもあります。

一ヶ月にどれくらい通信容量を消費するか、ある程度見通しを立てておかないと割高になってしまうので注意しましょう。

まとめ

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ポケット型Wi-Fiが繫がる仕組みについて解説してきました。

特性を理解したうえでポケット型Wi-Fiを使えば、これほど便利でメリットの多いツールはありません。

本記事で解説した内容に納得し、魅力を感じているあなたはポケット型Wi-Fiに向いている人と言えます。

逆にポケット型Wi-Fiがデメリットだらけと思っているのなら、別のインターネットを検討するのもひとつの選択です。

ポケット型Wi-Fiにはレンタルサービスもたくさんあるので、興味を持った方は利用してみてはいかがでしょうか?

格安の料金でセキュリティ対策もばっちりなので、初心者の方のポケット型Wi-Fiにもおすすめです。

ポケット型Wi-Fiは使う人次第で便利にも不便にもなるので、上手に使いこなして付き合っていってくださいね。

ポケット型Wi-Fiでよくある質問

ここではポケット型Wi-Fiでよくある質問に答えていきます。

ポケット型Wi-Fi初心者やそうでない方も、ぜひチェックしていってください。

よそで購入したポケット型Wi-Fiは他社でも使える?

よそで購入したポケット型Wi-Fiは他社でも使える?

ポケット型Wi-Fiの機種(会社)によって、他社のWi-Fiが使えるものと使えないものがあります。

モバイル型のデータ通信は、ポケット型Wi-Fiもスマートフォンも端末にSIMを挿し込むことでインターネットに接続しているのが一般的です。

交換型のSIMなら他社に乗り換えたあとも、使っているポケット型Wi-Fiをそのまま使えます。

使用しているポケット型Wi-Fiが内臓型のSIMなら、その端末はその会社でしか使うことができません。

レンタルサービスの多くが内蔵型SIMを採用しているため、レンタルしたポケット型Wi-Fiは会社の専用端末であることがほとんどです。

ポケット型Wi-FiはSIMを変えれば「キャリアは関係ない」というわけではないので、解約、または乗り換えの際には確認しておきましょう。

ポケット型Wi-FiとWiMAXはどう違うの?

ポケット型Wi-FiとWiMAXはどう違うの?

モバイル(Wi-Fi)ルーターとUQコミュニケーションズ株式会社の回線の違いです。

携帯型のWi-Fiを総じて「ポケット型Wi-Fi」と呼ぶのが一般的ですが、正式には「モバイルルーター」と呼ばれるモバイルブロードバンド回線用の接続端末を指します。

そしてWiMAXは、UQコミュニケーションズ株式会社の商標登録名です。一般的には、WiMAX 2+とWiMAX +5Gの通称としても使われています。

記事の冒頭でPocketWiFi®がソフトバンク社の登録商標であることを説明したので、なんとなく理解できたのではないでしょうか?

WiMAXはMVNOなどでも幅広く提供されているので、対応しているポケット型Wi-Fi(SIM)を使用していればNTTドコモユーザーやソフトバンクユーザーでも使える回線です。

ちなみに、UQコミュニケーションズ株式会社はKDDI株式会社の連結子会社なので、一部のUQショップではauのポケット型Wi-Fiの取り扱いをしています。

UQ WiMAXについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、興味のある方はあわせてお読みください。

スマートフォンをポケット型Wi-Fi代わりに使うことはできる?

スマートフォンをポケット型Wi-Fi代わりに使うことはできる?

スマートフォンのテザリング機能を使えば可能です。

テザリングはスマートフォンのオプション機能なので、別途料金が必要となる場合があります。

各キャリアのテザリング月額料金

キャリア名月額料金
NTTドコモ無料
au無料(一部にプランは税込550円の有料)
ソフトバンク無料(一部にプランは税込550円の有料)

テザリングはスマートフォンなどの携帯電話をポケット型Wi-Fiの代わりに使えるメリットがありますが、多用することはおすすめできません。

携帯電話をポケット型Wi-Fiの代わりに使うことで、複数の端末を同時に接続することでデータ通信量がかかってしまうデメリットがあります。

また、携帯電話に負荷をかけることで、バッテリーや端末そのものの寿命を縮める危険性が高いのです。

ポケット型Wi-Fiと比べるとテザリングはデメリットだらけとも言えるので、緊急時以外での使用は控える方が良いでしょう。

テザリングについては、こちらの記事でも解説しているので、興味のある方はあわせてお読みください。

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著者

通信系WEBライター

manji(マンジ)

フリーのWEBライターとして、主にインターネットなどの通信系をメインに活動中。調査や取材が好きで、ジャンルを問わず題材に取り組んで独自の知識を構築。未経験のジャンルには「積極的にチャレンジ」をモットーに日々精進。

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