ポケット型Wi-Fiのメリット・デメリットや選び方、おすすめプロバイダーを徹底解説

  • URLをコピーしました!

ポケット型Wi-Fiは、手軽に持ち運んでどこでもWi-Fiを利用できる、非常に便利なアイテムです。

しかし、そんなポケット型Wi-Fiもメリットばかりではありません。

他の通信方法と比べると、デメリットととらえられる部分もいくつかあります。

そこで本記事では、ポケット型Wi-Fiのメリットやデメリットについて詳しく解説します。

また、これからポケット型Wi-Fiの契約・購入を検討している方に向けて、ポケット型Wi-Fiのおすすめプロバイダーも紹介していますので、参考にご覧ください。

目次(タップしてジャンプ)

ポケット型Wi-Fiを利用する7つのデメリット

pocketwifi demerit002

はじめに、ポケット型Wi-Fiを利用するデメリットを7つ紹介します。

非常に便利なアイテムという印象のポケット型Wi-Fiですが、実は多くのデメリットが存在しています。

今後ポケット型Wi-Fiの契約を考えている方は、以下のデメリットを把握したうえで検討してみてください。

1.通信制限がある

1つ目のデメリットは、通信制限がある点です。

最近、ポケット型Wi-Fiのホームページを見ると「無制限」と書かれているものを見かけることはないでしょうか。

しかし、ここで言う「無制限」とは、正確には完全な無制限ではないのです。

月間の通信量には制限がないものの、3日間で一定以上の通信量を超えると、一時的な通信制限がかかります。

また、無制限と記載のないポケット型Wi-Fiについては、あらかじめ定められた通信量を超えると、通信制限がかかります。

こうしたことから、大容量ファイルのやり取りや長時間の動画視聴などがメインとなる方には、ポケット型Wi-Fiの利用は向いていないでしょう。

2.通信の安定性が低い

2つ目のデメリットは、通信の安定性が低いことです。

ポケット型Wi-Fiは持ち運んでいろいろな場所で利用できますが、通信の安定性は利用する環境に左右されます。

サービス提供エリア内であっても通信速度が速い場所と遅い場所があったり、電波干渉によって速度が低下したりするケースもあります。

そのため、常に安定した通信を必要とする方は、ポケット型Wi-Fi以外の通信方法を検討した方がよいでしょう。

3.充電しないと使えない

3つ目のデメリットは、ポケット型Wi-Fiはバッテリーが切れると使用できない点です。

バッテリー残量があれば電源のない場所でもWi-Fiを利用できますが、バッテリーが切れてしまうと充電するまでWi-Fiは利用できません。

最新のポケット型Wi-Fiは、従来の端末に比べてバッテリー容量が大きくなっていますが、通信中はバッテリー消費が早まるため、長時間連続で使用しているとバッテリー切れを起こすリスクが高まります。

外出先でのバッテリー切れを防止するには、モバイルバッテリーの購入などを検討しましょう。

4.本体を持ち運ばなければならない

4つ目のデメリットは、ポケット型Wi-Fiの端末本体を常に持ち運ばなければならない点です。

ポケット型Wi-Fiの端末はそれほど大きなものではありませんが、バッグや鞄が小さい方は多少かさばるかもしれません。

また、万が一ポケット型Wi-Fi本体を自宅などに忘れてきてしまうと、外出先でWi-Fiを利用することはできないので、置き忘れに注意しましょう。

5.建物内は電波感度が悪い場合がある

5つ目のデメリットは、建物内では電波感度が悪くなる場合がある点です。

ポケット型Wi-Fiの電波は屋内・屋外どちらでも利用できます。

しかし、建物などの遮蔽物によって電波感度が低下、あるいは遮断されてしまうケースも少なくありません。

壁が厚い建物内や地下などでの利用は、難しい場合があるので注意しましょう。

そのほか、高層階も電波を受信しにくい可能性があります。

6.大人数での利用には不向き

6つ目のデメリットは、ポケット型Wi-Fiが大人数での利用にあまり向いていない点です。

同時接続が可能な台数は端末スペックによって異なりますが、ひとつのポケット型Wi-Fiに複数の端末を接続して利用すること自体は問題ありません。

しかし、同時接続台数が多いと通信速度が低下する傾向にあります。

また、同時に複数台の端末でWi-Fiを利用すると通信量の消費も急増するため、通信制限にかかるリスクも高まります。

そのため、大人数で利用するシーンが多い方は、ポケット型Wi-Fiではなく光回線などの利用を検討した方がよいでしょう。

7.サービス提供エリア外では利用できない

7つ目のデメリットは、サービス提供エリア外ではポケット型Wi-Fiが利用できない点です。

ポケット型Wi-Fiは外出先へ持ち出して利用するシーンが多くなりますが、利用する場所がサービス提供エリア外だと一切通信ができないので持ち歩く意味がありません。

そのため、ポケット型Wi-Fiを契約する際は、主に利用する場所がサービス提供エリアかどうかを事前にチェックしておくことをおすすめします。

ポケット型Wi-Fiを利用する5つのメリット

pocketwifi demerit003

ポケット型Wi-Fiのデメリットを紹介しましたが、もちろんポケット型Wi-Fiには多くのメリットもあります。

先に紹介したデメリットとあわせてメリットについても理解して、自身の利用シーンにポケット型Wi-Fiが最適かどうか確認しましょう。

1.工事不要ですぐに使える

1つ目のメリットは、工事不要ですぐにWi-Fiが利用できる点です。

ポケット型Wi-Fiは、契約して端末が手元に届けばすぐに利用できます。

一方の光回線は、建物へ回線を導入するための工事が必要です。

工事は事前に工事業者の日程を押さえ、宅内工事が発生する場合は立ち会いも必要になるので、自身のスケジュールも調整しなければなりません。

申込みが増える時期だと、開通まで1〜2ヶ月程度を要するケースもあります。

できるだけ早くWi-Fiを利用したい方は、ポケット型Wi-Fiの方がスムーズに利用を開始できるでしょう。

2.外出先へ持ち運んで使える

2つ目のメリットは、外出先へ持ち運んでどこでもWi-Fiが利用できる点です。

ポケット型Wi-Fiと言えば、やはり場所を選ばずに利用できるのが最大のメリットと言っても過言ではないでしょう。

自宅や職場はもちろん、カフェや出張先、旅行先などでも電波さえあれば利用できます。

最近は無料のWi-Fiも増えてきていますが、フリーWi-Fiはセキュリティ面での不安が拭えません。

しかしポケット型Wi-Fiなら、自分だけの専用回線として利用できるため、安心してWi-Fiを使えます。

3.通信費用が安い

3つ目のメリットは、他の通信方法に比べて費用を抑えられる点です。

ポケット型Wi-Fiはプランにもよりますが、光回線などと比べて月額費用が安いのは非常に大きなメリットと言えるでしょう。

また、工事が不要なため工事費用も発生しません。

なかにはスマホとポケット型Wi-Fiを併用することで、毎月の通信費用を抑えているという方もいます。

スマホのみの利用時と比べると通信費用は高くなりますが、スマホの通信をすべてポケット型Wi-Fi経由で行うことで、スマホを安い料金プランにできるのです。

スマホを持っていてポケット型Wi-Fiの契約を考えている方は、このように併用してなるべく料金を抑える方法を検討してみてもよいでしょう。

4.同時に複数の端末を接続できる

4つ目のメリットは、同時に複数の端末を接続できる点です。

ポケット型Wi-Fiは端末にもよりますが、10台程度の端末を同時に接続して利用できます。

あまり多くの端末を同時に接続すると、通信速度が低下するおそれがあるため注意が必要ですが、家族や友人などと一台の端末でWi-Fiを利用できるのは非常に便利です。

出張や旅行などの一時的な利用なら、端末が一台あれば十分でしょう。

5.テザリングよりも通信速度が速い

5つ目のメリットは、スマホのテザリングよりも通信速度が速い点です。

スマホのテザリングは、ポケット型Wi-FiがなくてもタブレットやパソコンなどをWi-Fiに接続できてとても便利ですが、その通信速度は最大でも下り100Mbps程度になります。

最新のポケット型Wi-Fiは下り最大1Gbps以上出るものもあり、テザリングに比べて通信速度が速いので、ある程度の速度を必要とする方は、テザリングではなくポケット型Wi-Fiを利用するのがおすすめです。

ポケット型Wi-Fiを選ぶ際に注意したい5つのポイント

pocketwifi demerit004

ポケット型Wi-Fiを選ぶ際の注意点を5つ紹介します。

ポケット型Wi-Fiのメリット・デメリットを理解したうえで、以下のポイントをチェックしながら自身に合ったポケット型Wi-Fiを見つけてみましょう。

1.費用面

ポケット型Wi-Fiを選ぶ際、重要なのが費用です。

ポケット型Wi-Fiはそれぞれ月額料金が異なっているのはもちろん、そのほかにも初期費用などが発生します。

反対に、キャンペーンなどでキャッシュバックをもらえるケースもあります。

そのため、単純に月額料金を比較するのではなく、利用する期間から算出した実質月額で比較するのがおすすめです。

  • 実質月額料金の計算方法(契約事務手数料+初期費用+端末代金+初月月額料金+月額料金×指定期間)÷指定期間

2.通信速度

通信速度は、快適にポケット型Wi-Fiを利用できるかどうかの目安となるため、事前に必ずチェックしておきましょう。

ポケット型Wi-Fiの最大速度は理論値のため、常に最大速度が出るわけではありません。

しかし、そもそも最大速度が遅いとそれ以上の速度で利用することはできないので、なるべく最大速度が速いポケット型Wi-Fiを契約するとよいでしょう。

また、ポケット型Wi-Fiの利用用途によっても、必要な通信速度は変わってきます。

SNSやWEBサイトの閲覧程度であれば、それほど通信速度を気にする必要はありません。

しかし、大容量ファイルのやり取りや動画視聴、オンラインゲームなどをプレイする場合は、速度の速い回線でなければ快適に利用することはできませんので、注意してください。

3.データ容量

利用できるデータ容量は、ポケット型Wi-Fiの契約プランによって違いがあります。

そのため、自身が必要とするデータ容量に合わせた契約プランを選ばなくてはなりません。

データ容量を超過するとポケット型Wi-Fiは低速化されてしまい、通常の利用が難しくなります。

動画視聴などデータ容量を多く消費することが想定される方は、大容量または無制限で利用できるポケット型Wi-Fiがおすすめです。

4.サービス提供エリア

サービス提供エリアは、ポケット型Wi-Fiを契約する前に必ず確認しておかなければいけません。

ポケット型Wi-Fiを利用する場所がサービス提供エリアだと、Wi-Fiを利用できないからです。

ポケット型Wi-Fiは外出先へ持ち運んで利用することも多いため、頻繁に利用する場所もチェックしておくのがおすすめです。

サービス提供エリアは、各プロバイダーのホームページで確認できます。

各プロバイダーのサービス提供エリア

5.端末スペック

ポケット型Wi-Fiは、端末によってスペックにも差があるので、自身の使い方に合った端末を選びましょう。

通信速度はもちろん、同時接続台数やバッテリー容量などにも違いがあります。

外出先で利用するシーンが多い方などは、できるだけバッテリー容量の大きなポケット型Wi-Fiを選ぶとよいでしょう。

ただし、スペックの高い端末は端末代金が高額になるため、予算との兼ね合いも考えながら選んでみてください。

ポケット型Wi-Fiの利用が向いている人

pocketwifi demerit005

ポケット型Wi-Fiの利用が向いているのは、「ポケット型Wi-Fiの必要性が高い人」です。

つまり、ホームルーターや光回線にはない機能を必要としている方に、ポケット型Wi-Fiはおすすめと言えます。

そのため、まずはなんのためにポケット型Wi-Fiを契約するのかを明確にしてみましょう。

自宅や会社だけでなく、いろいろな場所で安全にWi-Fiを利用したいのであれば、ポケット型Wi-Fiの契約がおすすめです。

しかし、移動先にも利用できるWi-Fiがあるのなら、ポケット型Wi-Fiは必要ないでしょう。

本当に必要かどうかを考えずに契約してしまうとポケット型Wi-Fiが無駄になってしまうので、事前に利用シーンをシミュレーションして、契約を検討してみてください。

おすすめポケット型Wi-Fi5選

pocketwifi demerit006

おすすめのポケット型Wi-Fiを5つ紹介します。

今からポケット型Wi-Fiを契約したいと考えている方は、以下の情報をぜひ参考にしてみてください。

GMOとくとくBB WiMAX

pocketwifi demerit007
画像出典:GMOとくとくBB WiMAX

GMOとくとくBB WiMAXは、GMOインターネットグループ株式会社が提供するWiMAX +5Gプロバイダーサービスです。

他社からの乗り換えでは、最大40,000円(不課税)のキャッシュバックが受けられるため、実質月額がかなり抑えられます。

また、35ヶ月目までの間は月額料金に割引が適用されるため、非常にコスパのよいプロバイダーです。

\GMOとくとくBB WiMAXのお申込みはこちら/
GMOとくとくBB cp?sid=a3409&did=99e9&u1=

BIGLOBE WiMAX

pocketwifi demerit008
画像出典:BIGLOBE WiMAX

BIGLOBE WiMAXは、契約期間縛りのないWiMAX回線のポケット型Wi-Fiです。

契約期間の縛りがないため、解約時に解約違約金が発生しません。

また、支払い方法はクレジットカードと口座振替から選択できるので、クレジットカード支払いができない方にもおすすめです。

そのほか、auスマホを利用している方なら「auスマートバリュー」が、UQ mobileを利用している方なら「自宅セット割」が適用できるため、毎月の通信費を抑えることができます。

\BIGLOBE WiMAXのお申込みはこちら/
BIGLOBE WiMAX +5G0

クラウドWiFi

pocketwifi demerit009
画像出典:クラウドWiFi

クラウドWiFiは、クラウドSIMのポケット型Wi-Fiレンタルサービスです。

レンタルサービスのため端末を購入する必要がなく、初期費用を抑えられるメリットがあります。

また、クラウドSIMは利用する場所で最適な電波に接続される仕組みなので、圏外になりにくいのが特徴です。

さらに契約期間の縛りもないため、いつでも好きなタイミングで解約できます。

料金プランは必要なデータ容量に合わせて3つのプランから選べるので、なるべく費用を抑えたい方、大容量のポケット型Wi-Fiを使いたい方などに幅広くおすすめできます。

\クラウドWiFiのお申込みはこちら/
クラウドWiFi公式サイトを見る▷▷data

AiR-WiFi

pocketwifi demerit010
画像出典:AiR-WiFi

AiR-WiFiも、クラウドWiFiと同じクラウドSIMを使ったポケット型Wi-Fiのレンタルサービスです。

料金プランは3種類に分かれていますが、利用できるデータ容量はすべて月間100GBとなっています。

端末の種類によってプランが異なるため、自身に合ったスペックの端末からプランを選択するとよいでしょう。

また、AiR-WiFiは1年の契約期間が設定されていますが、月額330円(税込)の契約期間なしオプションに加入すると、解約違約金なしでいつでも解約できるようになります。

\AiR-WiFiのお申込みはこちら/
AiR-WiFiimpression?a id=3395624&p id=3340&pc id=7939&pl id=47524

楽天モバイル

pocketwifi demerit011
画像出典:楽天モバイル

楽天モバイルは、独自の楽天回線が利用できるポケット型Wi-Fiです。

端末は購入が必要ですが、プランセット値引きとポイント還元によって、実質無料になります。

料金プランはワンプランで安く、楽天モバイル回線エリアおよびパートナー回線エリアでもデータ容量が実質無制限で利用できるのが特徴です。

また、契約期間縛りもないので、気軽に契約できて料金の安いポケット型Wi-Fiをお探しの方におすすめのプロバイダーと言えるでしょう。

\楽天モバイルのお申込みはこちら/
楽天モバイル 0

通信速度や安定性を重視するなら光回線がおすすめ

pocketwifi demerit012

ポケット型Wi-Fiを使っている人のなかで、ほとんど外出先では利用していない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような場合は光回線を契約してしまえば、ポケット型Wi-Fiはいらなくなるでしょう。

ポケット型Wi-Fiは工事不要で手軽なメリットがある反面、通信速度や安定性は光回線に劣っています。

固定した場所でしかWi-Fiを利用せず、安定した高速通信を利用したいのであれば、ポケット型Wi-Fiではなく光回線の契約を検討するのがおすすめです。

おすすめの光回線:NURO 光

pocketwifi demerit013
画像出典:NURO 光

NURO 光は、下り最大2GBまたは10GBの高速通信が利用できる光回線です。

多くの光回線は下り最大1GBなので、速度重視の方に特におすすめできます。

また、他社よりも速い回線を利用できるNURO 光ですが、初年度の月額料金は980円(税込)と非常に安く、基本工事費の実質無料や他社の解約違約金還元など、お得なキャンペーンも実施しています。

速度の速い光回線を利用したい方は、ぜひNURO 光を検討してみてください。

\NURO 光のお申込みはこちら/
NURO 光 0

まとめ

pocketwifi demerit014

ポケット型Wi-Fiには、通信制限や電波の安定性などいくつかのデメリットがあります。一方で工事不要、外出先で利用できるなどのメリットもあるため、どのような使い方をしたいのかによって、利用するべきかどうか判断しましょう。

固定回線がない場所でWi-Fiを必要とするシーンが多いのであれば、ポケット型Wi-Fiを一つ持っていると非常に便利です。

しかし、決まった場所でしかWi-Fiを利用しない方は、通信が安定していて速度も速く、通信制限もない光回線の方が快適にインターネットを利用できるでしょう。

自身の環境やWi-Fiの利用シーンから、最適な通信方法を検討してみてください!

dsk profile
著者

通信系WEBライター

伊藤 大介(イトウ ダイスケ)

通信企業でマーケティングMgrとして、広告運用やオウンドメディア運用を経験。ライティングやディレクションのほか、自らメディアの制作・運用も行う。2013年から現在まで、SEOについてインプットとアウトプットを継続中。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてねっ!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次(タップしてジャンプ)