LINEMOからahamoへ乗り換える方法｜おすすめのタイミングや注意点も詳しく解説

LINEMOはソフトバンクが提供するサブブランドで、安くスマホを利用できるのが特徴です。

ただ、現在はソフトバンク以外のキャリアにも格安プランのサブブランドがあり、そのなかの一つであるahamoへの乗り換えを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、LINEMOからahamoへ乗り換える方法やおすすめのタイミング、注意点などを詳しく解説します。

LINEMOからahamoへの乗り換えを検討されている方は、ぜひご一読ください。

LINEMOからahamoに乗り換える方法

LINEMOからahamoへの乗り換えは、オンラインでの手続きとなります。

まずは全体の流れを解説していきます。

LINEMOからahamoへの乗り換えは「MNP」が利用できる

LINEMOからahamoへの乗り換えは、MNP（Mobile Number Portability）を利用します。

MNPなら、LINEMOからahamoへ乗り換えても電話番号が変わらないため、番号変更の連絡などをせずに済みます。

手順1.必要書類を準備する

LINEMOからahamoへ乗り換える際は、まず必要書類を準備します。

以下は、ahamoの契約で必要となりますので、事前に必ず準備しておきましょう。

手順2.MNP予約番号を取得する

乗り換えに必要なものを揃えたら、次はMNP予約番号の取得です。

LINEMOのMNP予約番号発行は、ソフトバンクショップで対応していないため、LINEMOの「乗り換え・解約をご検討中のお客様へ」へアクセスして、「はい、利用します（乗り換え）」＞「docomo（ahamo）」＞「お手続きを始める」へ進みます。

このあとマイページへログインして進めれば、MNP予約番号の発行完了です。

手順3.dアカウントを作成する

LINEMOでMNP予約番号発行の手続きが完了したら、今度はdアカウントの作成です。

LINEMOではマイページのログインにSoftBank IDを使用しますが、ahamoではdアカウントが必要となるため、dアカウント公式サイトから作成してください。

手順4.データをバックアップする

スマホのデータのバックアップも忘れずに行っておきましょう。

クラウドではなく端末本体内に保存しているデータや写真がある方は、乗り換え前に必ずバックアップしておくことをおすすめします。

手順5.ahamoへ申し込む

ここまでの準備が済んだら、ahamoの公式サイトから申込みをしましょう。

公式サイトを開くと「申し込み」と表示されているのでタップして、「スマホとSIMをセットで購入」「SIMのみを購入」「eSIMのみを購入」のなかから該当するメニューを選択し、「他社からの乗り換え（MNP）」へ進みます。

その後、データ容量やかけ放題オプションを選び、dアカウントでログインしてください。

dアカウントでログインしたら、携帯電話番号・MNP予約番号・本人確認書類の提出に進みます。

手順6.開通手続きを実施

ahamoは、オンラインで乗り換えの手続きを行うと3〜5日程度でSIMカードが届きます。

SIMカードが届いたら、ahamoの「商品到着後の設定・開通」から開通手続きを進めてください。

なお、開通手続きにはahamoからメールで届いている13桁の受付番号や暗証番号が必要なので、あらかじめ用意しておきましょう。

手順7.APN設定をする

開通手続きの次は、APN設定を行います。

乗り換えでSIMカードを入れ替えたら、スマホの接続先を認識するために、必ずAPN設定を実施します。

APN設定はiPhoneとAndroidで手順が違うので、該当する手順をご覧ください。

iPhoneのAPN設定方法

iPhoneはSIMカードを挿入すると自動でAPN設定が完了しますが、OSが古いと設定されないおそれがあるため、SIMカードの差し替え前にOSのアップデートを忘れずに行ってください。

AndroidのAPN設定方法

Androidは手動によるAPN設定が必要ですが、細かな手順は機種によって異なる場合があります。

基本的な設定は、以下のようになります。

上記の流れを済ませたら、「認証タイプ」を「未設定」もしくは「なし」に、「APNプロトコル」を「IPv4/IPv6」に設定し、画面右上の「︙」をタップして保存すれば完了です。

LINEMOからahamoに乗り換える際にeSIM端末だった場合のAPN設定方法

LINEMOからahamoに乗り換える際にeSIM端末だった場合は、ahamoからeSIMのプロファイルをダウンロードして設定できます。

プロファイルをダウンロードするためのWi-Fi環境だけ、事前に用意しておきましょう。

バックアップしたデータを移行する

APN設定が完了したら、バックアップデータを復元します。

iPhoneのデータ移行方法

iPhoneのバックアップは、iCloudを利用するケースが多いと思います。

iCloudからのデータ移行は、「iCloudバックアップから復元」を選択のうえ、Appleアカウントへログインすると完了です。

Androidのデータ移行方法

AndroidはiCloudではなく、Google Oneを利用してバックアップされるケースが多いでしょう。

Google Oneからのデータ移行は、Googleアカウントへログインするだけで完了します。

LINEMOからahamoに乗り換える際に機種変更もする場合の流れ

LINEMOからahamoへの乗り換えと同時に機種変更もしたい場合は、先に端末を購入します。

ahamoかドコモオンラインショップで、端末は購入できます。

LINEMOからahamoへ自身で新機種を購入して乗り換える方法

ahamoやドコモオンラインショップ以外で新機種を購入して、乗り換える方法もあります。

特に乗り換えの手順に変わりはありませんが、購入する端末はSIMフリーのもの、あるいはSIMロックが解除されているものを選びましょう。

LINEMOからahamoへ乗り換える7つのメリット

LINEMOからahamoへ乗り換えるメリットを7つ紹介します。

乗り換えを検討しているものの、まだ悩んでいるという方は、以下のメリットを参考にしてみてください。

1.5分以内の国内通話が無料

ahamoは、基本的に5分以内の国内通話が無料です。

これに対しLINEMOの5分以内の通話無料はオプション扱いとなっており、月額550円（税込）がかかります。

よって、月間20GB+5分以内通話無料の料金を比較した場合、ahamoの方が安くなります。

	月額料金（20GB）	5分以内の国内通話	月額料金の合計
LINEMO	2,728円（税込）	550円（税込）/月	3,278円（税込）
ahamo	2,970円（税込）	無料	2,970円（税込）

ですから、現在LINEMOで月間20GBプランを利用しており、かつ通話準定額も契約している方は、ahamoへ乗り換えた方が毎月の費用を抑えられるでしょう。

2.dカード払いでポイントが貯まる

ahamoは、料金をdカード払いにすることで、dポイントを貯められます。

年会費が永年無料のdカードでも、200円（税込）につき1ポイントが貯まり、貯まったポイントはネットショッピングや、ahamoの支払いにも利用できます。

スマホの支払いでポイントを貯めたい方は、ahamoの契約と一緒にdカードの作成も検討してみましょう。

3.ドコモショップで対応してもらえる

LINEMOは契約だけでなく、サポート対応もすべてオンラインのみとなっています。

一方ahamoは、ドコモショップでサポートを受けることが可能です。

LINEMOのオンラインサポートだけでは困るという方は、ahamoへ乗り換えることで問題を解消できるでしょう。

ただし、ahamoユーザーがドコモショップのサポートを利用する際は、一回3,300円（税込）の手数料がかかります。

4.20GBまで海外ローミングが無料

ahamoは、基本プランに20GBの海外データ通信が付いています。

そのため、追加費用なしで20GBまで海外でもそのままスマホを利用できます。

LINEMOも海外ローミングは可能ですが、追加費用が必要です。

海外へ行く機会がある方で、20GB程度あれば十分という方は、ahamoならお得に利用できるでしょう。

5.100GBまで使える「ahamo大盛り」がある

LINEMOには月間3GBと20GBのプランがあり、データ容量を使い切った場合は1GB550円（税込）で追加が可能です。

一方ahamoは、月間20GBの基本プランに加え、月間100GBまで利用できる「ahamo大盛り」プランがあります。

利用するデータ容量が多い方は、1GB550円（税込）で追加していくと割高になるため、ahamo大盛りを利用するのがおすすめです。

6.NTTドコモ回線が利用できる

ahamoは格安プランではありますが、回線はNTTドコモの通信回線です。

NTTドコモの回線は3大キャリアのなかでも特に人気の回線で、それを低料金で利用できるのは、ahamoを利用する大きなメリットといえるでしょう。

7.ahamoはみんなドコモ割のカウント対象

ahamoは、NTTドコモのスマホに適用できる「みんなドコモ割」の割引対象にはなりません。

しかし、カウント対象ではあるため、家族でNTTドコモ回線を利用している方の料金には、割引が適用されます。

家族にNTTドコモのスマホを契約している方がいる場合は、ahamoへ乗り換えてみんなドコモ割を適用するのもおすすめです。

LINEMOからahamoに乗り換える4つのデメリット

LINEMOからahamoに乗り換えるデメリットを4つ紹介します。

LINEMOからahamoへの乗り換えは多数のメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。

乗り換えをする際は、必ずこのデメリットについても理解したうえで検討しましょう。

1.月額料金は高くなる

LINEMOからahamoに乗り換えると、月額料金は高くなります。

	月額料金（20GB）
LINEMO	2,728円（税込）
ahamo	2,970円（税込）

メリットの部分でお伝えしたとおり、ahamoには5分の国内通話無料が付いていますが、そもそも通話をまったく利用しないという方にとってはあまり利点はありません。

そのため、「ほとんど通話を利用しない」「データ通信のみ利用する」という方は、ahamoへ乗り換えるべきかよく検討するのがおすすめです。

2.「LINEギガフリー」が使えない

LINEMOには、LINEを利用してもデータが消費されない「LINEギガフリー」がありますが、ahamoにはこうしたプランはありません。

LINEのトークや通話なども、すべてデータ容量を消費します。

また、速度制限中もLINEMOならLINEを通常の通信速度で利用できますが、ahamoは制限がかかったままでLINEを利用することとなり、ややストレスとなるおそれがあります。

そのため、LINEの使用頻度が高い方は、本当にahamoへ乗り換えてよいか検討した方がよいでしょう。

3.留守番電話・転送電話が利用不可

LINEMOでは、留守番電話や着信転送などが利用できる「留守番パック」が、月額715円（税込）で利用できます。

しかし、ahamoにはこうした機能やオプションはありません。

絶対に留守番電話や転送電話がないと困るという方は、ahamoへ乗り換えせず、LINEMOの契約を継続した方がよいかもしれません。

4.決済に「ソフトバンクまとめて支払い」が使えない

LINEMOは、オンラインショッピングやスマホアプリの課金で「ソフトバンクまとめて支払い」が利用できます。

しかし、ahamoはNTTドコモのサービスなので、当然ながらソフトバンクまとめて支払いは利用できません。

ソフトバンクまとめて支払いは、PayPayの残高チャージにも利用できるため、PayPayを頻繁に利用する方にとっても便利なサービスです。

こうした支払い方法が変わる点も考慮したうえで、ahamoへの乗り換えを検討しましょう。

LINEMOからahamoへ乗り換える際の3つの注意点

LINEMOからahamoへ乗り換える際の注意点を3つ紹介します。

以下の点にも注意して、乗り換えを進めましょう。

1.乗り換えてからまたすぐにahamoを解約しない

LINEMOからahamoへ乗り換えたあと、またすぐにahamoを解約してほかの回線に乗り換えることはおすすめしません。

たとえば、キャンペーンなどを目的として次々とサービスを乗り換えるようなケースです。

LINEMOやahamoには契約縛りがありませんが、だからといってあまりにも短期間に解約を繰り返すと、先々新規契約時の審査が難しくなる可能性が否定できません。

やむを得ない理由がある場合は仕方ありませんが、むやみに解約を繰り返さないようにすることをおすすめします。

2.LINEMOの「My Menu」は解約後90日経過すると使えなくなる

LINEMOは、解約後もMy Menuから料金明細などを確認できます。

ただし、このMy Menuは解約後90日経過するとログインできなくなるので注意しましょう。

LINEMOの料金明細などが必要な方は、解約から90日以内に確認を済ませてください。

3.MNP予約番号には有効期限がある

乗り換えの際必要となるMNP予約番号には、15日間の有効期限があります。

また、ahamoへ乗り換えるにはこの有効期限が10日以上残っていないと手続きができません。

そのためMNP予約番号の発行は、乗り換え直前に行うのがおすすめです。

​​LINEMOからahamoに乗り換えるおすすめタイミング

LINEMOからahamoへの乗り換えを検討している方のなかには、「いつ乗り換えるのがベストだろう？」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。

そこで、LINEMOからahamoに乗り換えるおすすめのタイミングを3つ紹介します。

LINEMOは日割りにならないので月末がおすすめ

LINEMOからahamoへの乗り換えは、月末がおすすめです。

なぜなら、LINEMOは月途中で解約しても料金が日割りになりません。

ですから、なるべくLINEMOとahamoの利用期間がかぶらない月末に乗り換えるとよいでしょう。

LINEMOのキャンペーンを適用している場合は終了後

LINEMOでなにかしらのキャンペーンを適用している方は、そのキャンペーンが終了してからahamoへ乗り換えるのがおすすめです。

キャンペーン適用中に乗り換えると、損をしてしまうおそれがあるからです。

なお、現在適用中のLINEMOのキャンペーンはMy Menuで確認できますので、乗り換えを検討するタイミングでチェックしてみましょう。

月間20GB以上必要になったとき

毎月のデータ通信量が3〜20GBでは足りない、20GB以上必要となったら、LINEMOからahamoへの乗り換えを検討しましょう。

LINEMOは月間20GBを使い切ったあと、1GBごとにチャージできますがコスパがよくありません。

一方ahamoは、20GBプランに加えて100GBまで利用できるahamo大盛りがあります。

ahamo大盛りはLINEMOで都度チャージするよりもコスパがよいので、月間20GBでは足りないという方は、ahamoへの乗り換えを検討してみてください。

LINEMOからahamoへ乗り換える際に適用できる実施中のキャンペーン

LINEMOからahamoへ乗り換える際に適用できる、現在実施中のキャンペーンを紹介します。

ahamoでディズニープラスを楽しもうキャンペーン

LINEMOからahamoへの乗り換えと一緒にディズニープラスに加入すると、3,990ptのdポイントが受け取れるキャンペーンが実施中です。

そのほか、QUOカード5,000円分（不課税）が当たる抽選や、ディズニープラスの料金が最大6ヶ月間割引になるキャンペーンもあります。

ディズニープラスが気になっている方は、ぜひこの機会に加入を検討してみるとよいでしょう。

※2023年9月30日時点のキャンペーンです。

まとめ

LINEMOからahamoへの乗り換えは、MNPを利用して番号を変えることなく簡単に実施できます。

ahamoなら、基本プランに5分間の国内通話無料が付いてきたり、20GBまでの海外利用が可能だったりと、LINEMOにはないメリットもあります。

しかし、まったく通話を必要としない方は月額料金が高くなってしまうので、無料通話が必要かどうか、20GB以上のデータ容量が必要かといった点が、LINEMOからahamoへの乗り換えを判断する大きなポイントとなるでしょう。

なお、総合的に判断してLINEMOからahamoへ乗り換えるとなった際は、月末のタイミングで乗り換え手続きをすると、無駄な料金が発生しないのでおすすめです。

本記事を参考に、自身に合った回線やプランを見つけてください。

LINEMOからahamoに乗り換える際によくある質問

LINEMOからahamoに乗り換える際によくある質問をピックアップして紹介します。

LINEMOで購入したスマホをそのままahamoで使える？

LINEMOで購入したスマホをそのままahamoで使える？

LINEMOで購入した端末でも、ahamo対応端末であれば問題なく使用できます。

ahamo対応端末は、以下からご確認ください。

対応端末一覧｜ahamo

LINEMOからahamoへの乗り換える際にかかる手数料は？

LINEMOからahamoへの乗り換える際にかかる手数料は？

LINEMOからahamoへの乗り換えで、手数料は発生しません。

LINEMOからahamoへの乗り換える際に解約違約金の支払いは必要？

LINEMOからahamoへの乗り換える際に解約違約金の支払いは必要？

LINEMOには解約違約金がないので、ahamoへの乗り換え時に高額な費用が発生することはありません。

LINEMOからahamoへの乗り換え手続きを店舗で行うことは可能？

LINEMOからahamoへの乗り換え手続きを店舗で行うことは可能？

LINEMOの手続きはすべてオンラインですが、ahamoは1回3,300円（税込）を支払えば、ドコモショップでのサポートを受けられます。

ahamoは基本的にオンラインによる申込みとなりますが、どうしてもわからない点がある、手続きに不安があるという方は利用してみましょう。

LINEMOから乗り換えるときにSIMロックの解除は必要？

LINEMOから乗り換えるときにSIMロックの解除は必要？

お使いの端末がSIMフリーではない場合、事前にSIMロックの解除が必要です。

LINEMOで使っているスマホに残債があってもahamoへ乗り換えできる？

LINEMOで使っているスマホに残債があってもahamoへ乗り換えできる？

端末の残債があっても、LINEMOからahamoへの乗り換えは可能です。

ただし、引き続き端末代金の支払いは必要となります。

LINEMOからahamoへの乗り換えにかかる期間は？

LINEMOからahamoへの乗り換えにかかる期間は？

eSIMであれば即日、SIMカードであれば申込みから一週間程度で乗り換えが完了となります。

LINEMOからahamoへ乗り換えるときにSIMカードの返却は必要？

LINEMOからahamoへ乗り換えるときにSIMカードの返却は必要？

LINEMOからahamoへ乗り換える際、SIMカードの返却は不要なので、ご自身で処分してください。