Wi-Fiが遅い原因を特定!家で繋がっているのに調子が悪い時の解決策とは

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WiFiでインターネットに繋いでいるとき、読み込みが遅いなどの通信速度が遅く感じた経験はないでしょうか?

無線接続のWiFiには、有線接続よりも通信速度が遅くなる要因がいくつもあります。

もしも、WiFiの通信速度が出なくて調子が悪いと感じたときは、考えられる原因を一つひとつ解決していきましょう。

本記事では自宅の無線LANやポケット型WiFiの調子が悪いとき、原因の特定と改善するための解決策について解説します。

「WiFiの調子が悪いけど原因がわからない!」という人は、ぜひ最後まで読み進めてください。

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WiFiが遅いと感じる速度はどれくらい?

通信速度の目安をハッキリさせることにより、WiFiが遅くなっていることを明確にすることが可能です。

WiFiが遅いと感じるのは、体感による個人差があります。

まず、インターネットの通信速度は「下り」と「上り」の2種類にわけられることを知っておきましょう。

みなさんがインターネットを使っていて、通信速度が遅いと感じる瞬間は以下の2点です。

  • 下り速度が遅いと感じる時
  • 上り速度が遅いと感じる時

下りと上りについて、簡単に解説しましょう。

サーバーからのデータ情報を端末で受け取る受信のことが”下り”です。

それに対して、端末からのデータ情報をサーバーに送ること、送信のことが”上り”と言います。

つまり、サイトを開いているときやストリーミング動画を見ているとき、動作が遅かったりカクついているときが、一般的に通信速度が遅いと言われている状況です。

イメージが伝わらないという人のために、次の項から通信速度の下りと上りについて詳しく解説しましょう。

下り速度が遅いと感じる時

インターネットの下り速度とは、パソコンやスマートフォンといった端末にデータを受信する速度のことです。

例えば、サイトページの読み込みが遅かったり、YouTubeを再生しているときにカクついたり画質が落ちるなど、表示されるまでに時間が掛かってしまう状態をイメージしましょう。

ただし、下りの速度が遅いと感じるのはインターネット利用者の感覚によるところも多いです。

どういったときに通信速度が遅いと言うのか、YouTubeを例にして解説しましょう。

動画の解像度推奨される持続的な速度
4K20 Mbps
HD 1080p5 Mbps
HD 720p2.5 Mbps
SD 480p1.1 Mbps
SD 360p0.7 Mbps
参考:YouTubeシステム要件

YouTubeを見ている多くの人は、標準画質のSD 480pで動画視聴していることでしょう。

標準画質の推奨速度は1.1Mbpsとなっていることから、それよりも通信速度が下回っているときは遅いと感じるケースが多いと言えます。

もしYouTubeを見ていて処理が遅いと感じるときは、Fast.comなどの回線速度サイトで現在の通信速度を調べてみるのが良いでしょう。

上り速度が遅いと感じる時

インターネットの上り速度とは、パソコンやスマートフォンなどの端末からデータをサーバー側に送信する速度のことです。前項の下り速度とは逆のパターンになります。

上り速度を意識するのは、みなさんが普段使うメールやSNSなどの送信作業です。

テキストや解像度が低い画像の場合、大して速度の影響はありません。しかし、動画などの容量が大きいファイルはアップロードに時間が掛かる場合があります。

Instagramに動画を上げることを例にしてみましょう。

スマートフォンで撮影した動画の解像度は、初期設定ではiPhoneとAndroidともに1080pであることが多いです。

1分程度の動画で容量が約100MBとした場合、Instagramへのアップロード時間を計算しましょう。

上り速度を計算するには、以下の計算式を使って目安を出します。

通信量の計算式
  • 1Mbps=0.125MB/secとする
  • 通信速度は100Mbpsとする
  • 100(Mbps)×0.125(MB/sec)=秒間12.5MB/sec
  • アップロードする動画ファイルは100MB
  • 100(MB)÷12.5(MB/sec)となるのでアップロード時間は8秒(理論値)

通信速度の単位であるMbpsとは、1秒間に送受信できるデータ量の単位です。

1Mbps=0.125MB/secの計算式を使って100Mbpsの通信速度でアップロードした場合、8秒間で100MBのデータ量が送信できます。

つまり、Instagramで100MBの動画を上げるのに掛かる時間は8秒となりますが、通信速度が1Mbpsだった場合はどうでしょうか?

1×0.125で秒間0.125MB/secとなり、100MBをアップロードするのに800秒(約13分20秒)も掛かってしまいます。

8秒と13分では明らかに違うため、誰の目から見ても速度の違いがわかりますね。

計算式はあくまで理論値であるため、必ず計算通りの時間になるとは限りません。

Wi-Fiが遅い原因と対処方法

WiFiでインターネットに繋げているとき、通信速度が遅いと感じた経験が一度はあるのではないでしょうか?

家庭用WiFiには、光回線などの固定回線に接続された無線LAN、ポケット型WiFiなどがあります。

もしも、WiFiが遅いと感じた場合、以下の5つの対処方法を試すことをおすすめします。

WIFiが遅い時の5つの対処方法
  1. 端末やルーターに不具合が生じている場合は再起動する
  2. 電波が干渉して速度が低下している場合はチャンネルを変える
  3. 利用場所・設置場所の電波状況が悪い場合は場所の検討を行う
  4. 同時接続端末が多すぎる場合は接続台数を減らす
  5. LANケーブルや無線LAN機器が古い場合は買い替えも検討

光回線を接続した無線LANルーターから発せられるWiFiの電波は「モバイルデータ通信に比べて通信速度が安定して速い」「パケット通信量を消費しない」という2つのメリットがあります。

現在使用しているWiFiが遅いと感じている方は、これから解説するWiFiが遅い原因と対処方法を試し、快適なインターネット環境への改善を図ってみてください。

1.端末やルーターに不具合が生じている場合は再起動する

パソコンやスマートフォンなどの端末や無線LANルーターやモバイルルーターに何らかの不具合が生じている場合、再起動を行うことで改善する場合があります。

パソコンやスマートフォンで起動しているアプリのキャッシュデータや、アプリそのものの不具合は電源を切ることでリフレッシュが可能です。

無線LANルーターやモバイルルーターも同様に電源の入れ直しで再起動できます。

特に長時間の稼働や気温や温度の影響で端末本体の温度が上がり、熱暴走を起こして動作に不具合が起きる場合があるので要注意です。

無線LANルーターは電源を切る以外にも、コンセントを抜いて1〜2分放電してから差し直して再起動することをおすすめします。

2.電波が干渉して速度が低下している場合はチャンネルを変える

使用しているWiFiの電波が電波干渉を起こして速度低下を起こしている場合、周波数帯のチャンネルを変えてみましょう。

電波には2.4GHz帯と5GHz帯の2種類の周波数帯があり、それぞれの電波が衝突して混線している状況を「電波干渉」と言います。

周波数帯特徴
2.4GHz帯遠くまで電波が届きやすい壁や天井、床などの障害物に強い家電に広く使われている電波
5GHz帯WiFi専用の電波のため混線しにくい通信速度の上限値が高い範囲が狭く障害物に弱い
参考:無線LANの基礎知識|ELECOM

2.4GHz帯は範囲が広くて障害物にも強いため、ほかの部屋にも電波が届きやすいのが特徴です。

2.4GHz帯は電子レンジやエアコン、IHやBluetoothなど多くの家電に幅広く使われているため、電波干渉によって速度低下が起こりやすいデメリットがあります。

5GHz帯はWiFi専用の電波として使用されているため、家電に幅広く使われている2.4GHz帯と比べ、電波干渉が起こりにくいのが特徴です。

安定した高速通信が見込める一方で、範囲が狭く障害物に弱いという2.4GHz帯とは対照的なデメリットがあります。

電波干渉によって速度低下が起こる場合、チャンネルを切り替えることで2つの周波数帯を上手く使い分けると良いでしょう。

3.利用場所・設置場所の電波状況が悪い場合は場所の検討を行う

電波が入り難い場所では、広い空間か窓に近いところに移動するなど利用場所の変更を検討してみましょう。

前項でも説明したように、周波数帯によっては利用場所や設置場所の関係で速度低下が起こる可能性があります。

WiFiの特性上、家電が発する電波のほかに高層階や地下での使用、周辺の電車や工事などの影響で電波の通りが悪くなってしまう場所も少なくありません。

無線LANルーターなら親機に近い場所でインターネットに繋げるか、メッシュWiFiなどの中継器を導入して電波を繋がりやすくする対処方法があります。

屋外でポケット型WiFiを使用する場合、前述の周辺環境で電波の受信状況が悪い場所があることを考慮しなくてはいけません。

線路や送電線、工事現場が近い場所は広範囲に渡って電磁波が出ているケースがあるので、これらが近い場所は避けたほうが良いでしょう。

4.同時接続端末が多すぎる場合は接続台数を減らす

無線LANやホームルーターを複数端末で同時接続している場合、接続台数を減らすことで速度低下を改善できることがあります。

なぜなら、回線速度は同時接続している台数分で分配されているため、1台当たりの通信速度が低下する可能性があるからです。

ポケット型WiFiは固定回線とは異なり、元々が無線のため速度低下の影響を受けやすい回線です。(固定回線の無線LANはケーブルからの信号をWiFiに変換しているもの)

通信速度自体がそこまで速くない機種が多く、速度低下が起こりやすい回線であることを忘れてはいけません。

インターネット接続時は必要な台数だけを接続し、速度低下が起こる不安を少しでも取り除きましょう。

5.LANケーブルや無線LAN機器が古い場合は買い替えも検討

端末や機器、ケーブルが古くなっている場合、新しいものに買い替えをすることも検討しましょう。

古くなったものは耐用年数を超えている可能性があり、本来の性能を発揮できないばかりか、故障の原因となるので異常が見られる場合は速やかに買い替えるべきです。

古い機器には新規格に対応していないものがあり、スペック通りに性能を発揮できていない可能性があります。

例えば、LANケーブルの規格を確認してみましょう。

スクロールできます
カテゴリー伝送帯域最高通信速度
CAT5100MHz100Mbps
CAT5e100MHz1Gbps
CAT6250MHz1Gbps
CAT6A500MHz10Gbps
CAT7600MHz10Gbps
CAT82,00MHz40Gbps
参考:LANケーブルのカテゴリ見分け方|サンワサプライ

LANケーブルはパソコンなどの情報端末とルーターやONU(終端装置)を繋げるのに必須です。

光回線で無線LAN接続をする場合、ONUから無線LANルーターまでの通信速度も影響するため、ケーブルの性能はWiFiの速度に大きく関わります。

光コラボなどの一般的な光回線は理論値で1Gbpsとなっているので、上の表で言えば通信速度だけならCAT5e以上が適切です。

伝送帯域は数字が大きいほど伝送できるデータ量が大きくなるので、光回線から無線LAN接続をするならCAT6以上を推奨します。

もうひとつ、WiFiの速度に重要なのがWiFiの規格です。

スクロールできます
新名称規格名最大通信速度周波数
Wi-Fi 6IEEE 802.11ax9.6Gbps2.4GHz帯/5GHz帯
Wi-Fi 5IEEE 802.11ac6.9Gbps5GHz帯
Wi-Fi 4IEEE 802.11n600Mbps2.4GHz帯/5GHz帯
IEEE 802.11g54Mbps2.4GHz帯
IEEE 802.11a54Mbps5GHz帯
IEEE 802.11b11Mbps2.4GHz帯
IEEE 802.112Mbps2.4GHz帯
参考:Wi-Fiがつながる通信規格|BUFFALO

Wi-Fi 4より下は54Mbps以下のため、現在のインターネットの状況を考えると使用し続けるのは厳しいと言わざるを得ません。

周波数帯も2.4GHzと5GHzに対応したWiFi 4かWi-Fi 6推奨です。

買い替えを検討する場合はケーブルや機器だけでなく、接続する端末本体が規格に対応しているかの確認も忘れずに行いましょう。

Wi-Fiが遅くても解決が難しいケース

みなさんのインターネットの利用環境によっては、改善が難しいケースがあることをお伝えしておきます。

ここまで紹介してきた方法は、一般的なWiFiが遅い原因と対処方法です。

WiFiが遅いとき、解決が難しい代表的なケースに以下の2つがあげられます。

解決が難しいケース
  1. マンションやアパート・寮などで一つの回線を利用している
  2. 夕方から夜間など特定の時間帯で速度が低下する

通信速度の改善が難しい上記2点について、次の項から理由を説明しましょう。

1.マンションやアパート・寮などで一つの回線を利用している

マンションなどの集合住宅では、基本的に一つの回線を建物全体で共有しています。

一つの回線を大勢が同時に利用するとアクセスが集中してしまい、インターネットの混雑によって速度低下が起こりやすい環境であることを覚えておきましょう。

人の少ない時間帯を避けるのが解決方法の一つですが、集合住宅に住んでいる人達にはそれぞれのライフサイクルがあるため、利用時間帯を完全に把握するのは困難です。

一般的に人が少ない時間帯を選ぶなどすれば、ある程度の効果は見込めますが、劇的な速度改善は難しいでしょう。

次の項では特定の時間帯による速度低下について解説しているので、続けて読むことをおすすめします。

2.夕方から夜間など特定の時間帯で速度が低下する

インターネット回線には、速度低下が起こる特定の時間帯があります。

前項で説明したように、インターネットは1本の回線を大勢の利用者同士で共有しているからです。

インターネットの利用時間帯の目安については、総務省がデータを発表しているので確認してみましょう。

混みやすい時間帯空いてる時間帯
平日7時~8時
平日12時
平日17時~23時
休日9時~14時
休日17時~23時
平日0時~6時
平日9時~11時
平日13時~16時
休日24時~8時
休日15時~16時
出典:総務省情報通信政策研究所「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」

回線速度が低下するのは、時間帯だけに限りません。

使用しているインターネット回線のユーザー数も、速度低下に影響を及ぼす可能性があります。

NTT東西が提供している「光コラボ」を例にあげてみましょう。

民間企業の調査によれば、光コラボのシェア率は約67%で国内最多ユーザー数です。

ユーザー数が多い回線を利用し、かつ利用者数の多い時間帯ほど速度低下が起こる可能性は高くなります。

全国的に利用者数の多い光コラボは速度低下が起こりやすい環境であるため、時間帯による速度改善は困難と言えるでしょう。

一方、NTT東西の光回線網を使っていない「独自回線」はどうでしょうか?

auひかりやNURO光、eo光といった独自回線はNTT東西の回線から独立した光回線です。

独自回線は全国で使える光コラボとは違い、回線を利用できる地域が限られています。しかし、提供エリアが狭いことで利用者数も限られ、光コラボよりも混雑の影響が少ないのが特徴です。

時間帯による速度低下がストレスに感じたら、解決方法の一つとして独自回線への乗り換えを検討してみましょう。

まとめ

WiFiが遅くなる原因と解決策について解説してきましたが、必ずしも解決できるケースばかりではないことをご理解いただけたでしょうか?

端末や周辺機器の不具合であれば、再起動を掛けたり新しく買い替えるなど、ちょっとしたことで解決することが多いです。

しかし、住んでいる建物の構造や人が集中する時間帯など、インターネット環境のスケールが大きくなるほど解決が困難になります。

どうしても速度低下が解決できないケースでは、独自回線やポケット型WiFiなどの回線そのものを替えてしまうことを検討しましょう。

国内のインターネット契約は、様々な会社から有線と無線の両方から多種多様なサービスが選べます。

自分の生活している環境やライフスタイルに合わせ、有利に利用できるベストな契約を考えてみてください。

今回の記事が、あなたのインターネット選びの役に立てたなら幸いです。

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この記事の執筆者

MasterNet編集部

MasterNet編集部です。当サイトは「一人ひとりに最適な通信環境を提供すること」をコンセプトにモバイルルーター・ホームルーターに関する情報を発信しています。

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この記事の監修者
河村亮介

河村亮介(カワムラリョウスケ)

回線サービスの比較専門家

「あなたにぴったりのサービスを」をコンセプトに活動するモバイル回線選びの専門家。徹底した通信速度測定に定評がある。回線系比較サイト「GreenWaves」運営/WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表

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